間もなく幕が上がる、第44回 社会人野球日本選手権大会。パナソニック野球部の陣頭に立つ田中篤史監督は、ユニフォーム姿で背筋を正し、ファンに向けて固く誓う。「創業100周年。節目の2018年に、われわれはもう一度、大舞台で勝負ができる。社の誇りを持って、全員の力で戦い抜きます」。
数字に表れない、粘りの価値。

私が追求するのは『迫』の一文字です。スマートに野球をやる必要はないし、若い選手も遠慮をしなくていい。都市対抗の後に監督に就任し、まず選手に伝えたのは「気迫のあふれる、活気のあるチーム」を目標とすることです。中堅、ベテランの選手は、私が現役だった2015年まで一緒にプレーをしたメンバーですが、彼らにも率先してグラウンドで大きな声を出してくれと頼んでいます。5mしか届かないような声では、チームを鼓舞できません。10m、20mも届く気迫があふれた一言は、自チームを元気づけるだけでなく、試合の中で相手へのプレッシャーにもなるのです。
日本選手権に出場するチームはいずれも強豪ですし、エース級にはいいピッチャーしかいないと思ったほうがいい。そんな投手に気分よく投げさせたら、いいボールをどんどん投げ込まれて何もできなくなる――。投手出身の私は、攻撃もそうした投手心理から考えます。バッターボックスも、塁上からも、ベンチからもプレッシャーをかけ続ければ、いくら好投手でも、手元が狂うことがあるかもしれない。何かできないか、意識すれば自然と相手に圧がかかっていきます。

今年の戦いを振り返ってみると、打線には長打力の魅力があり、つながりと集中打も出てきました。ただし課題は、序盤から調子が悪いときに攻撃が淡泊になってしまうこと。悪いなら悪いなりにどう粘っていけるか、食らいついていけるか。相手に球数を投げさせるようなしつこさ、しっかりとスイングする迫力、あるいは隙があればセーフティーバントの構えをするような揺さぶり。バッターには、そうした打率の数字に表れない部分で、工夫を求めています。バッティングは「打って3割」と言われます。アウト一つにも、食らいついていく姿勢があれば、周囲に勇気を与えてくれるのです。
徹底した準備、意識の積み重ね。

投手陣では、若手の台頭を楽しみにしています。ベテランの藤井を除けば、他は横一線。若い投手にとって日本選手権は大きな目標です。まずは自チームでの闘い。今はチャンスだと声をかけてきましたが、選手らもよく自覚していますし、ブルペンに並んで素晴らしいボールを投げ込んでいます。あとは経験。どんなにブルペンで良くても、本当の力は本番のマウンド上でしか表現できません。例えばブルペンで145km、本番が140kmならば、そのピッチャーの実力は後者。練習どおりのボールを試合で見せてほしいですね。一方で、厳しく言い続けているのは、打たれた後のカバーリングなど基本の動作です。常に怠らずに準備すること。その意識を徹底させています。
エースの藤井には、自分のコンディションはもちろんですが、若手のバックアップを頼むとも伝えています。また、投手コーチだった私の後任は、現役の金森が兼任しています。彼はプロの経験もあって引き出しが多く、技術・メンタルともに選手の育成には頼もしい存在です。コーチ陣には「めったに起こらないプレー。しかし、起こるかもしれないプレー」をつぶすように指示しています。例えば、挟殺プレーにしても、ランナーが定石とは異なる動きをするかもしれない。小さな可能性を見逃さないように、想定外を一つひとつ丁寧につぶすことが、監督・コーチ陣の役目です。

長い目でみれば、私が究極の理想とするのは、ノーサインで野球ができるチーム。もちろん、サインを出さない試合はありえないのですが、「こう考えるはずだ」と、選手とベンチが同じ感覚でプレーできる。これが私の目標です。そのために、選手一人ひとりと個別に話をするように実践しています。堅苦しい話は抜き、そこにはノートも持ってこなくていい。プライベートな話題も本音で語り合うし、私への呼び方も今までどおり「アツさん」でいいぞと。それでも、監督の肩書に少なからず壁は感じますし、その壁を少しでも低くして、選手と深く分かり合える関係を築きたいと思っています。
チャレンジャーとして戦う。

