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DESIGN BEYOND
あたらしい世界のためのデザイン
2023.06.16[金] - 07.30[日]

日本で34年ぶりに開かれる「WDO 世界デザイン会議 東京2023」のプレイベントとして、開催される企画展「Design Beyond -あたらしい世界のためのデザイン」にて、FUTURE LIFE FACTORYの取り組みの紹介展示をしています。

開催場所
ミッドタウン・タワー5F
DESIGN HUB
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Future Life with Noasobi - KANADERU (2023)

Snow Peak USAとのコラボプロジェクト“Future Life with Noasobi”の中で、自然と人の関係をテクノロジーによってアップデートし、つなぎなおす“Reconnecting Cycle”というコンセプトを体験するためのプロトタイプの1つである“KANADERU”。
なぜか集めたくなってしまう、目に留まった自然の木の実や枝や花。子供たちはおままごとに使ったり、並べて絵にしたり、工夫して遊びます。
“KANADERU”はそういった自然のものを手で掴んで遊ぶ感覚を呼び起こす装置です。ステージの上に木の実や枝、花、石などを並べると、置かれた物の色や大きさ、位置をカメラで読み取り音に変換してユニークなリズムを奏でます。

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YOUR NORMAL - ゆあ のーまる きみを かんがえる ほん (2021)

自分にとっての「普通」ってなんだろう?本当に自分がイキイキと毎日過ごすため、「生」と「性」について自問自答する機会を届けたい。
そんな想いで、ライフサイクルの大切な時期ごとに、体験してほしいコンテンツを制作したプロジェクト“YOUR NORMAL”。その中で、幼少期に保護者と一緒に遊びながら遊べる仕掛け絵本。
10代になって様々な悩みが出てくる頃、性に関する話題を“気まずい”と感じてしまって保護者に相談しづらかった経験はありませんか。私たちはこの“気まずさ”によって大事なことが話しづらくなる前に、保護者と自然に性の話ができる関係性を築けないかと考えました。幼少期から日常的な出来事として、性についても自然に話題にできるように、保護者やきょうだい、友人と一緒に遊びながら学べる絵本を製作しました。
これを機に自分自身と、そして大切な人と一緒に個“性”についてじっくり考えてみませんか?

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D+IO - D+IOキット (2020)

「D+IO(ドゥーイングアイオー)」は、人間が本来備え持っている創造力をエンパワーし、「大切な誰かへ届けたいみんなのモノづくり」を応援するプロジェクトです。
市販の電子部品や身の回りにある素材を使って、「大切な誰かへ届けたいプロダクト(D+IO Product)」を作るためのソースコード、部品リスト、その購入先、配線図、組み立て手順、使い方などを、ソースコード開発・共有サービス「GitHub(ギットハブ)」に公開しています。本展で展示している3つは電子工作用品を扱うECサイト「スイッチサイエンス」にてキット販売をしているD+IO Productです。

Watering Unit
Watering Unitは土に含まれる水分量をセンシングし、設定値に応じて自動的に水を与えるデバイスです。
FUTURE LIFE FACTORYでは生物多様性(バイオダイバーシティ)の促進に向け、「SECOND NATURE」というプロジェクトを発表しています。
SECOND NATUREでは、家の中の生活空間に生物多様性を取り入れるためにテラフォームプランターを提案しています。Watering Unitを使うことで、このテラフォームプランターで育てる種類の異なる植物を簡単に水やり管理することができ、市販のプランターで単一の植物を育てる場合にもWatering Unitで簡単に植物の水やりを管理することができます。
直感的なUIで水やりの水分量を設定できるよう工夫しました。

CO2換気アラートデバイス
CO2換気アラートデバイスは、室内のCO2濃度を計測し、一定の二酸化炭素濃度を超えると音と光でアラートを出し、換気を促すデバイスです。
新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されているなか、3密(密集、密閉、密接)を避けることが求められています。そのため日常生活においては、こまめな換気が奨励されています。しかし、飲食店や学校、会社のオフィスなど、人が密集する場所ではどんな基準で換気のタイミングが判断されているのか、換気対策として適切な量の換気が行われているか、不安に思われる方もいるかも知れません。
一般的に良好な室内環境として定められているCO2濃度、その値を超えないように、このデバイスで適切な換気のタイミングを逃さないことで少しでもウイルスの感染リスクを軽減できないかと考えました。

スマートオーナメント
クリスマスツリーや正月の門松、ハロウィンのカボチャなど、季節に合わせて飾り付けるオブジェ。そのオーナメントのLEDの色で明日の天気予報がわかるようにしました。
普段目にするオブジェにちょっとした機能を付加することで、少し生活が便利になるかもしれません。
APIを変えることで、明日のゴミの日がわかったり、TeamsやSlackの通知を光で知らせることができます。