PETECでは「つくる→つかう→もどす→いかす」という流れで貴重な資源を循環させ、
ごみの減量と「商品から商品へ」のリサイクルに取り組んでいます。
私たちが目指すものは「ごみゼロのリサイクル」。使用済み家電の中から、まだ使える資源を効率的に取り出し、新しい商品の材料として再び役立てる「つくる→つかう→もどす→いかす」という循環型のしくみ確立の一翼を担っています。
詳しくは「リサイクルの工程」ページへ
合言葉は「トレジャーハンティング(宝探し)」
パナソニック エコテクノロジーセンター(PETEC)の仕事は、まさに「トレジャーハンティング」。役目を終えた家電の中から宝探しをする感覚で、できるだけ質の良いリサイクル素材や原料を取り出すことが役割です。
たとえば映らなくなったテレビを処分するとき、消費者は「排出者」として家電リサイクル法に定められている通りに販売店に依頼するなどし、テレビを有料で引き取ってもらいます。このように日本国内で回収される指定4品目(テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機)の使用済み家電の量は、年間15,261千台(出典:2021年度引取実績 家電製品協会)にものぼります。
各家庭から回収されたこれらの使用済み家電は、全国にあるリサイクル工場へと集められます。PETECも、そんな工場のうちの一つです。
「商品から商品へ」のリサイクルを通じて
今、限られた地球資源を大切に活用し、めぐみ豊かな地球環境を次の世代へと引き継げるよう、循環型のしくみづくりが求められています。PETECは、そんな未来に一歩でも近づきたいという願いのもと、ごみの減量と再資源化に取り組んでいます。
PETECにとっては、壊れたテレビもただのごみではありません。テレビを形づくっているガラスや金属などの素材は、まだ使うことのできる 「資源」だからです。PETECは、これらの使用済み家電から、再び新しい商品を作り出す材料としての資源を、素材ごとに分別、回収しています。
これが、PETECの目指している「商品から商品へ」のリサイクル。つまり「つくる→つかう→すてる」の一方通行ではなく、「つくる→つかう→もどす→いかす」という流れで貴重な資源を循環させて、「ごみゼロ」を実現するためのリサイクルなのです。
そのためにPETECでは、新しいリサイクル技術の研究開発にも力を入れています。また、実際のリサイクル現場で分かったことをパナソニックグループの商品開発部門とも共有し、新しい商品をつくる際に役立てています。
またPETECは、見学いただくことを前提につくられた工場です。より多くの方に私たちの取り組みをご覧いただけることを願っています。
見学ご希望の方は「工場見学のご案内」のページをご覧ください。