私は2003年の入団から15年まで現役でプレーをして、引退後はコーチの任をいただきました。13年間の投手時代は、エースと呼ばれる投手に続く2番手、あるいは中継ぎ・抑えの役割で選手生活を過ごしました。たくさんの選手を見てきましたし、その中でいつも考えてきたことは「自分がいま、チームにとってどんなピースであるべきか。どこにはまれば、パナソニックがいい形になるだろうか」でした。いま、私に期待されているのは、近年の監督とは異なる「生え抜きの投手」というプロフィールであり、新しいパナソニックの野球をつくること。それが使命です。
2016の夏は、例のない厳しい練習を課しました。コーチとも相談をして「今までにないノック数、バットの振り込み、投げ込みを。でないと変わらない。アップも長く、走りこみも長く多く」。厳しい練習をすると事前に予告はしてあったのですが、ふたをあけてみると8月1日の練習初日から多くの選手がついてこられない状況に。これは明らかに個々の準備不足、自主トレ期間の準備不足です。「思い出づくりでやってんじゃない。勝つためにやっている。勝って会社に貢献するのが野球部の使命だ」と言いました。

創業100周年の節目に、こうしてパナソニック野球部として戦えることを光栄に思います。この場をお借りして、いつも応援をくださるファンの皆さま、野球に没頭できる環境を与えてくださっている社員の皆さまにチームを代表して御礼を申し上げます。大舞台、日本選手権に挑戦できる――。私たちはチャレンジャーです。選手権に出場できる喜びと皆さまへの感謝の気持ちを胸に、全員がどこまでも泥臭く、どんな場面にも我慢強く戦います。ご声援をどうかよろしくお願いいたします。
(取材日:2018年10月16日)
勝機は自ら引き寄せる。
一戦必勝、どこまでも食らいつく。

2018年10月18日
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いつも熱いご声援をいただきありがとうございます。
11月1日から第44回社会人野球日本選手権が開幕いたします。我々パナソニックの1回戦の対戦相手はNTT東日本となり、大会2日目の11月2日(金)18:00試合開始予定です。昨年の都市対抗野球大会の覇者であり強豪となりますが、チーム全員で粘り強く、歯を食いしばって全力でぶつかっていきます。一戦必勝を胸に創業100周年に華を添えるべく攻める気持ちを持ち続け戦います。是非京セラドームに足を運んでいただき選手たちへご声援よろしくお願いいたします。

2018年7月27日
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この度野球部監督に就任いたしました田中篤史です。
創業100周年という記念の年に都市対抗優勝という目標掲げて取り組んでまいりましたが、初戦敗退という不本意な結果に終わってしまいました。この敗戦を真摯に受け止め、個々の課題をしっかり見つめなおし秋の日本選手権ではファンの皆様に優勝のご報告ができるよう、粘り強い活気溢れる野球を披露いたします。
ファンの皆様には引き続きご支援ご声援の程どうぞよろしくお願い致します。

2018年7月23日
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ファン、社員はじめ多くの方々からの熱いご声援誠にありがとうございました。
創業100周年の今年「都市対抗での優勝」を掲げ取り組んでまいりましたが、初戦敗退という結果となり、皆様のご期待に応えることができず申し訳ございません。
この敗戦の悔しさを忘れることなく、勝つために何が足りなかったのかを追究し、11月に行われる日本選手権で「日本一」をチーム全員で掴み取り、ご声援いただいている全ての方に対し優勝という形で感謝の気持ちを体現いたします。
今後も変わらず野球部へのご声援よろしくお願いいたします。

2018年7月10日
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第89回都市対抗野球大会が7月13日より開幕いたします。 我々パナソニック野球部の初戦は大会6日目の7月18日(水)18時00分から東海地区代表のJR東海と対戦します。
昨年の敗戦の悔しさを胸に一年間取り組んでまいりました。対戦相手は激戦の東海地区を勝ち上がってきた強豪です。しかし対戦相手に関係なく、選手たちが持っている力を出せば十分に勝機はあります。パナソニックらしさ溢れる野球も皆様にお見せし、5連勝で一気に頂点まで駆け上がり、会社創業100周年の記念すべき年を「優勝」で花を添えたいと思っております。
是非東京ドームへ足を運んでいただき、熱いご声援よろしくお願いいたします。

