パナソニック エコテクノロジーセンター

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リサイクルの工程

テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機。PETECでは、役目を終えて届けられた家電たちから、
貴重な資源を高純度に取り出し、リサイクル素材として新しい役目を与え送り出しています。

2020年度 PETECリサイクル率(再商品化率)実績

PETECでは、テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機ともに、
法定リサイクル率以上となる、高いリサイクル率を達成しています。

テレビ
法定リサイクル率:74%

エアコン
法定リサイクル率:80%

冷蔵庫
法定リサイクル率:70%

洗濯機
法定リサイクル率:82%

・リサイクル率(再商品化率):マテリアルリサイクルできた割合
・マテリアルリサイクル:新しい製品の材料や原料として再利用すること
・サーマルリサイクル:ゴミとなった部分を燃やす際に発生する熱をエネルギーとして利用すること
・再資源化率:「マテリアルリサイクル」「サーマルリサイクル 他」を含め、リサイクルできた割合
・法定リサイクル率:家電リサイクル法で定められているマテリアルリサイクルしなければならない基準値

テレビのリサイクル

リサイクルのポイント

  • ■素材構成の異なるプラズマテレビと液晶テレビを、手解体で細かく分別します。
  • ■液晶テレビに含まれる水銀(有害物質)もきちんと確実に回収します。
素材構成(重量での比率)

出典:環境省 審議会・検討会等関係資料

出典:家電製品素材構成分析調査報告書 2015年度製品

ここに注目

作業効率アップを実現したライン構成
薄型テレビの解体ラインは、効率よく作業を進めるため、ラインの両側から解体作業ができる対面シリーズ方式で構成されています。また、一人ひとり定位置でウォークレスで作業することにより、無駄な動きを極力なくした素材回収スタイルを確立しています。今後さらなる入荷増が見込まれるため、人の手による解体技術、機械による作業、それぞれにおける進化点を日々探っています。

ラインの流れ

  • テレビの解体ライン。(写真をクリックするとスライドできます)

  • 1)投入: この投入装置を用いてテレビを作業台の高さにセット。手解体のスタッフが受け取ります。

  • 2)解体分別: 対面シリーズ方式で、テレビのカバーやビスを取り外します。

  • 3)解体分別: プリント基板やフレキ(基板の一種)などの金属素材を回収。

  • 4)液晶モジュールの取り外し: 有害物質である水銀の入った蛍光管が破損しないよう、専用ブースで解体・安全に回収。

  • 5)素材の出荷: 高純度に取り出された素材は種類別に出荷されます。

エアコンのリサイクル

リサイクルのポイント

  • ■エアコンは鉄・銅・アルミなど、多くの金属部品で構成されています。これらの素材を正確に分別し、高効率・高純度で取り出すことが重要です。
  • ■冷媒フロンもPETECで回収しています。古い大型の室外機などは、通常ラインとは別の場所で1台ずつ丁寧に回収処理されます。
素材構成(重量での比率)

出典:(財)家電製品協会資料1982年製品

ここに注目

室内機の解体を容易にする装置の導入
従来、たくさんのビスを手作業で外しながら解体していた室内機。その作業負荷を軽減するため、ビスが集中している端部を切断、バラバラにする装置を導入しました。これにより作業者の負担も減り、スピーディな解体、分別が行えるようになりました。

ラインの流れ

  • 明るい解体ライン。(写真をクリックするとスライドできます)

  • 1)冷媒フロンの取り出し: 回収後は密封して専門の処理会社で無害化します。

  • 2)室内機の分別: 切断装置でバラバラに解体された状態から必要なパーツを選別。

  • 3)室外機の除塵:作業環境に配慮し、解体前にホコリ除去装置へ。

  • 4)室外機の解体: 流れ作業で分担しながら効率よく解体。

  • 5)素材の出荷: 種類ごとに回収された素材は、出荷先の工場でより高純度に選別されます。

冷蔵庫のリサイクル

リサイクルのポイント

  • ■ボディに使われる多量の鉄をはじめ、銅やアルミなど、冷蔵庫には全体の重さの約6割を占める金属が使われています。これらの素材を正確に分別し、高効率・高純度で取り出すことが重要です。
  • ■金属の次に多いのがプラスチック素材。断熱材に使われるウレタンフォームには、発泡加工時に使用されるフロンガスが含まれています。これもしっかり回収し、密封したまま専用の処理工場で無害化されます。
  • ■フロンガスを抜いたあとのウレタンフォームは、従来 廃棄物として処分されていましたが、固形燃料(RPF)化することにより、有効活用されています。
素材構成(重量での比率)

