展覧会情報
2018年の展覧会
※展覧会名、会期は変更になる場合があります。
ヘレンド展 ― 皇妃エリザベートが愛したハンガリーの名窯 ―
ヨーロッパの名窯のひとつヘレンド。マイセンやセーブルと並ぶ高級磁器窯であり、19世紀より皇妃エリザベートをはじめ、欧州諸国の王侯貴族から高く評価され重用されてきました。本展では、ブダペスト国立工芸美術館やハンガリー国立博物館などから出品される多数の陶磁器作品により、ヘレンドの輝かしいあゆみをご覧頂きます。
パナソニック創業100周年特別記念展 日本の四季 ― 近代絵画の巨匠たち ―
松下幸之助(1894−1989)が大阪に松下電器製作所(現パナソニック)を創設してから100年。その節目の年に、パナソニックが 所蔵する日本の近代絵画を初めて一堂に会します。四季をテーマとした約60点の作品を展示し、川合玉堂や竹内栖鳳、 梅原龍三郎、堂本印象、東山魁夷といった日本近代美術史を彩る巨匠たちの作品に親しんでいただける展覧会です。
ジョルジュ・ブラック展 絵画から立体への変容 ―メタモルフォーシス
キュビスムの創始者のひとりジョルジュ・ブラック(1882-1963)は、最晩年に、全ての造形物の美化に挑戦し、絵画から変容した立体作品、すなわち、ジュエリーや陶磁器、彫刻などに取り組みました。本展では、この「メタモルフォーシス」と呼ばれる作品群を日本で初めて本格的に紹介します。少数ながら初期の絵画も出品され、ブラックの様々な造形性に出会える華やかな内容の展覧会です。
没後50年 河井寬次郎展 ― 過去が咲いてゐる今、未来の蕾で一杯な今 ―
日本近代陶芸を代表する陶芸家、河井寬次郎(1890−1966)。初期には中国や朝鮮の手法に基づいた作品を、民藝運動に力を入れた 頃には実用に重きを置いた作品を、そして戦後は独創的な造形表現を展開しました。本展は、陶芸作品の他、木彫や書も出品し寬次郎の 仕事の全貌を紹介する大回顧展です。山口大学所蔵の初期作品を初公開し、またパナソニック所蔵の作品も特別に展示します。
開館15周年特別展 ジョルジュ・ルオー 聖なる芸術とモデルニテ
当館の開館15周年、そしてジョルジュ・ルオー(1871−1958)の没後60年となる節目の年に、ルオーの画業の軸である「聖なる 芸術」をテーマに、ヴァチカン美術館所蔵の油彩画など日本未公開作品を含む代表作を多数取り上げて、ルオー芸術とそのモデルニテ (現代性)を再考します。作品に込めた画家のメッセージとともに、ルオーの目指した「愛の最も美しいかたち」をご覧頂きます。