FA-MLシリーズ IGMPクエリア設定手順

はじめに

この設定例では、FA-MLシリーズのIGMPクエリア設定について説明します。

対象機種

対象機種

IGMPクエリアの概要

IGMPクエリアは、IPマルチキャスト配信を行う際に必要なIGMP対応ルータ/L3スイッチの働きを代行する機能です。
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構成例

解説

  • FA-ML8TPoE+をIGMPクエリアとして動作させます。
  • IGMPクエリアとして動作させるためには、IGMPスヌーピングが有効になっている必要があります。
  • IGMP Queryを一定間隔(デフォルト125秒)で送信します。
  • 送信間隔は1〜31744の範囲で変更できます。
  • IGMP Queryのデフォルトのバージョンは2です。
  • バージョンは3に変更できます。

<関連コマンド>

モード コマンド デフォルト設定
IGMPスヌーピング 有効化設定(全体) (config)# bridge multicast filtering
ip igmp snooping
無効
有効化設定(VLAN) (config)# ip igmp snooping vlan <vlan-id> 無効
IGMPクエリア 有効化設定 (config)# ip igmp snooping vlan <vlan-id> querier 無効

設定手順

手順1.

PCとスイッチングハブをコンソールケーブルで接続し、ZEQUO assist Plusなどのターミナルエミュレータにて設定画面を表示します。

手順2.

ログイン画面にて、UserNameとPassword(初期状態はどちらもmanager)を入力して設定画面にログインします。

手順3.

ユーザモード→特権モード→グローバルコンフィグレーションモードの順に移行します。

FA-ML8TPoE+>enable
FA-ML8TPoE+#configure terminal
FA-ML8TPoE+(config)#

手順4.

IPアドレスの設定を行います。(VLAN1:192.168.1.254/24)

FA-ML8TPoE+(config)#interface vlan1
FA-ML8TPoE+(config-if)#ip address 192.168.1.254 255.255.255.0
FA-ML8TPoE+(config-if)#exit
FA-ML8TPoE+(config)#

手順5.

IGMPスヌーピングを有効にします。

FA-ML8TPoE+(config)#bridge multicast filtering
FA-ML8TPoE+(config)#ip igmp snooping
FA-ML8TPoE+(config)#

手順6.

VLAN1インターフェースのIGMPスヌーピングを有効にします。

FA-ML8TPoE+(config)#ip igmp snooping vlan 1
FA-ML8TPoE+(config)#

手順7.

VLAN1インターフェースのIGMPクエリアを有効にします。

FA-ML8TPoE+(config)#ip igmp snooping vlan 1 querier
FA-ML8TPoE+(config)#exit
FA-ML8TPoE+#

手順8.

設定を保存します。

FA-ML8TPoE+#copy running-config startup-config

Overwrite file [startup-config].... (Y/N)[N] ?  
ここで y を入力します。

Copy succeeded と表示されたら設定保存完了です。

サンプルコンフィグ(FA-ML8TPoE+)

サンプルコンフィグを開く

 

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