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MXGシリーズ PoEオートリブート(LLDP)設定手順
はじめに
この設定例では、MXGシリーズのPoEオートリブート設定について説明します。
対象機種
対象機種 |
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PoEオートリブート機能の概要
PoEオートリブートとはカメラや無線アクセスポイントなどのPoE機器のフリーズを3つの方式(LLDP/PING/帯域幅)から検知し、PoE給電OFF/ONすることでPoE機器をリブートさせる機能です。
構成例
解説
- ポート1番に接続された機器へのPoEオートリブートを有効にします。
- 接続機器のLLDPパケット検知を行い、LLDPパケットを受信しない状態になるとPoE給電を停止/開始させ給電機器を再起動します。
<関連コマンド>
モード | コマンド | デフォルト設定 | ||
---|---|---|---|---|
PoE オートリブート | LLDP有効 | (config)# | lldp run | 無効 |
LLDP検知設定 | (config-if)# | peth auto-reboot lldp | 無し | |
異常検知時の PoE 給電 OFF/ONの有効化 | (config-if)# | peth auto-reboot notify poe | 無効 | |
オートリブート繰り返し設定 | (config-if)# | peth auto-reboot repeat | 無効 |
設定手順
手順1.
PCとスイッチングハブをコンソールケーブルで接続し、ZEQUO assist Plusなどのターミナルエミュレータにて設定画面を表示します。
手順2.
ログイン画面にて、UserNameとPassword(初期状態はどちらもmanager)を入力して設定画面にログインします。
手順3.
ユーザモード→特権モード→グローバルコンフィグレーションの順に移行します。
MXG-ML8THPoE++>enable
MXG-ML8THPoE++#configure terminal
MXG-ML8THPoE++(config)#
手順4.
LLDPを有効にします。
MXG-ML8THPoE++(config)#lldp run
手順5.
オートリブートを実行するポートを指定します。(1番ポート)
MXG-ML8THPoE++(config)#interface FiveGigabitEthernet1/0/1
MXG-ML8THPoE++(config-if)#peth auto-reboot lldp
手順6.
オートリブートを実行するポートの異常検知時のPoE 給電 OFF/ONを有効にします。
MXG-ML8THPoE++(config)#peth auto-reboot notify poe
手順7.
オートリブートを実行するポートのPoE OFF/ONの繰り返し制御を有効にします。
MXG-ML8THPoE++(config-if)#peth auto-reboot repeat
MXG-ML8THPoE++(config-if)#exit
MXG-ML8THPoE++(config)#
手順8.
設定を保存します。
MXG-ML8THPoE++#copy running-config startup-config
Destination filename startup-config? [y/n]: ここで y を入力します。
Saving all configurations to NV-RAM.......... Done. と表示されたら設定保存完了です。
サンプルコンフィグ(MXG-ML8THPoE++)
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