カーボンニュートラルへの取り組み

写真:パナソニックエレクトリックワークスの工場外観

カーボンニュートラルの実現に向けて

私たちはカーボンニュートラルの実現に向け、工場や製品使用時など自社バリューチェーンにおける排出量削減を進めること(❶OWN IMPACTの拡大)と、私たちの製品・サービスにより社会やお客様の排出量削減に貢献すること(❷CONTRIBUTION IMPACT、❸FUTURE IMPACTの拡大)を進め、パナソニックグループ全体で年間3億トン以上の削減インパクトを2050年までにもたらすこと(パナソニックグリーンインパクト)を目指しています。

2020 自社バリューチェーンにおける排出量 1.1億トン 2050 CO2排出量実質ゼロ ①排出削減量 ②③削減貢献量 + ①OWN IMPACT:1.1億トン ②CONTRIBUTION IMPACT:1億トン ③FUTURE IMPACT:1億トン +INFLUENCE
パナソニックグリーンインパクトの内容を詳しく見る

製品・サービスの取り組み

当社グループが提供する製品・サービスで、お客様や社会のCO2排出量削減に貢献することができます。
どれだけCO2排出量削減に貢献できたかを示す指標としてパナソニックグループで「CO2削減貢献量」という指標を設定し、CONTRIBUTION IMPACTというKPIとして削減貢献量を見える化・目標値化しています。

2024年度に当社グループが提供した製品・サービスによるCO2削減貢献量(CONTRIBUTION IMPACT)は1,389万トンとなり、目標値818万トンに対して大幅に達成しました。以下、CO2排出量削減に貢献する当社商品事例を紹介します。

2022年度 819万トン 2023年度 1,119万トン 2024年度 1,389万トン 2030年度

業界トップクラスの環境性能による省エネ

高効率な照明など製品自体の省エネ化を図り、お客様のエネルギー使用量を減らし、CO2排出削減に貢献します。

  • ET ZERO FACTORY PRODUCTS CO2実質ゼロ工場(※)で製造された商品です。 ※省エネ推進や再生可能エネルギー導入、クレジットの活用などにより、CO2排出を実質的にゼロとした工場。
    一体型LEDベースライト「iDシリーズ」

    オフィスや会議室など幅広い空間で利用できるLED照明です。高効率設計とLEDパッケージの最適化により省エネを実現し、全ライトバーをCO2実質ゼロ工場で製造しています。

  • 写真:LED高天井照明
    LED高天井照明

    体育館、工場・倉庫など様々な施設で使用できます。まぶしさを低減し、高効率を実現させた光学レンズにて中角・広角をラインナップ。PiPit調光シリーズは明るさセンサが昼光を検知し、適切な光の量になるよう調光することで、更に少ない消費電力で効率よく照らします。

  • 写真:LED投光器
    LED投光器

    大・中規模の競技場や学校グラウンドなど様々な施設に適した器具をフルラインナップ。水銀灯などのHID照明からの置き換えが可能です。従来のHID投光器と同等の明るさを保ちながら大幅な高効率化・消費電力カット・軽量化を実現しました。

  • 写真:LEDシーリングライト
    LEDシーリングライト

    リビング、寝室、子供部屋など様々な生活シーンや空間に合わせて色や明るさ、照らし方を選べ、豊かなあかり空間を提供します。光学レンズ設計とLEDパッケージの最適化により、お部屋畳数の明るさ基準上限に近い光量と省エネを両立しました。多くの製品で省エネ性能★4.0以上を実現しています。

太陽光やHEMSなど普及促進によりCO2排出量を抑制する
商品・サービス

太陽光などの創エネ、HEMS・BEMSなどのように見える化・制御することで省エネでき、お客様のエネルギー使用量を減らし、CO2排出削減に貢献します。

  • 写真:Home IoT
    Home IoT

    「AiSEG」を中心に様々な家電や住宅設備機器をインターネットで連携させ、「時短・便利」「安心」「自家消費」を提案するシステムです。電力使用量の見える化や節電しながら機器の制御、節電サポートを行います。また天気予報と連動したAIソーラーチャージ®機能で創った電気を賢く活用できます。連携機器を更に広げていきます。

  • 写真:太陽光発電システム
    太陽光発電システム

    太陽の光を活用し、CO2を排出せずに発電することができます。毎月の電気料金を削減でき、停電時は非常用電源としても活躍します。当社の太陽光モジュールは、長期間安心してご使用いただくために厳しい品質管理により長期の無償保証を実現しています。

    太陽電池モジュール 化学物質の含有情報を見る
  • 写真:リチウムイオン蓄電システム
    リチウムイオン蓄電システム

    リチウムイオン蓄電システムは、太陽光で発電した電気を蓄電池に直接充電が可能で、再生可能エネルギーを効率よく活用できます。生活スタイルに合わせて蓄電容量の選択が可能。更にEV購入時にはV2Hシステムを増設することも可能なため、EVを大容量の蓄電池として有効活用も可能。太陽光で発電した電気と蓄電池に充電した電気を活用することで、長期の停電にも対応できます。