2018年6月11日
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先日、第89回都市対抗野球大会近畿地区2次予選が行われ、皆様の温かいご声援のおかげで3年連続52回目の出場を決めることができました。本当に心強いご声援ありがとうございました。
この予選を振り返ると、投手陣は安定した投球を見せてくれました。一方の打撃陣はチャンスでヒットが出ない場面もありましたが、最後の第4代表決定戦では打撃陣も復調し、本大会に良い形で入っていけると思います。7月13日から開幕する都市対抗野球大会に向け、しっかりと準備をし、創業100周年の節目の年に「日本一」を目指し戦ってまいります。引き続き、ご声援よろしくお願いいたします。パナソニック 野球部監督 北口正光

2018年5月21日
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いつもパナソニック野球部にご声援いただきありがとうございます。
弊社は今年創業100周年を迎える節目の年となります。我々野球部も記念すべき年に「都市対抗優勝」に向け、まずは第一代表で予選を突破し、チーム一丸となって攻める気持ちを全面に出し、一戦必勝で戦ってまいります。
熱いご声援よろしくお願いいたします。

2018年4月13日
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この度、監督に就任することとなりました北口です。シーズン途中ではありますが、監督を引き受けさせていただきました。部長としてはチームを強化するため選手補強を担当し、また公式戦時にはベンチに入り、選手の特徴は十分に把握しております。選手が本来持っているパフォーマンスを引き出し、2018年度創業100周年、悲願の都市対抗野球大会初の優勝と、日本選手権大会3度目の優勝を成し遂げます。そのためにも、残りのJABA地方大会であるJABA京都大会、JABA北海道大会兼東北大会を優勝し、チームを勢いづかせます。ファンの皆様のご期待に応えられるよう、全身全霊で精進してまいります。引き続き野球部へのご声援及びご支援をよろしくお願い申し上げます。
野球部新体制のご報告(2018年4月13日)
この度、梶原康司監督に代わり北口正光部長が兼任監督として、4月11日(水)よりパナソニック野球部監督に就任いたしましたのでご報告申し上げます。野球部悲願の都市対抗野球大会、社会人野球日本選手権大会の2大タイトル制覇に向けチーム一丸となり頑張ってまいります。今までと変わらぬ応援、ご支援をよろしくお願い申し上げます。
パナソニック野球部
「日本一」は、憧れや願いだけでは届かない。常に頂点を意識し続け、練習の一球に魂を込める――。パナソニック野球部は、2018スローガンに「Aggressive ――勝利への執念」を掲げ、奮い立つハートを前面に押し出す。1918年の創業から100周年を迎えたパナソニック、梶原康司監督は「大きな節目、今野球部に在籍していることを、選手もスタッフも意気に感じています。100周年にふさわしい成績を目標に、これまで培った力を大きく花開かせたい」と力を込める。
「日本一」を声に出し、選手に問いかける

会社にとってのメモリアルイヤー2018年、「日本一」を真剣に獲りにいく。それが、私たちの目標です。都市対抗野球と日本選手権の頂点は、もちろんこれまでも目標としてきましたし、選手の誰もが分かっていることです。しかし、今年は選手も「日本一」を口にして気持ちを一つにしていますし、私も緩んだプレーには「そんなんで、ほんまに日本一になれるんか!」と、練習やミーティングの場で問い続けています。いまだ立ったことのない都市対抗野球の頂点、近2年ベスト8で足踏みをしている日本選手権で頂点を手にするためには、強い意識と執念で挑むしかありません。
昨シーズンを振り返れば、試合の後半に連打を集めた逆転勝利がいくつもありました。投手もそのチャンスまで、じっと粘りの投球で耐えて勝利を呼び込んだ好ゲームです。技術は全体的にレベルアップしていますし、自信を持っていいはずです。そこから先は「勝ちたい」と思う気持ちを、どれだけ日本一に結びつけられるかです。「うまくなりたい」と練習する中で、常に日本一を意識する。日々、腹の底からグツグツとわきあがるぐらいに意識しなければ、日本一はつかめません。

