1906年8月30日、アフリカ旅行から戻った36歳のマティスは、「中でも砂漠はすごかった」と、その強い印象を友人のルオーに書き送ります。国立美術学校で共に学んで以来、この二人の偉大なフランス人画家が交わした膨大な手紙のやりとりは、マティスが亡くなる前年の1953年まで、断続的ながら実に約半世紀に渡って続きました。
全く異なる画風を確立したマティスとルオーは、一方でフランス絵画の輝かしい伝統の継承者としての誇りと責任感を共有していました。それは、外国人を受け入れて輝きを増すフランス、あるいは第二次世界大戦に苦悩するフランス、そのいずれにあっても揺らぐことなく、自らの絵画で回答し続けた姿勢にも表れています。例えば、戦争を機に描かれたマティスによる《ラ・フランス》とルオーによる《聖ジャンヌ・ダルク》は、自由なフランスを象徴する堂々とした女性を描いてその白眉といえるでしょう。
本展では、二人や家族の手紙を紹介しながらその時期の絵画作品を展覧します。マティスの静物画《スヒーダムの瓶のある静物》をはじめとする貴重な初期の作品や、ルオーの重要な版画集『気晴らし』の油彩原画シリーズの全点出品など、フランスからの初来日作品を含む合計約140点を通して、マティスとルオーの友情の秘密に立体的に迫ります。
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*未就学児はご遠慮ください。
» 申し込み方法 【2016年11月1日(火)より受付開始】
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*未就学児はご遠慮ください。
» 申し込み方法 【2016年12月5日(月)より受付開始】
・お申し込みの受付時間 午前8時〜午後10時
・お申し込みの受付は先着順、定員になり次第締め切りとさせていただきます。
ハローダイヤル(03-5777-8600)でお申し込みください。
@イベント名 A参加人数(一度にお申し込み頂ける人数は2名まで) B氏名(要全参加希望者名) C住所 D電話番号を承るほか、
簡単なアンケートにご協力いただきます。
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*会場の混雑状況によってはスライドトークに変更になります。
1月22日(日)、28日(土) / 2月3日(金)、11日(土・祝)、17日(金)、26日(日) /
3月3日(金)、10日(金)、16日(木)、21日(火)いずれも午後2時〜 (30分程度)
参加無料(ただし本展の観覧券が必要です)
予約不要(当日展示室前までお集まりください)
ご好評により会場混雑が予想されますため、2月以降はスライドトークに変更させていただきます。ご了承ください。
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会期中の「ふみの日」にあたる1月23日(月)、2月23日(木)、3月23日(木)にご来館の方に、
当館オリジナル絵はがきをプレゼントします。大切なご友人に、直筆の郵便などいかがですか?
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