D+IO
大切な誰かへ届けたいみんなのモノづくり
「D+IO(ドゥーイングアイオー)」は、人間が本来備え持っている創造力をエンパワーし、「大切な誰かへ届けたいみんなのモノづくり」を応援するプロジェクトです。
現代社会は必要なモノをわざわざ自分で作らなくてもすぐに購入でき、便利に暮らせる世の中です。しかし、製造業が提供する製品はなるべく多くのユーザーや環境にあうように平均化された商品のため、人々のくらしが多様化する中で、必ずしも一人ひとりの要望に寄り添った製品になっているとは限りません。物価の高騰や資源の不足などによって供給が滞る可能性もあります。
人は古来より自らの手でモノづくりをしてきたはずです。一人ひとりが改めてモノづくりの知識を備え、本当に欲しい物を自らの手で生み出すことができるようになれば、自分自身だけでなく「大切な誰か」の幸せにつながるのではないか。
Doing It Yourselfから、 Doing It Ourselvesへ
「大切な誰か」を思ったモノづくりは、人が困難を乗り越えるための力となるかもしれないとわたしたちは考えています。
〜「大切な誰かへ届けたいプロダクト」のレシピを公開〜
市販の電子部品や身の回りにある素材を使って、「大切な誰かへ届けたいプロダクト(D+IO Product)」を作るためのソースコード、部品リスト、その購入先、配線図、組み立て手順、使い方などを、ソースコード開発・共有サービス「GitHub(ギットハブ)」に公開します。
大切な人、例えばお子さんやご両親、会社の同僚や、またはその地域の人達のことを思いながら、実際に使ってもらうシーンを想像しながら、あなたの自由な発想でカスタマイズすることができます。
また、GitHubを利用することで、あなた自身がレシピを修正したり、アップグレードさせたりすることもできます。
あなたのクリエイティブ力でD+IO Productをアップデートさせていきましょう。
作ったデバイスはTwitterやInstagramでハッシュタグ #doing_io をつけて投稿してみましょう!
さらに、「大切な誰かへ届けたいプロダクト」のアイディアを皆様から募集しています。
D+IOプロダクトのアイディアとして大事にしたい3箇条を参考にしながら、#doing_ioをつけてTwitterに投稿してみましょう!
1.誰かに使ってほしい、と思い、つくってプレゼントしたくなるようなプロダクト
2.届けたい誰かのためを思ってカスタマイズ・アップデートできるプロダクト
3.今まであまり目をつけてこられなかった「ニッチな」ニーズにアプローチしているもの
リモート環境で働いている際、メッセージアプリ上で「いいね!」などのリアクションを受け取っても、リアルな場で激励されたときほどの感動は起きないものです。
この「Egg Messenger」は、Slackのリアクションを受け取り、光の色で表現する照明デバイスです。
離れた場所で働く仕事仲間からのフィードバックを光で体感し、個人の幸福感ややる気を向上させたい、という想いから生まれました。
引用 : https://youth-note.jpn.panasonic.com/n/nc1dbcb0370f3
Watering Unit(ウォータリングユニット)は土に含まれる水分量をセンシングし、設定値に応じて自動的に水を与えるデバイスです。
FUTURE LIFE FACTORYでは生物多様性(バイオダイバーシティ)の促進に向け、「SECOND NATURE」というプロジェクトを発表しています。
SECOND NATUREでは、家の中の生活空間に生物多様性を取り入れるためにテラフォームプランターを提案しています。
Watering Unitを使うことで、このテラフォームプランターで育てる種類の異なる植物を簡単に水やり管理することができ、
また、市販のプランターで単一の植物を育てる場合にもWatering Unitで簡単に植物の水やりを管理することができます。
直感的なUIで水やりの水分量を設定できるよう工夫しました。
PA!GOは、パナソニックがGoogleの機械学習技術を活用することで誕生したスマート知育玩具です。子どもたちの「探索する」、「遊ぶ」、「学習する」といった様々な意欲を育むために開発されました。
PA!GOは、デバイス上でAIを実行するためにGoogleが開発したプロセッサEdge TPUを搭載したIoT家電です。
現代の子どもたちは、靴紐を結ぶことができるようになる前に、スマホやタブレットの画面ロック解除を覚えます。テクノロジーが子どもたちの想像力や好奇心に取って代わってしまうのではなく、むしろ伸ばすような未来にしたい。私たちはそのために子どもたちがテクノロジーに触れる機会を減らすのではなく、テクノロジーを活用することで、より多くの時間を野外で過ごし、自分たちを取り巻く世界について学んでもらえる方法はないか、と模索し続けてきました。
そしてどこにでもあるリモコンという道具を、スクリーンに頼ることなく、見たこともないような方法で子どもたちが実際の世界に触れ合うことができる道具にできないか、と考えました。
家具に機能をアドオンするD+IO Product「Hackable Furniture」。
最近ではWi-Fiルーターやスマートスピーカーなど便利なガジェットや周辺機器を生活空間に導入する人が増えています。
そのようなもののおかげで便利な暮らしになっている一方、部屋がモノで散らかって見えてしまうのも事実のようです。
もし、テーブルやソファなど生活に必要不可欠な家具に、便利な機能を持った家電やガジェットなどが埋め込まれていたら、部屋の中が少しはスッキリすると思いませんか?
