展覧会情報

2006年の展覧会

建築家 グンナール・アスプルンド - 癒しのランドスケープ -

2006年2月11日(土)~2006年4月16日(日)

スウェーデンの近代を代表する建築家、グンナール・アスプルンド(1885-1940)。ユネスコの世界遺産ともなっている《森の墓地》(1940)では、生命の尊厳への眼差しがスカンジナビアの雄大な自然を背景に、永遠なる自然の時間へと見事に昇華されています。吉村行雄氏撮影による写真、映像を中心に模型や図面、家具などによりアスプルンド建築の全貌を紹介いたします。


ルオーとローランサン - パリの踊り子たち -

2006年4月29日(土)~2006年7月9日(日)

エコール・ド・パリの時代にパリ出身の画家として活躍したルオーとマリー・ローランサン。二人の画家の作品には踊り子やサーカスなどの共通のモティーフがみられ、共にバレエ・リュスの舞台装置や衣装を手掛けたことでも知られています。同時代における踊り子の存在を軸に二人の画業に迫ります。


富本憲吉のデザイン空間

2006年7月22日(土)~2006年9月24日(日)

第一回の人間国宝に認定された富本憲吉(1886-1963)は、日本の近代陶芸の第一人者です。2006年は富本の生誕120年にあたります。本展は空間デザイナー、富本憲吉に焦点をあてる初の試みです。富本憲吉記念館の特別協力のもと、陶工富本の目指した理想的生活空間を再現しながら富本芸術を総合的に紹介します。


重森三玲の庭 - 地上の小宇宙 -

2006年10月7日(土)~2006年12月10日(日)

日本の伝統的な庭園に新しい風を吹き込んだ重森三玲。三玲は日本中の古庭園を飛びまわり、実測調査を精力的に行いました。研究成果をもとに手がけた庭園は、現代の私たちにとっても新しい存在です。本展では、代表作東福寺庭園を中心に、重森三玲の世界を写真や図面、模型などによりご紹介します。


ルオー 伝説的風景

2006年12月23日(土)~2007年1月28日(日)

ルオーは生涯をかけて多くの風景画を描きました。自然の中に人の姿を感じ、風景の中にキリストの存在を暗示することによって数々の神秘的な風景画を生み出したのです。本展では新収蔵作品『伝説的風景』の他、晩年のアトリエ作品など当館収蔵の幻想的風景画の魅力をご紹介します。