EMシリーズ ポートグルーピング設定手順

はじめに

この設定例では、EMシリーズのポートグルーピング設定について説明します。

対象機種

対象機種

ポートグルーピング機能の概要

通信を許可するポート同士を「グループ」として割り当てることによって通信経路の制御が可能になります。
同一セグメントであっても通信可能なポートを個々に指定できるため、VLAN機能が無いブロードバンドルータをご使用の場合でもインターネットマンション等における戸別のセキュリティ確保が可能です。
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構成例

解説

  • グループ1-3同士の通信を禁止し、23,24番ポートとの通信のみを許可するよう3つのグループを設定します。
    ① グループID:1、グループ名:Group1 > ポート1‐4,23‐24
    ② グループID:2、グループ名:Group2 > ポート5‐8,23‐24
    ③ グループID:3、グループ名:Group3 > ポート9‐12,23‐24

<関連コマンド>

モード コマンド デフォルト設定
ポートグルーピング (config)# port-group group-id {enable |{name group-name member interface-id }} なし

設定手順

手順1.

PCとスイッチングハブをコンソールケーブルで接続し、ZEQUO assist Plusなどのターミナルエミュレータにて設定画面を表示します。

手順2.

ログイン画面にて、UserNameとPassword(初期状態はどちらもmanager)を入力して設定画面にログインします。

手順3.

ユーザモード→特権モード→グローバルコンフィグレーションモードの順に移行します。

GA-EM24T>enable
GA-EM24T#configure terminal
GA-EM24T(config)#

手順4.

ポートグルーピングの設定を行います。
(グループ1:ポート1‐4,23‐24、グループ2:ポート5‐8,23‐24、グループ3:ポート9‐12,23‐24)

GA-EM24T(config)#port-group 1 name Group1 member 1‐4,23‐24
GA-EM24T(config)#port-group 2 name Group3 member 5‐8,23‐24
GA-EM24T(config)#port-group 3 name Group3 member 9‐12,23‐24

手順5.

設定を保存します。

GA-EM24T(config)#exit
GA-EM24T#copy running-config startup-config

Destination filename startup-config? [y/n]: ここで y を入力します。

Saving all configurations to NV-RAM.......... Done. と表示されたら設定保存完了です。

サンプルコンフィグ(GA-EM24T)

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