最適な設備システムの設計で、
お客様の期待に応える

設計 SL(セクションリーダー)

G.S.さん

  • エンジニアリング本部 設計部
  • 2016年度新卒入社
  • 海洋科学技術研究科

環境に貢献する仕事がしたくて
設備エンジニアリング業界へ

― 入社のきっかけと入社後の印象を聞かせてください

大学院では、福島第一原発事故の影響を明らかにするため、福島県沖に出かけ水質を化学分析する研究に取り組んでいました。卒業後の進路を考える上でもっとも重視したのは、地球環境をよりよくするための取り組みができるかという点です。忙しい海洋調査の合間を縫って就活するなか、真っ先に目に留まったのが、パナソニック環境エンジニアリングの募集でした。なぜなら、工場などの生産現場に対して、水処理に限らず多種多様な浄化設備を提供していたからです。その当時はまだ、設備エンジニアリングの何たるかを理解していたわけではありませんでしたが、少なくとも研究で培った化学分析の知見を活かして環境に役立つ仕事ができそうだと感じ、パナソニック環境エンジニアリングに決めました。

難題を克服したからこそ
得られる達成感がある

― いまどんな仕事に携わっていますか?

入社からしばらくは水処理エンジニアリングユニットで設計や施工に携わり、現在は半導体工場や車載用電池工場で使われる排水処理設備の設計業務に携わっています。ひとくちに排水処理設備といっても、生産する製品や工場の規模などによって処理方式や設備のありかたはさまざまです。私たち設計の仕事は、設置先の諸条件とお客様のご要望、予算を踏まえて、最適な設備を設計することにあります。とはいえ一筋縄でいかないことは少なくありません。大型プロジェクトともなれば、設計担当者だけでも数十人に及ぶこともあり、業務を円滑に回すだけでも一苦労。ときには計画中に設備の仕様変更を迫られることもあるなど、気が抜けない日々が続くこともあります。だからこそ、こうした壁を乗り越え、お客様に喜んでいただける設備が実現できたときはうれしいものです。仕事のやりがいを感じる瞬間でもあります。

この会社には、若手を育て、
支える社風がある

― パナソニック環境エンジニアリングの魅力は?

現場が変わればやるべきことが大きく変わるのが設備設計です。技術力を磨く上では、場数を踏ませてもらえるのは大変ありがたい環境だと思います。私自身、入社から10年にわたり大小さまざまな案件で鍛えてもらったおかげで、同世代の設計者のなかでは比較的、幅広い経験が積めました。それだけに、ひとつの領域に特化したスペシャリストには、かなわないと感じる場面があるのは事実です。でも心配はいりません。たとえ、自分だけでは手に負えない課題に直面したとしても、解決に向けて知恵を貸してくれる人が必ずいるからです。どんなに忙しくても、当たり前のように丁寧に教えてくれるのは、やる気のある若手を支えようという社風が根づいているから。この社風もパナソニック環境エンジニアリングの魅力のひとつです。

いらぬ苦労や無駄をなくし、
誰もが成長できる環境をつくる

― 今後の目標を聞かせてください

技術者である以上、スキル向上に終わりはありません。設計担当者として排水設備に関する知見を増やしていくのはもちろん、部署内でのノウハウの共有や後進の指導にも力を入れていかなければと思っています。私自身は先輩の背中を見て育った世代ではありますが、資料を探すだけで半日かけてしまうような、しなくてもいい苦労は減らしていくべきですし、もしすぐそばに教えてくれる人がいなくても、自分から率先して学べる環境があれば、おのずと人は育っていくはずだと思うからです。そのためにもまずは業務の無駄をなくし、仕事に役立つ勉強会や資料の整備などを通じて、いままで以上に知見を吸収しやすい仕組みを整えられたらと思っています。メンバーの育成を通じて設備設計の質を高め、必要以上に頑張らなくても成長できる職場環境を整えていきたいですね。

ある1日のスケジュール

  • 07:00出勤。メールチェック後、設計業務を行う

  • 09:00翌週来訪予定の顧客ミーティングの内容検討

  • 10:00岐阜の案件で機器メーカーと仕様についての打ち合わせ

  • 11:30昼会を兼ねて大阪勤務の部下とのオンライン打ち合わせ

  • 12:00昼食

  • 13:00協力会社を交えて純水設備に関する勉強会に出席

  • 15:00施工会社と神奈川の案件の見積に関する打ち合わせ

  • 17:00設計提案資料の作成

  • 19:30退勤

※出勤7~9時、退勤16~20時 で業務に合わせてフレックス勤務

※社員の所属組織および取材内容は
取材当時のものです。