【開催期間】
2015年1月24日(土)〜26日(月)
【会場】
大阪市中央体育館
大阪市立港スポーツセンター
【参加チーム】※順不同
- 倉敷第一病院(岡山県)
- 粟野クラブ(栃木県)
- りゅうせきエネプロ(沖縄県)
- CK CLUB(奈良県)
- Lotus(大阪府)
- THOMAS(三重県)
- キャッツ(滋賀県)
- HAYATO錬成会(神奈川県)
- パイオニア(埼玉県)
- パナソニックES大阪(大阪府)
- 松山青雲ジュピター(愛媛県)
- 鳥取VCさくら会(鳥取県)
- 所沢若松クラブ(埼玉県)
- SMC(兵庫県)
- 新潟市役所フライングブライズ
(新潟県) - 静岡西部クラブ(静岡県)
- イビデン(岐阜県)
- マツダ(広島県)
- unbalance(兵庫県)
- 大分銀行(大分県)
- パナソニックES津(三重県)
- 岡山クラブ(岡山県)
- 東京女子体育大学(東京都)
- Signal(滋賀県)
- 高岡クラブ(富山県)
- やとみクラブ(愛知県)
- 山梨中央銀行(山梨県)
- confianza(奈良県)
- K2(岐阜県)
- 金沢フレンズ(石川県)
- 鹿屋凛クラブ(鹿児島県)
- 日新電機(京都府)
- 日本女子体育大学(東京都)
- 大町クラブ(長野県)
- はまぁ〜ず(大阪府)
- 佐伯長陽会I・O(大分県)
- MAX(大阪府)
- カネボウ化粧品(神奈川県)
- 富士通テン(兵庫県)
- Fine(長野県)
- SIEG(徳島県)
- 昭南クラブ(愛知県)
- 田中外科(宮崎県)
- Kyoto Future(京都府)
- 友(兵庫県)
- 鹿児島銀行(鹿児島県)
- 松山クラブ(愛媛県)
- 案山子倶楽部マスターズ(島根県)
- joy・ful(兵庫県)
- Swanクラブ(滋賀県)
- 群馬銀行(群馬県)
- パナソニックESブルーベルズ(大阪府)
<試合結果>
優勝
<MVP(大阪府知事賞)>
野畠 美穂
<試合レポート>パナソニックESブルーベルズ 全日本総合 2連覇達成!!
1月24日(土)〜26日(月)の3日間、大阪市中央体育館と大阪市立港スポーツセンターにて第83回全日本9人制バレーボール総合女子選手権大会が開催されました。
この全日本総合は、9人制バレーボールの大会で最も伝統のある「9人制最高峰の大会」とされ、女子52チームがその覇を争い、真の日本一を決める大会です。
1日目の予選リーグは、松山Vクラブ(愛媛県)と対戦。2日目の決勝トーナメント1.2回戦は金沢フレンズ(石川県)、カネボウ化粧品(神奈川県)と対戦。最終日までストレートで勝ち進みました。
3日目の決勝トーナメントでは、準々決勝でパイオニア(埼玉県)と対戦しました。
パイオニアは、前大会の櫻田杯の準々決勝でも対戦しており、また年末年始の合宿も合同で行ったチームです。ゲームを重ねていたこともあり、相手の特徴である高さに注意して臨みました。
1セット目は、中盤まで競るものの宮崎選手のブロックポイントをきっかけに勢いに乗ると、17-7と一気に点差を広げます。その勢いのまま21-10で1セット目を先取。
2セット目は、序盤から平野選手のトスワークで相手を翻弄し、6-1と好スタート。
南部選手、宮崎選手、野畠選手のコンビネーションの攻撃が点数を重ね、終始リードしたまま、21-14で勝利しました。
準決勝では、前大会の櫻田杯の決勝でも対戦したイビデン(岐阜県)との戦いです。
櫻田杯ではストレートで勝利しましたが、成長著しいチームで勢いに乗ると非常に手強いチームで、そう簡単には勝たせてくれません。
1セット目は、内藤選手の強烈なスパイクと巧みなフェイントの強弱のある攻撃で、12-4と中盤で相手を一気に突き放し、そのまま21-12で先取。2セット目は、序盤から一進一退の展開が続きますが、中盤で相手の得意な速さのあるセンターからの攻撃で攻められ、また終盤にかけミスを重ねたことも響き18-21で奪われます。
最終セットは、序盤から津田選手がミス無くきっちりスパイクを決め、点差を広げたい所で樽岡選手のサーブポイントで3点差とすると相手のミスを誘いながら、一気に21-13と大差をつけセットカウント2-1で決勝進出を決めます。
- ガッツポーズ!!
