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パナソニック株式会社の企業美術館、パナソニック汐留美術館は常設展示室ルオー・ギャラリー特別展示「ルオーとジャコメ 〜複製されるイメージ〜」を 2019年7月6日(土)から12月15日(日)まで、2期に分けて開催いたします。
当館が所蔵するジョルジュ・ルオー(1871-1958)の油彩画や版画に加え、パリのルオー財団から特別に協力を得て、
ルオーは、大胆な構図に、色彩豊かな絵具が何層にも重ねられた、厚いマティエールが特徴的な作風で知られています。
そのようなルオーの作品を複製画によって忠実に再現したのが、著名な刷師ダニエル・ジャコメでした。
ジャコメの複製技法は、「コロタイプ印刷法(
本特別展示では、このジャコメの独自の技法によって複製されたルオー作品を、ルオーのオリジナル油彩画や水彩画と併せてご覧いただけます。会期@では、さまざまな「顔」に注目した作品を、会期Aでは、「聖なる風景画」を題材にした作品を、それぞれ約16点ずつ展示いたします。
名称: | 「ルオーとジャコメ 〜複製されるイメージ〜」 |
会場: | パナソニック汐留美術館 ルオー・ギャラリー 東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4F JR 「新橋」駅より徒歩約8分、東京メトロ銀座線・都営浅草線・ゆりかもめ「新橋」駅より徒歩約6分、 都営大江戸線「汐留」駅より徒歩約5分 |
会期: | @2019年7月6日(土)〜9月23日(月・祝) (企画展「マイセン動物園展」開催中、ルオー・ギャラリーにて同時開催) A2019年10月5日(土)〜12月15日(日) (企画展「ラウル・デュフィ展」開催中、ルオー・ギャラリーにて同時開催) |
主催: | パナソニック汐留美術館 |
特別協力: | ジョルジュ・ルオー財団 |
休館日: | 水曜日、8月13日(火)〜15日(木) |
開館時間: | 午前10時より午後6時まで(ご入館は午後5時30分まで) *8月2日(金)、9月6日(金)は夜間開館 午後8時まで(ご入館は午後7時30分まで) |
入館料: | 一般:1,000円 65歳以上:900円 大学生:700円 中・高校生:500円 小学生以下:無料 20名以上の団体:各100円割引 障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料で入館いただけます。 |
担当学芸員: | 古賀 暁子 |
報道関係者様:パナソニック汐留美術館 倉澤 電話:03-6218-0078
お客様:ハローダイヤル 03-5777-8600
関連サイト: https://panasonic.co.jp/ew/museum/
会期@では、画家の死後、ダニエル・ジャコメのアトリエとジョルジュ・ルオーの遺族によって出版された複製画集『ヴィザージュ』から、ルオーが描いた様々な「顔」の複製画全10点をご紹介します。
また、そのうちの2点はオリジナル油彩画と併せてご覧いただけます。
扉絵 《ソランジュ》(『ヴィザージュ』1)、
ジョルジュ・ルオー《ソランジュ》(1935-39)に基づく複製画、
ジョルジュ・ルオー財団、パリ
©ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2019 E3409
Photo : Alain Beulé
『ヴィザージュ』
内容:ピエール・クルティヨンの序文にルオーの複製画10点
刷師:ダニエル・ジャコメ
発行部数:450部、市販外50部
出版年:1969年
技法:ダニエル・ジャコメの技法
出版:ダニエル・ジャコメとレトワール・フィラント
会期Aでは、画家の生前にジャコメ自身によって刷られた、ルオーの《守護の天使》(1945年)や《冬》(1946年頃)の複製画をオリジナル作品や、関連する書籍と併せてご紹介します。
《守護の天使》 、
ジョルジュ・ルオー《守護の天使》(1945)に基づく複製画、
ジョルジュ・ルオー財団、パリ
Photo : Alain Beulé
刷師:ダニエル・ジャコメ
制作年:1953年
技法:ダニエル・ジャコメの技法
出版:レトワール・フィラント
フランスの画家ジョルジュ・ルオー(1871-1958)の名を冠する世界で唯一の美術館です。
館内のルオー・ギャラリーでは、収蔵作品を様々なテーマで常設展示しています。
また、ルオーの専門美術館として開館以来、パリのジョルジュ・ルオー財団と共同調査や研究活動をすすめてまいりました。
2013年の開館10周年を機に、ルオー財団と当館は長期のパートナーシップ契約を結びました。
これまでの関係を一層強化し、より長期の視点にたって、日本国内におけるルオーの作品の普遍的な普及・浸透を深めてまいります。