FA-MLシリーズ Webサーバ有効化設定手順

はじめに

この設定例では、FA-MLシリーズのWebサーバ有効化設定について説明します。

対象機種

対象機種

Webサーバの概要

Webサーバは、ネットワークに接続された機器から送られてくるhttpプロトコルを送受信するためのサーバ機能です。
工場出荷時は、無効設定になっている為、使用する際は設定を有効にする必要があります。

構成例

解説

  • Webサーバ機能を有効にします。
  • Web管理画面のログインに必要な権限15のユーザ・パスワードの設定を行います。
    なおMenuからユーザ・パスワードは作成できませんので、CLIにて設定ください。

<関連コマンド>

モード コマンド デフォルト設定
Webサーバ有効化設定 (config)# ip http server 無効
ユーザ・パスワード設定 (config)# username name {nopassword | {password {unencrypted-password |
{encrypted encrypted-password}}} | {privilege privilege-level
{unencrypted-password | {encrypted encrypted-password}}}
無し

設定手順

手順1.

PCとスイッチングハブをコンソールケーブルで接続し、ZEQUO assist Plusなどのターミナルエミュレータにて設定画面を表示します。

手順2.

ログイン画面にて、UserNameとPassword(初期状態はどちらもmanager)を入力して設定画面にログインします。

手順3.

ユーザモード→特権モード→グローバルコンフィグレーションモードの順に移行します。

FA-ML8TPoE+>enable
FA-ML8TPoE+#configure terminal
FA-ML8TPoE+(config)#

手順4.

IPアドレスの設定を行います。(VLAN1:192.168.1.254/24)

FA-ML8TPoE+(config)#interface vlan1
FA-ML8TPoE+(config-if)#ip address 192.168.1.254 255.255.255.0
FA-ML8TPoE+(config-if)#exit
FA-ML8TPoE+(config)#

手順5.

Webサーバの機能を有効にします。

FA-ML8TPoE+(config)#ip http server
FA-ML8TPoE+(config)#

手順6.

ログインに必要な権限15以上のユーザを作成します。(ユーザ:admin パスワード:admin)

FA-ML8TPoE+(config)#username admin privilege 15 password admin
FA-ML8TPoE+(config)#exit
FA-ML8TPoE+#

手順7.

設定を保存します。

FA-ML8TPoE+#copy running-config startup-config

Overwrite file [startup-config].... (Y/N)[N] ? 
ここで y を入力します。

Copy succeeded と表示されたら設定保存完了です。

手順8.

PCにてWebブラウザ(Internet Explorer)を起動し、アドレスバーに“192.168.1.254”と入力し、Enterキーを押します。

手順9.

ユーザ名とパスワードを入力して設定画面にログインします。

サンプルコンフィグ(FA-ML8TPoE+)

サンプルコンフィグを開く

 

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