出典:家電製品素材構成分析調査報告書 2015年度製品

ここに注目

磁力・風力・うず電流等を使った素材の選別
金属やプラスチックが混じり合った破片群から、磁力で鉄を、風力による吸引で軽量なウレタンフォームを、非鉄選別機で銅とアルミの混合片(ミックスメタル)とそれ以外に分別します。残りの破片群からさらにプラスチックを種類別に取り出すという、徹底した素材ごとの選別・取り出しを行っています。
取り出された破片群は素材別にメーカーに送られ再利用されます。

ラインの流れ

  • 冷蔵庫の解体ライン。(写真をクリックするとスライドできます)

  • 1)解体・プラスチック部品の整理: 庫内のトレイ・間仕切りなどを取り出し、素材ごとに専用破砕機へ送出。

  • 2)冷媒フロンの回収: コンプレッサー内の冷媒フロンを専用装置で回収。

  • 3)本体の破砕: 専用の破砕機に投入され、金属やプラスチックが混じった破片群に。

  • 4)素材の選別: 磁力で鉄を取り出し、さらに風力でウレタンフォームを吸引。同時にそれに含まれるフロンガスも回収。

  • 5)ミックスメタルとプラスチックの選別: 非鉄選別機でミックスメタルとプラスチックを分けたのち、プラスチックは種類別に選別されます。

  • 6)素材の出荷: 高純度に取り出された素材は種類別に出荷されます。

洗濯機のリサイクル

リサイクルのポイント

  • ■洗濯機で鉄の次に多く使用されているプラスチックは、種類の違うものが混ざってしまうと原料として再使用することができません。中でもよく使われているポリプロピレン(PP)樹脂の高純度な選別が重要になります。
  • ■増加傾向にあるドラム式洗濯機には、フロンガスを冷媒として採用している「ヒートポンプ式乾燥機能」を持つものもあるため、エアコンや冷蔵庫と同様に冷媒フロンの回収も行っています。
素材構成(重量での比率)

出典:家電製品素材構成分析調査報告書 2015年度製品

出典:家電製品素材構成分析調査報告書 2015年度製品

ここに注目

浮沈式比重選別によるポリプロピレンの取り出し
本体破砕後に選別された混合プラスチック素材群を細かく砕き、ホコリを取り除いてから水槽に入れます。これを撹拌しながら流すと、軽量のポリプロピレン(PP)だけが浮き上がってきます。この選別技術により、純度99.5%のポリプロピレン(PP)を取り出しています。取り出されたポリプロピレン(PP)は、再び洗濯機の台枠や洗濯槽の原料として利用されます。

ラインの流れ

  • 洗濯機の解体ライン。(写真をクリックするとスライドできます)

  • 1)計量・事前チェック: 1日の処理数、資源取り出し量を計測するため1台ずつ計量。タテ型 / ななめドラムの各ラインに振り分け。

  • 2)手解体工程: 操作パネルや電源コード等を手解体工程で回収します。

  • 3)塩水の抜き取り: タテ型洗濯機上部の「バランサー」に封入されている塩水を抜き取り、リサイクル素材となる鉄が錆びるのを防ぎます。

  • 4)本体破砕と素材選別: 本体破砕後、磁力等で金属やプラスチックを選別。さらに浮沈選別装置で混合プラスチックからポリプロピレン(PP)を回収。

  • 5)選別完了: 素材ごとにきちんと分別され、再生資源として出荷を待ちます。

  • 6)素材の出荷: 高純度に取り出された素材は種類別に出荷されます。

1日の終わりには、感謝の気持ちでお掃除。
また明日から新たな気持ちで「宝さがし」に取り組みます。

写真・ダウンロード」ページでもリサイクルの様々なシーンをご覧いただけます。
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