  • 写真:家庭用燃料電池「エネファーム」
    家庭用燃料電池「エネファーム」

    都市ガス・LPガスから水素を取り出し、空気中の酸素と化学反応させて発電させ、その反応時に出る熱は貯湯タンクに蓄え、高い発電効率と省エネ性を兼ね備えたコージェネレーションシステムです。更に電気やお湯の使用量と使用パターンを学習・予測し、各ご家庭でもっとも省エネになるよう自動で発電し、お湯を作ることができ、エネルギーロスを減らし、家庭から出るCO2排出量を削減できます。

  • 写真:純水素型燃料電池
    純水素型燃料電池

    高純度の水素と空気中の酸素との化学反応で発電し、発電時はCO2が発生しません。発電時に発生する熱をお湯として利用することができ、エネルギーを無駄なく使えます。複数台連結することで広範囲の出力にも対応が可能です。また自立発電も可能で停電時の電力供給に寄与します。

今後普及を目指すもの

高度なエネルギーマネジメントソリューションの提供や水素・再生可能エネルギーを活用するソリューションの提供を目指します。

  • V2H蓄電システム eneplat
    V2H 蓄電システム

    V2H蓄電システム「eneplat」はEVと蓄電池を連携し、太陽光発電を最大活用します。停電時もEV電力で家庭を支え、再生可能エネルギー利用とレジリエンス強化に貢献します。

  • 写真:建物のZEB化支援
    建物のZEB化支援

    ZEBプランニング事業では、既存建物の省エネ改修と太陽光発電などの創エネを組み合わせ、エネルギー収支ゼロを目指しています。CO2削減に加え、コスト低減や快適性向上を実現し、自治体や地域企業と連携して脱炭素化を推進します。

  • 写真:水素を活用したエネルギーソリューション(Panasonic HX)
    水素を活用したエネルギーソリューション(Panasonic HX)

    Panasonic HXは、純水素燃料電池・太陽電池 他を組み合わせ、AIで最適制御することで再エネ活用を安定化しながら、お客様に必要な電力と熱を提供。電力の地産地消とレジリエンス強化で脱炭素化に貢献します。

    草津工場 H2 KIBOU FIELD
  • 蓄電池などを活用した低圧VPP実証

    蓄電池などの低圧機器を横断的に群制御し、エネルギーを無駄なく生かす最適な制御を実施。小売電気事業者との実証を開始し、需要家のエネルギーコスト低減および脱炭素社会の実現に貢献します。

工場の取り組み

パナソニックグループでは2030年までに全事業会社で自社拠点におけるCO2排出の実質ゼロ*化達成を目指すことを社内外に発信しCO2実質ゼロの工場づくりを推進しています。当社グループでも2025年12月末時点で7拠点が実質ゼロ化を達成しました。

*CO2実質ゼロ化:省エネルギーと再生可能エネルギー導入に加えて、電力証書やCO2クレジットの活用によりCO2排出量の実質ゼロを達成した工場
CO2実質ゼロ工場7拠点達成(2025年度時点) 新潟工場[2024年度達成] パナソニック ライティングデバイス久美浜[2024年度達成] パナソニック ソーラーアモルトン[2024年度達成] パナソニック スイッチギアシステムズ[2024年度達成] 津工場[2024年度達成] パナソニック エレクトリックワークス電材三重本社[2024年度達成] パナソニック エレクトリックワークス電材三重あのつ台[2024年度達成]

CO2排出量推移

CO2実質ゼロ化を推進するにあたり、各拠点での省エネ取り組みを加速しています。こうしたCO2実質ゼロ化に向けてCO2排出量も削減を続けており、2024年度は2020年度比△8.63%削減となりました。​

工場のCO2排出量 2022年度 13.5万トン 2023年度 13.2万トン 2024年度 11.3万トン 2030年度 CO2排出量実質ゼロ

省エネ活動事例

冷えすぎ 空調室内機の吸気温度を監視して温度制御 快適&省エネ 温湿度センサーを作業者の高さにすることで省エネに成功!
スケジュール運転制御と空調機の室温センサーを作業位置で制御し過剰空調(冷えすぎ等)を抑止

新潟工場では、これまで空調機の吸気温度を感知して温度制御を行っており、過剰空調傾向にありました。そこで各エアコンや全熱交換設備を通信線にて全てを接続。温湿度やCO2センサーも無線信号にて取り込み、空調や換気設備を制御するシステムを独自に設計、構築しました。それにより、温湿度センサーを作業者の高さに設置でき、より快適で無駄の無い温度制御が可能となり、3~10%省エネ効果を実現しました。また、スケジュール運転で消し忘れ防止はもちろん、事前の立上げ運転等も出来き快適な空間作りもできるようになりました。