ZEQUO REシリーズ IGMPクエリア設定手順

はじめに

この設定例では、ZEQUO REシリーズのIGMPクエリア設定について説明します。

対象機種

対象機種

概要

IGMPクエリアは、IPマルチキャスト配信を行う際に必要なIGMP対応ルータ/L3スイッチの働きを代行する機能です。
詳細はこちら

構成例

解説

  • ZEQUO 2600REをIGMPクエリアとして動作させます。
  • IGMPクエリアとして動作させるためには、IGMPスヌーピングが有効になっている必要があります。
  • IGMP Queryを一定間隔(デフォルト125秒)で送信します。
  • 送信間隔は1〜31744の範囲で変更できます。

<関連コマンド>

モード コマンド デフォルト設定
IGMPスヌーピング 有効化設定(全体) (config)# ip igmp snooping 無効
有効化設定(VLAN) (config-vlan)# ip igmp snooping 無効
IGMPクエリア 有効化設定(VLAN) (config-vlan)# ip igmp snooping querier 無効
クエリバージョン変更 (config-vlan)# ip igmp snooping query-version <1 | 2 | 3> 3

設定手順

手順1.

PCとスイッチングハブをコンソールケーブルで接続し、ZEQUO assist Plusなどのターミナルエミュレータにて設定画面を表示します。

手順2.

ログイン画面にて、UserNameとPassword(初期状態はどちらもmanager)を入力して設定画面にログインします。

手順3.

ユーザモード→特権モード→グローバルコンフィグレーションモードの順に移行します。

ZEQUO2600RE>enable
ZEQUO2600RE#configure terminal
ZEQUO2600RE(config)#

手順4.

IPアドレスの設定を行います。(VLAN1:192.168.1.254/24)

ZEQUO2600RE(config)#interface vlan1
ZEQUO2600RE(config-if)#ip address 192.168.1.254 255.255.255.0
ZEQUO2600RE(config-if)#exit
ZEQUO2600RE(config)#

手順5.

IGMPスヌーピングを有効にします。

ZEQUO2600RE(config)#ip igmp snooping
ZEQUO2600RE(config)#

手順6.

VLAN1インターフェースのIGMPスヌーピングを有効にします。

ZEQUO2600RE(config)#vlan 1
ZEQUO2600RE(config-vlan)#ip igmp snooping
ZEQUO2600RE(config-vlan)#exit
ZEQUO2600RE(config)#

手順7.

VLAN1インターフェースのIGMPクエリアを有効にします。

ZEQUO2600RE(config)#vlan 1
ZEQUO2600RE(config-vlan)#ip igmp snooping querier
ZEQUO2600RE(config-vlan)#exit
ZEQUO2600RE(config)#

手順8.

IGMPクエリアが送信するクエリのバージョンを変更します。(Version3→Version2)

ZEQUO2600RE(config)#vlan 1
ZEQUO2600RE(config-vlan)#ip igmp snooping query-version 2
ZEQUO2600RE(config-vlan)#exit
ZEQUO2600RE(config)#exit
ZEQUO2600RE#

手順9.

設定を保存します。

ZEQUO2600RE#copy running-config startup-config
Destination filename startup-config? [y/n]:
ここで y を入力します。

Saving all configurations to NV-RAM.......... Done. と表示されたら設定保存完了です。

サンプルコンフィグ(ZEQUO 2600RE)

サンプルコンフィグを開く

 

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