選手が話し合って決めた2018年のスローガン「Aggressive ――勝利への執念」は、この意識そのものです。言葉は良くないかもしれませんが「コノヤロー! 絶対に負けない」と、いい意味で選手が熱くなっていると感じます。私はこうした気持ちを「ON-OFFのスイッチ」と呼んでいますが、まさに選手自らがスイッチを入れています。この1年はさらに、ワンランク上へ気持ちを引き上げてほしいと願っています。
「何が何でも」の意識

2017年を振り返るとき、大きなポイントだったのは都市対抗野球本大会の2戦目でした。東京ドームでたくさんのファンが声援をくださる中、1本のヒットも打てなかったノーヒットノーラン負けの試合です。この結果を、ただ悔しいで終わらせるわけにいかない。そのゲームはVTRで何度も見直しました。チーム全員で、自分たちに何が足りなかったのかと問いながら。大きな要因の一つは、監督である私の意識でもありました。「何が何でも打つ、打たせなければいけない場面」、その意識が欠けていたのです。
「バッティングは水もの。3割打てば良いバッター」といった言葉が、頭のどこかにあったかもしれません。そうじゃない、絶対にここで打たないといけない、そんな打席がある。その意識が私に足りませんでしたし、選手への意識付けもできていませんでした。就任以来、バッティングの技術を選手に植えつけ、個々のレベルアップも感じていました。しかし、肝心なところで私にも、選手たちにも甘さが生じたことが一番の反省材料です。

試合後、本拠地のベースボールスタジアムに戻り、監督室はもちろん、クラブハウスや部屋という部屋、全ての目に付く場所に写真を張り出しました。全イニング0、ヒット数も0のスコアボードの写真です。「全く何もできなかった試合、これで今のままではダメだと分かった。変わるしかない。前を向いて、練習をするしかない。日本選手権でファンの皆さんにその姿を見せよう。これは、チャンスなんだ」と選手に話しました。
経験が選手を強くする

昨シーズンの戦跡を振り返ると、2017年の序盤はスポニチ大会からルーキーの活躍が目立ちました。2試合連続のホームランを放った法兼、初先発のマウンドでわずか2安打の完封勝利をあげた吉川が、いいスタートを切りました。新人らしく、がむしゃらにやっているようにも見えましたが、その分だけ楽しみも大きい。長打力と出塁率のある3番バッターと、相手打者にリズムを取らせずに9回を投げぬく新人ピッチャーの台頭は、チームにいい刺激を与えてくれたと思います。

都市対抗の予選後半は僅差の試合が続きましたが、特に3試合目は印象に強く残っています。1-3でリードされながらもピッチャーの藤井が粘って試合をつくり、6回にたたみ掛けるような攻撃で3点を奪った逆転勝利。我慢のゲームをしてくれたと感じています。続くニチダイとの対戦は、0-0で8回に降雨コールドの再試合になり、翌々日に8-1で快勝しました。スコアレスに終わったその日は、安打が出ている中で1点が遠く、重いムードの試合でした。むしろ相手に流れをつかまれそうな空気感まであったのですが、そこを耐えて粘りきったところに、投手・野手ともに着実な成長を感じました。
雨の中でも堅い守備ができたのは、日ごろから練習で取り組んできた成果です。私たちは、昨年に降雨の中で守備が乱れ、8回に10点を奪われて逆転された苦い経験があります。

それからは、少々の雨は悪条件の練習だと降雨のゲームを想定してグラウンドに出てきましたし、全ては準備です。どんな条件になっても、経験があれば落ち着いてプレーができますし、日ごろ積み重ねた動作が試合に表れます。また、グラウンドの外でもコーチやスタッフと「どう練習するか、どう試合に入っていくか」を日々考えています。試合日程の間隔があいたときにも、ベストなメニューを組んで態勢を整える。失敗は繰り返さない、そう全員が意識しています。
苦しみ耐えた経験を自信に

