パナソニック インパルス	VS	エレコム神戸ファイニーズ
3	1Q	0
14	2Q	3
14	3Q	0
24	4Q	0
55	−	3

前半は接戦も、後半に引き離して勝利。4年連続で春の栄冠に輝く。

グリーンボウル決勝戦の相手は、エレコム神戸ファイニーズ。
３年連続での同一カードであり、まさに西地区のライバル対決といえる。
試合は、前半こそロースコアでの接戦だったが、インパルスが徐々に地力を発揮し、大差をつけての勝利をものにした。

第1Q。まずファイニーズが、攻勢をかけてくる。
自陣24YD（ヤード）から、QB糟谷が次々とパスを決めて前進。
ダウン更新を3回重ね、残り25YD地点へ進む。
だが反則で罰退すると、さらにインパルスDL#9武田がQBサック！
結局ファイニーズは得点できず、パントでもミスが出て陣地を挽回できない。

インパルスは、自陣48YDという好位置からの攻撃となる。
するとRB#39荒木の18YDランが決まり、一気に残り25YD地点へ。
だがインパルスも反則で後退し、K#16佐伯（眞）のフィールドゴールによる3点先制にとどまった。

ファイニーズの反撃。
第1Qから第2Qにかけてダウン更新を5度続け、残り11YD地点へ進む。
ここからの前進はインパルス守備陣が許さなかったが、フィールドゴールは決まる。
3対3の同点である。

しかしインパルスは、すぐさま突き放す。
自陣32YDから、WR#80柴田へのパス成功、RB#41岩田の2度のランで残り37YD地点へ。
さらにRB#33横田が、相手タックルを次々とかわし、30YDを走るナイスラン！
一気に残り1YDとしタッチダウン。10対3とする。

そして前半終了間際。
相手パントを、DL#98梶原がブロック！
残り33YDで攻撃権を得ると、QB#18大原がWR#4高木へロングパス。
これが見事に決まりタッチダウン！　17対3と点差を広げて前半を終えた。

後半。 ファイニーズは、キックオフで意表を突くオンサイドキックをしかけるが失敗。
インパルスは最初の攻撃シリーズでは得点できなかったが、次の敵陣36YD地点からの攻撃で、追加点をあげる。
相手反則で残り31YDとすると、QB#18大原が自ら走って残り9YD地点へ。
ここからRB#26藤本が中央突破でタッチダウン！　24対3。

さらに自陣29YDからの攻撃では、ロングパスをWR#5木戸が見事キャッチ！
残り29YDとすると、続くプレーでRB#33横田が27YD走るナイスラン。
残り2YDとし、最後はRB#41岩田が押し込んでタッチダウン。7点を追加する。

第4Qに入っても、インパルスは加点し続ける。
まずK#11佐伯（栄）が31YDのフィールドゴールをしっかり決めて3点を追加。34対3。
さらに守備陣も活躍する。相手パスをDB#24竹内がインターセプト！
これで得た攻撃シリーズでは、RB#33横田が右オープンを激走！
ディフェンス陣をふりきり、45YD走ってタッチダウン。41対3。

一矢報いたいファイニーズだったが、ダウン更新もままならない。
4thダウンパントではスナップが乱れ、無理に蹴ったボールを、インパルス#19小原が敵陣30YDでキャッチ。
小原はそのままエンドゾーンまで走りきりタッチダウン。48対3。

試合終了間際にも、相手パントをインパルス守備陣がブロック。
このボールを拾ったDL#99イグエが、残り9YD地点まで持ち込む。
次の攻撃で、RB#26藤本が中央突破しタッチダウン。

55対3となり、このまま試合終了。インパルスが大差でファイニーズをくだした。

インパルスは、4年連続19回目となるグリーンボウル優勝を勝ち取ることができた。
なおこの試合のMIPには、ファイニーズの#24芦田選手、MVPにはインパルスの#33横田選手が選ばれている。

インパルスの次の試合は、関西学院大学ファイターズと対戦する「神戸ボウル」。試合は、6月4日に王子スタジアムで行われる。
荒木監督は「この春いちばんの強敵。だが、社会人として負けるわけにはいかない」と気を引き締める。
春シーズンを締めくくる大事な一戦。これまでの課題を解決し、秋につながる好ゲームを期待する。