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| パナソニック インパルス | VS | ノジマ相模原ライズ |
|---|---|---|
| 0 | 1Q | 7 |
| 21 | 2Q | 7 |
| 0 | 3Q | 6 |
| 7 | 4Q | 6 |
| 28 | − | 26 |
雨中の激闘再び。ライズに逆転勝ちし、全勝でJXBトーナメントに進出。
前節に続いて、雨が降りしきる中での試合となった最終節。強力オフェンスを擁するライズとの戦いは、最後の1プレーまで目が離せない、まさに手に汗握る大接戦となった。
前半。先制点をあげたのはライズだった。自陣25YD(ヤード)からの攻撃で、まず#85八木へのパス成功で前進すると、QB#98ガードナーのラン、#84吉田へのパス成功、#39ホマのランなどで残り3YD地点へ。ここから#85八木へのパスが通りタッチダウン。0対7とした。
これに対し、フィールドゴール失敗などで得点できなかったインパルスだったが、第2Qに入ってチャンスをものにする。自陣44YD地点で得た攻撃シリーズの2プレー目。 7対7の同点とした。
しかし、ライズがすぐさま突き放す。キックオフのボールを受けた#20前島が、77YDを走るビッグリターン。残り11YDから攻撃を開始すると、#39ホマがエンドゾーンまで走りタッチダウン。7対14。
この後、激しい攻防が続いて、前半も残り3分弱となる。インパルスは敵陣47YDから攻撃を開始。するとRB#33横田が力強く中央突破し、一気に残り20YD地点へ。ここからエンドゾーン右隅に走り込むWR#15頓花へパス! これが見事決まりタッチダウン! 14対14の同点とした。
そして前半終了間際。ライズの攻撃をパントに追い込むと、R#1ポリーが敵陣34YDまで持ち込むナイスリターン! ここからの攻撃でWR#89小山へのパスが決まり、残り2YD地点へ。だが前半終了までは、残りわずか3秒となった。インパルスはフィールドゴールでなく、プレーを選択するとタッチダウン! 21対14と逆転する。荒木監督が試合後「ここが攻め時と判断した」と語った強気の采配でリードを奪い、前半を終えた。
後半。ライズが反撃する。自陣36YDからの攻撃で、QBガードナーのランを中心にダウン更新を3度重ね、残り3YD地点まで攻め込むと、最後は#39ホマが走り込んでタッチダウン。キックは決まらなかったが、21対20と詰め寄ってきたのだ。
さらにライズは次の攻撃で残り18YD地点まで攻め込んでくる。だが、ここでインパルス守備陣が踏ん張る。DL#17モトゥがQBサックで後退させ、さらにLB#47松永のファンブルフォースで攻撃権を奪取してみせたのだ。
1点差のまま、試合は第4Qへ。インパルスは自陣31YDから、エンドゾーンに迫る。WR#22木下へのパス成功、RB#33横田のランなどで前進し、残り4YD地点へ。4thダウンとなるがギャンブルを選択し、RB#33横田の中央突破でこれに成功し残り1YD地点へ。最後はタッチダウン! 28対20とリードをひろげる。
ライズも諦めない。ダウン更新を重ねて残り36YD地点とすると、ここからQBガードナーが一気に駆け上がりタッチダウン。28対26。2点コンバージョンが決まれば同点である。だが、それを狙った相手パスをDB#27辻が見事にカット! 2点リードを守ってみせた。
ライズは最後の攻撃で、残り45YD地点へ。試合終了まではわずか4秒。もう最後の1プレーである。QBガードナーがエンドゾーンに向かってロングパスを投げる。観客が息をのんで見つめる中、インパルス守備陣がこれをカット! これで試合終了。インパルスが2点差を守りきり勝利を収めた。
最終節にも勝利し、インパルスは全勝。見事リーグ戦1位で、JXBトーナメント進出を決めた。
荒木監督は「ここからが本当の勝負。チームをもう1ランク上げて挑みたい」と決意を語る。
JXBトーナメント・クォーターファイナルは、11月12日(日)にヤンマースタジアムで行われる。対戦相手はワイルドカード(アサヒビールvsオール三菱)の勝者である。