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MGAシリーズ IGMPクエリア設定手順
はじめに
この設定例では、MGAシリーズのIGMPクエリア設定について説明します。
対象機種
| 対象機種 |
|---|
IGMPクエリアの概要
IGMPクエリアは、IPマルチキャスト配信を行う際に必要なIGMP対応ルータ/L3スイッチの働きを代行する機能です。
詳細はこちら
構成例

解説
- MGA-ML4TWPoE++をIGMPクエリアとして動作させます。
- IGMPクエリアとして動作させるためには、IGMPスヌーピングが有効になっている必要があります。
- IGMP Queryを一定間隔(デフォルト125秒)で送信します。
- 送信間隔は1~31744の範囲で変更できます。
<関連コマンド>
| モード | コマンド | デフォルト設定 | ||
|---|---|---|---|---|
| IGMPスヌーピング | 有効化設定(全体) | (config)# | ip igmp snooping | 無効 |
| 有効化設定(VLAN) | (config-vlan)# | ip igmp snooping | 無効 | |
| IGMPクエリア | 有効化設定(VLAN) | (config-vlan)# | ip igmp snooping querier | 無効 |
| クエリバージョン変更 | (config-vlan)# | ip igmp snooping query-version <1 | 2 | 3> | 3 | |
設定手順
手順1.
PCとスイッチングハブをコンソールケーブルで接続し、ZEQUO assist Plusなどのターミナルエミュレータにて設定画面を表示します。
手順2.
ログイン画面にて、UserNameとPassword(初期状態はどちらもmanager)を入力して設定画面にログインします。
手順3.
ユーザモード→特権モード→グローバルコンフィグレーションモードの順に移行します。
MGA-ML4TWPoE++>enable
MGA-ML4TWPoE++#configure terminal
MGA-ML4TWPoE++(config)#
手順4.
IPアドレスの設定を行います。(VLAN1:192.168.1.254/24)
MGA-ML4TWPoE++(config)#interface vlan1
MGA-ML4TWPoE++(config-if)#ip address 192.168.1.254 255.255.255.0
MGA-ML4TWPoE++(config-if)#exit
MGA-ML4TWPoE++(config)#
手順5.
IGMPスヌーピングを有効にします。
MGA-ML4TWPoE++(config)#ip igmp snooping
MGA-ML4TWPoE++(config)#
手順6.
VLAN1インターフェースのIGMPスヌーピングを有効にします。
MGA-ML4TWPoE++(config)#vlan 1
MGA-ML4TWPoE++(config-vlan)#ip igmp snooping
MGA-ML4TWPoE++(config-vlan)#
手順7.
VLAN1インターフェースのIGMPクエリアを有効にします。
MGA-ML4TWPoE++(config-vlan)#ip igmp snooping querier
MGA-ML4TWPoE++(config-vlan)#
手順8.
IGMPクエリアが送信するクエリのバージョンを変更します。(Version3→Version2)
MGA-ML4TWPoE++(config-vlan)#ip igmp snooping query-version 2
MGA-ML4TWPoE++(config-vlan)#end
MGA-ML4TWPoE++#
手順9.
設定を保存します。
MGA-ML4TWPoE++#copy running-config startup-config
Destination filename startup-config? [y/n]:
ここで y を入力します。
Saving all configurations to NV-RAM.......... Done. と表示されたら設定保存完了です。
サンプルコンフィグ(MGA-ML4TWPoE++)
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