Hackable Furnitureは、家具にガジェットを組み込むことで様々な機能を家具に付与することができるデバイスです。
日々の暮らしをスッキリと、豊かにしてくれるかもしれません。
今回は天板をノックするときのパターンで家電を制御できるスマートスツールの作り方を紹介します。
スツールは今お使いのスツールを使用することもできますし、EMARFという木材加工サービスを使用することでD+IO専用のスツールを特注することもできます。
D+IO専用スツールは様々なM5Stack製ガジェットを接続できるように設計されており、ユースケースに合わせて機能をカスタマイズすることで目的にあったスマートなスツールを製作することができます。 (別途3Dプリンターで出力したパーツが必要です。)
自宅で過ごす時間が長くなったことで家庭での消費電力が増加しているそうです。
中には毎月の電気料金が高く、気にかけている人も多いのではないでしょうか。
しかし、暑い夏や寒い冬を家で快適に過ごすために、ついつい設定温度を強めに設定してしまいがちです。
そこで、人間が持つ様々な感覚を"だます"ことで体感温度をコントロールし、設定温度を少しでも緩めることができないかと考えました。 「クロスモーダル」という方法です。
例えば、日本人は風鈴の音を聞くと、脳が涼しいイメージをして、体感温度を下げる効果があると言われています。
このクロスモーダルエアコンスピーカーでは、ご家庭のエアコンに取り付けることで、リモコンの赤外線操作信号を読み取り、 冷房なら涼しく感じる音、暖房なら暖かく感じる音をスピーカーから出力し、体感温度のさらなる上げ下げ効果を期待することができます。
さらには設定温度を緩め、消費電力を抑えることができるかもしれません。
みなさん、お祭りのかき氷屋台で何味を選びますか?
いちご、レモン、ブルーハワイなど実は全部同じ味なのです。
着色と香料で味の違いを表現しています。
このように視覚、嗅覚、味覚などの感覚が相互に作用しあう現象がクロスモーダル現象と呼ばれています。
パナソニック デザイン本部では、このクロスモーダルの手法を学び情動のデザインに活用することで、社会に新しい体験やくらし文化の創出を目指して研究を進めています。
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クロスモーダルの詳細を知る
クロスモーダルについて
クリスマスツリーや正月の門松、ハロウィンのカボチャなど、季節に合わせて飾り付けるオブジェ。 そのオーナメントのLEDの色で明日の天気予報がわかるようにしました。
普段目にするオブジェにちょっとした機能を付加することで、少し生活が便利になるかもしれません。
APIを変えることで、明日のゴミの日がわかったり、TeamsやSlackの通知を光で知らせることができます。
あなたなりのカスタマイズで、欲しい情報を可視化してみましょう!
近年ではスマートフォンが普及し、いつでも誰かとコミュニケーションが取れる便利な世の中になりました。
しかし、子供やお年寄りなどスマートフォンを所持していない方と手軽にコミュニケーションをとることはまだ難しいかもしれません。
EasyHOTLINEは、家のコンセントに挿しておけばボタンを押すだけで「今から出かけます」や「今帰ったよ!」など、短いメッセージをLINEなどのメッセージアプリに送ることができます。
一方通行ではありますが、簡単なコミュニケーションを取ることができます。
他にも、ひとり暮らしでトイレに閉じ込められてしまった時にスマホを持っていない場合などにトイレにEasyHOTLINEを設置しておけば安心できるかもしれません。
あなたなりのアイディアで利用シーンを想像しながらカスタマイズしてみましょう!
自宅で過ごす時間が長くなったことによりペットを飼う人が増えたそうです。
なかでも、ハムスターや小鳥などの小動物は飼育しやすいことから人気を集めています。
ところが犬や猫用に比べ、小動物用のヘルスケア製品は市場に多く出回っていないのが現状。例えばハムスターは夜行性で日中は寝ていることが多く、病気にかかっても症状が早期に見つかりにくいと言われています。また、室温や湿度の変化が健康に影響を与えてしまうそうです。
そこで、小動物の体重や活動量、飼育環境の温度や湿度などを計測して健康管理ができる「小動物ヘルスケアデバイス」のレシピを考案しました。このヘルスケアデバイスでは、小動物の健康状態や飼育環境を可視化し、健康管理を行うことで病気の早期発見を促進します。
愛情を持って接する大切な小動物に、ヘルスケアデバイスを実際に使っているシーンを想像しながら、モノづくりを通じて、今の困難な状況を乗り越えるための一助になればと考えています。
CO2換気アラートデバイスは、室内のCO2濃度を計測し、一定の二酸化炭素濃度を超えると音と光でアラートを出し、換気を促すデバイスです。
新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されているなか、3密(密集、密閉、密接)を避けることが求められています。
そのため日常生活においては、こまめな換気が奨励されています。
しかし、飲食店や学校、会社のオフィスなど、人が密集する場所ではどんな基準で換気のタイミングが判断されているのか、換気対策として適切な量の換気が行われているか、不安に思われる方もいるかも知れません。
一般的に良好な室内環境として定められているCO2濃度、その値を超えないように、このデバイスで適切な換気のタイミングを逃さないことで少しでもウイルスの感染リスクを軽減できないかと考えました。