まずは、蒸した餅米を臼に入れ、杵で練り練り致します。
このまま臼の周りを4人がクルクル回りながら万遍なくこねます。
この作業がつきあがりのツヤ、粘りを左右する大事な工程です。
大男が４人で作業しますので、杵同士がゴツゴツぶつかります。
指を挟まれるととても痛いです。
＃31財満選手、餅米の状態を確認しながら指揮を取り、最高の練り状態に導きます。
この餅つき大会常連者です。後ろ姿がとても頼もしく見えますね。

さぁ、いざ杵を振り下ろし餅つき開始です。
左：＃16小原選手　と私。
「杵２人：返し１人」という難易度の高いつき方にチャレンジです。
テレビで見たことがあり、是非やってみようとマネしてみました。
つきあがりの時間が早く餅が冷めないのと、つき手が二人なので疲れにくく、量産が可能。という利点があり、さらには滑らかな食感の餅になります。
ただ、呼吸を合わせなければ返しの手を強打することになり大変危険です。掛け声が必要ですね。
今回は「アン・ドゥー・トロワァ」にしました。

皆が見つめるその先に。

＃45篠原選手が、一心不乱に餅をついております。とても良いリズムで杵を振り下ろし、なんと理想的なフォームでしょう。
「パチコン！パチコン！」と激しいサウンドを叩き出しておりその腰の安定感具合、今シーズンのハードタックルを予感させておりました。
※彼は、農業経験者であり、「杵」が「クワ」に見える事もしばしば。

小学生も一緒に餅をつきます。
杵が重いのでなかなか上手く出来ません。
周りで見守り応援する私達。
おやじさんからも熱い言葉でアドバイス。

ムムっ！おやじさんの言葉の重みはもっと凄かった。
杵の重みもなんのその
このあと少年は気合の入った杵さばきを披露しました。

共同作業を行う、同志社大出身先輩後輩コンビ。（先輩＃24仲田選手）（後輩＃57島田選手）
何度も餅をつき上げるごとに、技術が向上し作業中に談笑する余裕が生まれました。
＃24「ええか、島田。この練る作業も、ええトレーニングになるんや。」
＃57「いやぁ〜、ホンマですわ。仲田さんの筋肉に対する思いは天井しらずやで。」と、和やかムード。

２００ｋｇ用意されたもち米が丁度１００ｋｇに減ったあたりで、休憩。
餅つきスタッフに、おやじさん手製「豚汁」＆「トマト汁」が振舞われました。
働いた後の温かい汁もの、たまりません。乾いた身体に染み渡りますね。
いつもは厳しく叱る父親がたまに褒めてくれる。あの時の「温かさ」に良く似ていました。
ここに餅を入れるのが、おやじの会スタンダード。
とても美味しかったです。

さぁ、餅をつき終え一段落、餅を食べた後は運動の時間。

フラッグフット体験教室での１コマ。
フラッグを奪いに行く＃57島田選手フラッグ目指し詰め寄ります。
しかし＃57島田選手、先程は1人で10臼は仕上げました。身体は疲労し乳酸漬けだったのでしょう。
手加減に見せて、これは本当に抜かれていますね。

そして奥で待ち構える＃31財満選手
その姿、威圧感たるや仁王様のごとし。
でも、子ども達からは「ひらパー兄さん！ひらパー兄さん！」と大人気でした。

小学生に、説明をする＃16小原選手。
色んな種目を体験出来るよう、プログラムを考え次々と指示していきます。
リーダーシップを発揮しています。

楽しい時間はあっという間で、いつの間にか3時前。
最後に、皆さんと集合写真を取りました。

スタッフの皆様お疲れ様でした。
このようにして、２０１２年インパルス最初の行事が終了です。