サーキュラーエコノミーへの取り組み

写真:パナソニックエレクトリックワークスの工場外観

サーキュラーエコノミーの実現に向けて

私たちは、「既存ビジネス領域」では3R活動を進化させ、製品の小型化・省資源化や再生材活用、梱包材・取扱説明書の削減などを積み重ねています。
さらに「新規ビジネス領域」では、メンテナンスや部品交換、使用済み製品の回収・循環を進め、ビジネスモデルの変革を図り、2040年には「電気設備業界で最も資源を大切にしている会社」を目指します。

パナソニック エレクトリックワークの資源循環に関する目指す姿 新規ビジネス領域の拡大×既存ビジネス領域の進化 新規ビジネス領域 相互連携 既存ビジネス領域 現在 小型化・省資源化 新中期計画(2026~2028年)○再生材活用○梱包・取説削減 次期新中期 ~2030年 ○易解体設計○ビジネスモデル変換 ~2040年 電設資材業界の中で最も資源を大切にしている会社

製品・サービスの取り組み

再生材の活用、取り扱い説明書の削減などに取り組むとともに、サーキュラーエコノミー型ビジネスモデルの創出に挑戦しています。

再生材の活用

廃棄される家電 家電リサイクル工場:廃家電の解体・銅含有資源の回収 パナソニックETソリューションズ(株):銅リサイクル原料の高度選別による単一素材化 パナソニック オペレーショナルエクセレンス(株):高度選別後のリサイクル原料および銅地金の調達と供給 古河電気工業(株):配線器具用銅合金製造NFC-11 パナソニック エレクトリックワークス株式会社 津工場:配線器具の製造(一部製品) 消費者へ

廃家電由来のリサイクル銅材を活用した配線器具

廃家電から回収した銅含有資源を高度選別により単一素材化し、一部製品の原料として使用。古河電気工業(株) とパナソニック オペレーションエクセレンス(株)、パナソニックETソリューションズ(株)、津工場が連携。銅リサイクル原料を不純物少なく高品位に分別し、「銅の資源循環」と「CO2排出量の削減」を同時に実現

※銅の製造工程において約8%削減。

投入資源の削減

  • 写真:コンパクトランプ展開による部品の共通化
    コンパクトランプ展開による部品の共通化

    照明器具では、共通部品としてダウンライトやスポットライト等に​コンパクトランプを展開。互換性のあるモジュラー設計により、ランプ交換や機能更新が容易になり、製品の廃棄削減に貢献します。

  • 写真:モジュール設計による部品の共通化
    モジュール設計による部品の共通化

    分電盤FLEXIIDは、必要なラインナップを維持しながら、モジュール設計により部品の種類・点数を削減。さらに金型など製造設備の集約・削減により投入資源を低減しています。共通部品による製造高効率化でCO2削減にも貢献します。

取扱説明書・梱包材の取り組み

  • 写真:カタログ・取扱説明書の電子化
    カタログ・取扱説明書の電子化

    総合カタログや取扱説明書などの電子化により、Webでの閲覧を可能にして利便性を高めながら紙の使用量を削減。カタログでは53.7%の削減※1、取扱説明書では73%の削減※2しています。

    ※1 2017年度と比較した数値 ※2 当社ダウンライト・ユニバーサルダウンライト1,200品番での試算。紙の使用量においてA3サイズ換算で約11,000枚/月のうち8,000枚/月を削減
  • 写真:環境配慮思想パッケージ
    環境配慮思想パッケージ

    必要な表示だけを必要なサイズに配置することで印刷面積を縮小し、これまでの印刷と比較してインク使用量を約50%削減※3します。また、バーコードの位置を揃えることで倉庫での作業性も高まります。

    ※3 当社配線器具WK4702B、WT8302、WCF3010Wにおいて。従来品と現行品にて梱包箱の印刷面積の平均値を比較

サーキュラーエコノミー型ビジネスモデルの創出

工場の取り組み

工場ではできるだけ廃棄物が出ないようなモノづくり、出た廃棄物をできるだけ循環させる活動を進めています。

リサイクル率の向上

工場から発生する廃棄物・有価物は、たとえ有価で売却できたとしても資源の有効活用の観点から発生そのものを削減すべきという考えのもと、発生量(廃棄物と有価売却できるものへの両方を含んだ量)を把握し、(1)再資源化量(有価売却、無償譲渡、逆有償譲渡に関係なく再資源化できた量)、(2)減量化量(焼却や脱⽔により減量化した量)、(3)最終処分量(埋め立て処分せざるを得ないものの量)に分類し、最終処分量を限りなくゼロに近づける活動を継続して行っています。2024年度の工場廃棄物リサイクル率実績は99.8%となり、目標99%を達成しました。

工場廃棄物リサイクル率 99.8%(2024年度実績)
製造(パナソニック エレクトリック
ワークス組織)
2022年 2023年 2024年
リサイクル率 99.7% 99.7% 99.8%

サーキュラーエコノミー活動事例

工程内リサイクルの推進

ランナー 成形部品 部品を形成する 成形部品 ランナー(不要部分) ランナーを砕く 砕いたランナー バージン材 砕いたランナーをバージン材に混ぜる リサイクル

プラスチックの製造工程において、ランナーやスプールと呼ばれるプラスチックくずが発生してしまいます。それらランナーやスプールを現場で調整し、再度原材料の一部として使用する取り組みを進めています。

津工場の活動実績

原材料+ランナー材 材料混合 材料乾燥 射出成形 成形品 ランナー 粉砕 ランナーをリサイクル!! 廃棄物の削減(5トン/年)+材料使用量の削減(5トン/年)
埋込スイッチ(アドバンスシリーズ)のランナーリサイクル

工場では樹脂使用量削減のためにランナーリサイクルを実施しています。これまで使用量の多いABSや黒色PBTから実施してきましたが、グレー色PBTにも展開を広げました。リサイクル材の物性が安定するまで繰り返し評価を実施。ランナーを極小化するとともに、100%のランナーリサイクルを達成しました(※ランナーリターン率以内の重量形状とする)

パナソニック エレクトリックワークス株式会社における
プラスチック使用製品産業廃棄物等の実績(国内)

プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律(プラスチック資源循環促進法)に基づき、当社国内でのプラスチック使用製品産業廃棄物などの実績を示します。プラスチック使用製品産業廃棄物等のリサイクル率は、99.8%となり、目標の99.0%を上回っています。今後もプラスチック使用製品産業廃棄物等の発生量抑制と再資源化を進めて行きます。

プラスチック使用製品産業廃棄物等の実績(国内)

製造(パナソニック エレクトリックワークス組織) 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
発生量[ton] 2,534 2,313 2,059 2,326
再資源化量[ton] 2,533 2,313 2,014 2,320
最終処分量[ton] 0.46 0.44 4.93 6.63
リサイクル率[%] 99.98 99.98 99.76 99.72
リサイクル率目標 99.0%以上 99.0%以上 99.0%以上 99.0%以上
※リサイクル率 [ % ] = 再資源化量÷(再資源化量+最終処分量)×100