- 野畠選手のブロック
- 津田選手のスパイク
- 宮崎選手のスパイク
- 内藤選手のブロック
- 宮本選手のレシーブ
決勝戦では、昨年と同じカードの富士通テン(兵庫県)との対戦です。富士通テンとは、ここ数年の全国大会の決勝でよく優勝争いをしているチームであり、イビデン同様、よく練習試合を行っており、お互い手の内を知り尽くしている相手です。
そのため1セット目から、一進一退の攻防となり、14-14と非常に競る戦いとなります。
ここで南部選手の速い攻撃が決まり、ブロックを引き付け、そこから両サイドの攻撃へと平野選手がトスを振ると、内藤選手、津田選手が際どいコースにスパイクを決め、一気に6連続得点し、21-15で1セット目を先取します。
2セット目は、いきなり、1-4と点差を付けられる展開。しかし、ここで焦らず、レシーバーの宮本選手、舩越選手、樽岡選手が安定した守備をみせ、点差を広げさせません。野畠選手のブロックポイントなどで、同点まで挽回し、15-15とすると、野畠選手、津田選手がスパイクを決め、3連続得点し、一気に18-16に。
マッチポイントも先に取るも、ここで簡単に勝たせてくれないのが、富士通テン。
ここから息詰まるデュースの展開に。緊迫するゲーム展開の中、須藤選手と、入社が内定している市川選手をピンチサーバーで起用し、序々に流れが、ブルーベルズに!
終盤、宮本選手が思いきって打ったジャンプサーブが決まりこの勢いのまま、最後は相手のミスを誘い、27-25でブルーベルズが2セット連取。
2年連続4回目の優勝となりました!!
今大会のMVP(大阪府知事賞)には、野畠選手(ライティング事業部)が選出されました。
<MVP 野畠選手のコメント>
2014年度を締めくくる全国大会で“日本一”になることができました。これも会場まで足を運んで下さり応援して頂いた方々、会社で温かい声をかけて下さった方々のお蔭です。
来年度も更に磨きをかけ、感動や勇気を与えられるチームを目指して日々精進して参りますので、今後とも、どうぞよろしくお願い致します。
- 須藤選手のサーブ
- ゲーム前の円陣。呼吸を合わせて
- 舩越選手のレシーブ
- ガッツポーズ!!
- 日本一!!
- 佐々木監督の胴上げ
今大会は地元の大阪開催であり、3日間、会場にはたくさんの方々に応援に来て頂きました。
盛大なご声援を本当にありがとうございました。
- 応援に来てくださった皆さんと一緒に
そして、最後に…
今大会をもって11年にわたりチームを引っ張ってきた宮本選手が引退します。
昨年には、9人制の選手では史上二人目となる6人制のナショナルチーム(真鍋Japan)のメンバーに選出され、チームだけでなく、9人制バレーボール界をも大きく牽引してくれました。
これからは、マーケティング本部の社員としてバレーボールで培った気合と根性と愛嬌で頑張っていくとのこです。
お得意先様およびマーケティング本部の皆様、厳しくも温かいご指導を宜しくお願い申し上げます。
<宮本選手のコメント>
2004年4月に、当時、松下電池工業女子バレーボールに入部し、日本一を目指してきました。11年間…決して短くはありませんでした。つらい事、苦しい事がほとんどだったように思います。
入部当時、ルールの違いに戸惑いはあったものの、自分のプレーに自信を持っていました。しかし、9人制実業団のレベルの高さに打ち砕かれ、自信は過信であった事を思い知らされました。
そんな時でも、監督、先輩達が、基礎となるモノを指導してくれました。後輩が増え、責任感も増しました。また職場の方々が、どんな時でも温かく応援して、支えて続けて下さいました。
こうして、自分自身は多くの方々のお蔭で、たくさんの壁を乗り越えてこれました。きっと、ひとりではここまで来る事は出来なかったと思います。
今日まで育て支えてくれた家族、どんな時も真正面から指導してくれた監督、裏方でサポートしてくれたスタッフの方々、私のために叱ってくれた先輩、私の叱咤激励について来てくれ、時には背中を押してくれた後輩達、お互い頂点を狙い切磋琢磨したライバルチームの皆様、長い間本当にありがとうございました。
何より、日々の練習に「いってらっしゃい!」と必ず定時に送ってくれた職場の方々、休日にも関わらず、試合会場まで応援に駆けつけて、声援をおくって頂いた会社の方々、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
試合の苦しい場面で皆様の声援や応援に勇気をもらいました。皆様と一緒に戦えて嬉しかったです。
つらい時もあったけど、こんなにもたくさんの方に支えてもらえた私は幸せでした。
これからは、仕事で皆様のサポートをしっかり出来るように頑張ります!!
これからも、9人制バレーとブルーベルズ共々、よろしくお願い致します。
4月からは、新人3名が加入し、総勢12名で2年目のブルーベルズがスタートとします。
2015年度もどうぞ宜しくお願い申し上げます!!
<ブルーベルズ 3日目決勝トーナメント試合結果>
パナソニックESブルーベルズ (大阪府) |
2 | 21-10 | 0 | パイオニア(埼玉県) |
---|---|---|---|---|
21-14 | ||||
- |
パナソニックESブルーベルズ (大阪府) |
2 | 21-12 | 1 | イビデン(岐阜県) |
---|---|---|---|---|
18-21 | ||||
21-13 |
パナソニックESブルーベルズ (大阪府) |
2 | 21-15 | 0 | 富士通テン(兵庫県) |
---|---|---|---|---|
27-25 | ||||
- |