2017年、都市対抗本戦の1回戦も守備が光った試合でした。3-2で勝ったゲームで、スコアブック上は4番に座った柳田の打点が目立ちますが、私は内野のファインプレーが最も印象に残っています。もしも抜けていたら、ピンチが広がっていたところをショートの諸永が飛びつき打者をアウトにした場面です。ああしたプレーが出て、緊迫した僅差の試合で勝ちをつかみとったのは、チームが力を付けている証しです。「まず、われわれは守備のチームだ」と選手に言い続けてきましたが、そうした意識はしっかり定着してきたと思っています。
日本選手権に向けてのシーズン後半、私は「犠打ではなく、打って1点を取る」ことにこだわりました。選手権予選のニッセイに敗れた試合では、「あそこはセーフティ・スクイズでも良かったのでは」と言われた場面もありました。一死1、3塁。しかし、私が選手に求めたのは、絶対に打たなければいけない打席で、プレッシャーを跳ね返すことでした。結果は内野ゴロで、点は取れなかったのですが、その選手は日本選手権の本大会初戦で大きな役割を果たしてくれました。相手のヤマハに1点をリードされて迎えた8回、一死満塁から逆転スリーベースヒットを打った横田です。昨シーズン、彼はもがき苦しんだ選手の一人。不振に悩みながらも、シーズン最後の大事な場面で期待に応えてくれました。

同じように結果が出ていなかった泉も、2戦目でホームランと二塁打を打って勝利に貢献。中堅選手の成長がここに表れています。ぜひ、次につなげてほしいと思いますし、今年のキャンプを見ても中堅・ベテランの選手は、昨年よりも壁を乗り越えて確かなレベルアップを遂げたと見ています。キャンプでは「バッティングフォームを固める時期は今しかない。ボールを爆発させるつもりで振れ。なでるんじゃない。ボールをつぶすような力強いスイングで」と、バッター全員に伝えてきました。オープン戦の打席でもボールを強く捕らえていますし、自信にしてほしいですね。
Panasonicの誇りを胸に

投手であれば「絶対にここは抑える」、打者ならば「絶対にここで打つ」といった試合での気迫。日ごろの練習からもそうですし、試合直前のウォームアップでも、こうした心構えで臨むことが大切です。試合前に少しでも緩慢な動きがあったり、声が出ていないようでは、1イニング目、初球から全力で戦う態勢とは言えませんし、「ノックから全力でいけ」と言い続けています。
2018年のルーキーは、内野手2人と捕手2人です。内野手2人は、いずれも長打力があって、これからが面白いと思っています。縮こまったりせずに、のびのびとプレーしてほしいですね。捕手もそれぞれが違うタイプですし、ピッチャーの新しい面を引き出してほしいと期待しています。プロ野球経験のあるピッチャー、金森の加入も楽しみです。彼はゴツゴツとした勇ましい風貌ですが、話し方が丁寧で私は初対面のときに「社会人野球に向いている!」と直感しました。豊富な経験をどんどん若い投手に教えてほしいと期待していますし、彼自身の投球もぜひファンの皆さまに注目していただきたいと思っています。

この場をお借りして、いつも応援をくださるファンの皆さまにチームを代表して感謝と御礼を申し上げます。創業100周年のパナソニック、この2018年に日本一の頂点に立ち、皆さまに恩返しをしたいと野球部は思いを一つにしています。今年刷新したユニホームは、白とブルーの2色にPanasonicの社名と100周年ロゴが際立つデザインです。練習着かと思うほどのシンプルさですが、「これでいい。飾り気のないシンプルなユニホームで、強いパナソニックを印象づけよう」と強い思いを胸中にたぎらせています。これまでの経験を大きく花開かせるために、2018年もどうか熱いご声援をよろしくお願いいたします。
(取材日:2018年3月5日)
自分の仕事を全うする、その一心で
ハートに火をともす。
「2018年、日本一」
全員が一つの頂点を見据える。





