住まいの役立つ情報

本当に見るべきモデルルームのポイント ~新築分譲マンションお探しの方必見~

新築分譲マンションのモデルルーム「わぁ、素敵!」で見終わっていませんか??今日は「本当に見るべきモデルルームのポイント」を皆様にお伝えさせていただきます。

・ホンモノの広さを見極める。

モデルルームはリビングも広々としていて、クローゼットもゆったりしていて、洗面室やお風呂も快適に過ごせそうな空間ですよね。夢は広がり、期待も膨らみ、心も広くなります。ところで、目の前にあるその部屋の広さ、ホンモノですか?

モデルルームの多くは、最も広い部屋や角部屋など見栄えの良い部屋を選択しています。また4LDKを3LDKや2LDKにするなど標準の間取りから大きく変更されていることも多々あります。「(〇タイプの)標準の間取りだとどのあたりまでですか?」と営業に確認をしてみましょう。ホンモノの広さは、プロが作りこんだモデルルームとのっぺりとした平面図からはなかなか想像しにくいものです。同じ広さの部屋を見ても、天井高や建具の高さ、梁の出っ張りによって実際に体感する広さは変わってきます。

ホンモノの広さを見極めることで、「なんとなく3LDK80m2以上は絶対欲しいと思っていたけど、3LDK70m2台の部屋でも意外と広く感じるな。」、「主寝室は思ったより狭く感じそうだな。」など自分が理想としている住まいの形も見えてくることでしょう。もしかすると80m2以上だと予算オーバーだったのが、70m2台のタイプだと予算に近づき、購入の目途がたつこともあるかもしれません。

必ずモデルルームでホンモノの広さを体感してみてくださいね。

・そのキッチンは実物?

必ずチェックすべきポイントは3つ!「水栓」「上部戸棚」「フラット対面キッチン」です。まず「水栓」「上部戸棚」「フラット対面キッチン」について総じて言えるのは、モデルルームの仕様がオプションかどうかということです。モデルルームと同じ間取りのタイプは標準だが、他のタイプではオプション、といった場合もあります。

モデルルームの「水栓」は見栄えをよくするために、形がキレイなもの、自動センサー付きのものになっている場合があります。また、「上部戸棚」は、広く見せるために取り除かれている場合や、逆にオプションで機能的な戸棚(ラップやキッチンペーパーホルダーがある等)がつけられている場合があります。「フラット対面キッチン」がオプションの場合、標準仕様ではキッチンの前面に20cm程度の立ち上がり壁があるタイプの場合が多いです。

(フラット対面キッチン)
(立ち上がり壁があるキッチン)

その違いは実物を見られないと、写真や想像だけではなかなかイメージがつきにくいものもあるでしょう。特にオプションで「上部戸棚」が取り除かれている場合や、「フラット対面キッチン」になっている場合は、体感する部屋の広さも変わってくるのが難しいところです。もし標準仕様で購入を検討する場合は、実際にキッチンを使用している場面を想像しながら、標準のもので事足りるのか、それともオプションを検討した方が良いか、隅々までしっかり確認・イメージしてくださいね。

余談ですが、「フラット対面キッチン」はモデルルームでの見栄えは良いですが、実際に生活を始めると・・・特に片付けが苦手な方は、洗い物山積みのシンクに洗剤・スポンジ、調理台に出しっぱなしの食材や調味料、調理器具が丸見えになるので、かえって標準仕様の立ち上がり壁がある方が日常も来客時もスッキリとした生活が送れるかもですよ~(笑)その他おなじみの(?)オプションである、造作カップボード、人工大理石の天板なども念のためにチェックしておきましょうね。

・「いいね」をしたくなったら要チェック!

「この洗濯機上の戸棚とハンガーラックいいね!」「洗面台のタイル張りがオシャレでいいね!」「玄関の靴置き場がたっぷりあっていいね!」「照明はダウンライトでスッキリとしてていいね!」・・・こんなことモデルルームではたくさん見つかります。でも、「いいね!」をしたくなったら、まずは「オプションシール」を探しましょう。オプションシールがなければ営業に「これは標準仕様ですか?」と必ず尋ねてくださいね。

もし自分の生活にあったらいいな、と思うものは工期が間に合うようであればオプションを検討すると入居後すぐに便利な生活を送れますよ。筆者の個人的な視点で言うと、予算が許すのであれば、部屋をスッキリ見せる「ダウンライト」や、洗濯時に便利な「洗濯機上の戸棚とハンガーラック」、サニタリー用品やトイレットペーパーを収納できる「トイレ上部収納」などはオプションでもつけていると、実際に生活したときにも「つけてよかった」と実感できるものだと思います。

ぜひ「いいね」をしたくなったら、じっくりと観察・検討してくださいね!

・カラーセレクトの落とし穴。

「建具やキッチン、洗面、お風呂の色はこちらから選べます。」と必ず営業は案内してくれます。言われたらすかさずに「今なら何階以上は間に合いますか?」と聞いてくださいね。

まだ建物も建っていない状況であっても、部材の発注締め切りはやってきます。低層階の場合、その締め切りは高層階よりも早く訪れるため、「全部白にしたいなぁ」「濃い色がいいなぁ」と想像を膨らましていても、実際に購入を希望している部屋では既にカラーセレクトができない時期である場合もあります。その場合は、無難な選択を売主側で行っているので、よほどの強いこだわりがない限り違和感を覚えることはないでしょうが、「せっかく新築で入居するのだから自分で選びたい」という方は、必ずカラーセレクトの締め切りを確認するようにしましょう。

・モデルルームでは見えないこと。

モデルルームを見て実際の部屋についてイメージができあがってきたところで、「よし買うぞ!」と意気込む前に、フーっと一息ついて、モデルルームでは見えないことも必ず確認しておきましょう。特に注目したいのは「歴史」「防災」「お金」についてです。

まずは「歴史」。江戸時代まで遡れとは言いません。「従前は何が建っていたのか」を確認するようにしましょう。病院、田んぼ、駐車場、商業施設、ビル、工場、マンション・・・それを気にするか良し悪しは別として、駐車場や空き地であった場合を除くと「従前の建物を壊す費用」もご自身のマンション購入費用に含まれていることがあります。周辺のマンションに比べて少し高いな、と感じる点があれば、こういう事情もあることを参考にご覧になられると面白いかもしれませんね。

つぎに「防災」。構造については制震・免震とうたっていることも多いので、ここはモデルルームで目にする機会もあり安心が得られる部分ですね。その他、各自治体が出しているハザードマップについて各物件でも入手されていることが多いので、営業に確認してみましょう。最後に避難経路(階段位置や数)についても物件全体の平面図からしっかりと確認しておくことが、いざというときの安心に繋がりますよ。

最後に「お金」。物件価格にプラスして諸費用(住宅ローン費用、登記費用・・・・)が必要となるため、諸費用を「物件価格×5%」とざっくり見積もっておきましょう。また購入後も税金の支払いや管理費・修繕積立金の支払いがあるため、月々もしくは年間でどれだけの住居費がかかるのか、逆に住宅ローン控除など税制控除による還付がどの程度あるのか等しっかりとチェックされることをオススメいたします。

・モデルルームの見学予約をする前に

住まい特典(提携割引)を受けるために、気になる物件があれば、まず紹介状をご発行ください!
先にご見学やご商談を開始された場合、特典の対象外となる場合があるので、ご注意ください。

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