FA-MLシリーズ ストームコントロール設定手順

はじめに

この設定例では、FA-MLシリーズのストームコントロール設定について説明します。

対象機種

対象機種

ストームコントロールの概要

ストームコントロールは、ブロードキャスト、マルチキャスト、ユニキャストのストームを抑制する機能です。

構成例

解説

  • ポート1-8においてストームコントロールを有効にします。
  • ポート1-8でストームが発生して帯域の50%を超えるレートでブロードキャストを受信すると、ポートをシャットダウンします。

<関連コマンド>

モード コマンド デフォルト設定
ストームコントロール パケットと閾値とアクション設定 (config-if)# storm-control <broadcast | multicast | unicast> level <level> shutdown 無し
自動復旧対象設定 (config)# errdisable recovery cause storm-control 無効
自動復旧時間設定 (config)# errdisable recovery interval <30-86400> 300

設定手順

手順1.

PCとスイッチングハブをコンソールケーブルで接続し、ZEQUO assist Plusなどのターミナルエミュレータにて設定画面を表示します。

手順2.

ログイン画面にて、UserNameとPassword(初期状態はどちらもmanager)を入力して設定画面にログインします。

手順3.

ユーザモード→特権モード→グローバルコンフィグレーションモードの順に移行します。

FA-ML8TPoE+>enable
FA-ML8TPoE+#configure terminal
FA-ML8TPoE+(config)#

手順4.

ストームコントロールのパケット、閾値、アクション設定を行います。(ポート:1-8、パケット:ブロードキャスト、閾値:50%、アクション:シャットダウン)

FA-ML8TPoE+(config)#interface range fa1/0/1-8
FA-ML8TPoE+(config-if-range)#storm-control broadcast level 50 shutdown
FA-ML8TPoE+(config-if-range)#exit
FA-ML8TPoE+(config)#

手順5.

ストームコントロールの自動復旧設定を行います。(600秒後に自動復旧)

FA-ML8TCPoE+(config)#errdisable recovery cause storm-control
FA-ML8TCPoE+(config)#errdisable recovery interval 600
FA-ML8TCPoE+(config)#exit
FA-ML8TCPoE+#

手順6.

設定を保存します。

FA-ML8TPoE+#copy running-config startup-config

Overwrite file [startup-config].... (Y/N)[N] ?  
ここで y を入力します。

Copy succeeded と表示されたら設定保存完了です。

サンプルコンフィグ(FA-ML8TPoE+)

サンプルコンフィグを開く

 

この設定例についてのアンケート

  • この設定例は役に立ちましたか?
  • この設定例に関してわかりにくく感じた点、項目や手順の追加のご要望などありましたらご記入ください。
    改善のための参考情報とさせていただきます。

 

ページトップへ戻る