展覧会情報
2020年の展覧会
東京2 0 2 0オリンピック・パラリンピック開催を記念して、当館の展覧会テーマは「日本」です。
日本の芸術の魅力を新たな視点から紹介します。
※展覧会名、会期は変更になる場合があります。
モダンデザインが結ぶ暮らしの夢
1930年代から60年代にかけて、世界、日本各地でモダンデザインが芽吹きます。その夢はどのように育ち受け継がれたのか。過酷な第二次世界大戦を生き抜き、モダンデザインの定着を夢みたブルーノ・タウト、アントニン& ノエミ・レーモンド夫妻、井上房一郎、レーモンド門下のジョージ・ナカシマ、来日中のタウトに触れた剣持勇、 レーモンドや剣持と交流したイサム・ノグチらの仕事をみつめます。
【臨時休館延長のお知らせ】
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、臨時休館の期間を3月22日(日)までと延長させていただきます。これに伴い「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」展は閉幕となります。
ご理解いただけますようお願い申し上げます。
ルオーと日本展響き合う芸術と魂 ― 交流の百年
ジョルジュ・ルオー(1871-1958)は、生前より日本の芸術家や批評家に評価され、その作品は没後60年を経た現代日本においてもなお人々を惹きつけてやみません。本展では、ルオーが我が国でこれほど評価され愛好されてきた背景を、1 9 2 0年頃から現代までの受容の軌跡に探ります。ルオーと日本人との交流や、梅原龍三郎や松本竣介など近代日本洋画を代表する画家への影響、そしてルオーと日本の芸術の共鳴などを紹介しながら、ルオー芸術の日本における位置づけを考える展覧会です。
【ご来館されるみなさまへ】
当館は新型コロナウィルス感染症拡大防止対策を行い6月5日(金)より開館いたします。
特別企画和巧絶佳展令和時代の超工芸
「和巧絶佳」とは、現代における工芸美の探求の三つの傾向―日本の伝統文化の価値を問い直す美しい「和」、手わざの極致に挑む美しい「巧」、工芸素材の美の可能性を探る「絶佳」-を組み合わせた言葉です。本展覧会では、舘鼻則孝、桑田卓郎といったそのような傾向の作品を制作し、いま最も注目されている1970年以降に生まれた作家たちを紹介します。彼らの作品はそれぞれに日本美の行方を予感させます。
分離派建築会100年展 建築は芸術か?
日本で最初の近代建築運動とされる「分離派建築会」は、東京帝国大学建築学科の卒業をひかえた石本喜久治、瀧澤眞弓、堀口捨己、森田慶一、矢田茂、山田守により1920年に結成され、新たな会員も迎えながら1928年まで定期的な作品展と出版を展開しました。明治から大正への社会の変革期、建築界も日本独自の様式を求めていました。そして若い彼らも新しい建築を自己の内面から生みだそうと思索します。本展は彼らの軌跡を、瑞々しい感性に裏打ちされた建築作品や活動資料とともに紹介します。