FA-MLシリーズ SNMP設定手順

はじめに

この設定例では、FA-MLシリーズのSNMP設定について説明します。

対象機種

対象機種

シスログ転送の概要

SNMPは、IPネットワークのネットワーク監視およびネットワーク管理を行うためのプロトコルです。

構成例

解説

  • SNMPサーバ(IPアドレス:192.168.1.1)からFA-ML8TPoE+をSNMPで監視します。
  • FA-ML8TPoE+からSNMPサーバにSNMPトラップを送信します。

<関連コマンド>

モード コマンド デフォルト設定
SNMP 有効化 (config)# snmp-server server 無効
監視設定 (config)# snmp-server community <community-name> <ro | rw> <ip-address> 無し
トラップ設定 (config)# snmp-server host <ip-address> traps version <1 | 2c | 3> <community-name> 無し

設定手順

手順1.

PCとスイッチングハブをコンソールケーブルで接続し、ZEQUO assist Plusなどのターミナルエミュレータにて設定画面を表示します。

手順2.

ログイン画面にて、UserNameとPassword(初期状態はどちらもmanager)を入力して設定画面にログインします。

手順3.

ユーザモード→特権モード→グローバルコンフィグレーションモードの順に移行します。

FA-ML8TPoE+>enable
FA-ML8TPoE+#configure terminal
FA-ML8TPoE+(config)#

手順4.

IPアドレスの設定を行います。(192.168.1.254/24)

FA-ML8TPoE+(config)#interface vlan1
FA-ML8TPoE+(config-if)#ip address 192.168.1.254 255.255.255.0
FA-ML8TPoE+(config-if)#exit
FA-ML8TPoE+(config)#

手順5.

SNMPを有効にし、SNMPでアクセスするための設定を行います。(サーバ:192.168.1.1、コミュニティ名:panasonic、権限:read-only)

FA-ML8TPoE+(config)#snmp-server server
FA-ML8TPoE+(config)#snmp-server community panasonic ro 192.168.1.1
FA-ML8TPoE+(config)#

手順6.

SNMPサーバにTRAPを送信する設定を行います。(サーバ:192.168.1.1、コミュニティ名:panasonic、バージョン:v2c)

FA-ML8TPoE+(config)#snmp-server host 192.168.1.1 traps version 2c panasonic
FA-ML8TPoE+(config)#exit
FA-ML8TPoE+#

手順7.

設定を保存します。

FA-ML8TPoE+#copy running-config startup-config

Overwrite file [startup-config].... (Y/N)[N] ? 
ここで y を入力します。

Copy succeeded と表示されたら設定保存完了です。

サンプルコンフィグ(FA-ML8TPoE+)

サンプルコンフィグを開く

 

この設定例についてのアンケート

  • この設定例は役に立ちましたか?
  • この設定例に関してわかりにくく感じた点、項目や手順の追加のご要望などありましたらご記入ください。
    改善のための参考情報とさせていただきます。

 

ページトップへ戻る