2016 GOOD FACTORY賞
「ファクトリーマネジメント賞」を受賞
~モノづくりへのこだわりが評価~
当社は長年、室内の空気質向上・環境関連事業を推進しており、競争優位性の確保とお客様満足度の向上を図るために、多品種・短納期・環境配慮の実現をめざして、源泉から完成工程まで一貫したモノづくりにこだわり、全員参画型活動で、工場の価値向上に取組んできました。
その取組が評価され、一般社団法人日本能率協会主催による2016 GOOD FACTORY賞の「ファクトリーマネジメント賞」を受賞しました。
GOOD FACTORY賞とは
この表彰制度は、国内外を問わず各地域で工場の生産性向上、品質向上をはじめ様々な体質革新活動へ取り組まれている事例に着目し、そのプロセスや成功要因、現場の知恵、働く方々の意識改革、社会的貢献などの内容を幅広く取り上げ、その成果を日本製造業の範として顕彰させていただくものです。
GOOD FACTORY賞とは、これらの表彰制度の総称です。(GOOD FACTORY賞のWebサイトより引用)
「ファクトリーマネジメント賞」受賞のポイント
当社は、それまで3つにわかれていた工場を2007年に春日井に統合しました。世界に全14ある製造拠点のグローバルマザー工場と位置づけて、ブラックボックス生産技術の開発、人材育成などを行い、各職能におけるグローバルで横串を通した活動により、高位平準化を推進し、国内外の工場が共に進化していく仕組みを構築しています。
その取組が、具体的に次の3点から評価され、受賞に至りました。
1.中長期戦略 を踏まえ、工場全機能 参画型のマネジメントの実践
マザー工場構築の取組として、「アドバンスドモノづくり委員会」を中核とする活動を推進。工場全体が一体となって活動する仕組みを構築し、継続推進することでグローバル化の早期実現をめざしている。 具体的には「モノづくり革新」「実績原価構築」「工法・設備開発」「人材育成」のプロジェクトを中心に全社上げて活動することで、課題と実務を連動させ、自工場の取組を海外工場へ普及させて、グローバル全体のレベルアップを図るマネジメントの実践につなげている。
2.職能ごとに工夫されたグローバル化の仕組とその実践
「グローバル一気通貫マネジメント」という事業企画、技術、品質企画、製造、人事の各職能別に展開している統括管理と活動の普及推進に特徴がある。例えばグローバル技術では、自社独自の設計ライセンス制度を制定し運用しており、既に海外4拠点にライセンス付与を行い、今後も拡大する計画で、具体的な行動を伴った「地産地消化加速」を推進している。同様に他の職能も独自の工夫を行っている。
3.パナソニックグループの推進事項を自社特性にあわせ推進
パナソニックグループ全体としての推進事項を取込み、自社の事業特性をふまえて独自の工夫を加えて運用している。例えばモノづくりアセスメントについては、全24項目のうち10項目は自社の特性を盛込んだ修正を加え適用、運用している。人材育成面でも「グローバル研修」「班長クラスマネジメント研修」等を盛込んだ自社独自の教育研修プログラムを開発。「春日井のグローバル人材化」「海外拠点のモノづくり基幹人材育成」を継続して実施している。