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言山百景

見知らぬ景色に、言葉と関係性を生み落とす

希薄化していく “人と地域との関係性” をつなぎ変える新たな魅力の引き出し方

仕事や食事といった日常生活の数々が自宅で完結できるようになり、 帰省や観光など遠方での非日常的体験もデジタルに代替される流れは加速していくかもしれません。 物理的な移動が減ることにより “人と地域とのつながり” が希薄化していく未来に、新たな関係性の形を問いかけます。

神社の絵馬、美術館や飲食店に置かれたノートにメッセージを残し、地域に自己の存在を刻み残したことはありますか。 時を経てその地を訪れ、過去の自分が地域に残した言葉から、地域とのつながりをほのかに感じる。 そんなノスタルジックな体験を、デジタル時代のテクノロジーを用いて再構築します。あなたがスマートフォンに文字を打ち込むと、その言葉が遠く離れた町に切り出され舞い降りることで、あなたの言葉がその地域に新しい魅力や文化を生み出します。

言葉と景色の組み合わせは百者百様。 願い、祈り、告白、ぼやき、メモ、だじゃれ。独り言からメッセージまで、あなたの自由な言葉とつくる新たな景色。 人と地域を言葉でつなぎ、新たな関係性を産み落とすプロジェクトに、あなたも参加してみませんか?

EVENT INFO

言山百景 in 椿まつり
2023.02.25 - 02.26
Remixed Reality in 湘南博
2022.05.21 - 05.26
Remixed Reality展
2022.03.10 - 03.16

「言山百景」は、新型コロナウイルスの影響で物理的な長距離移動へのハードルが上がる一方、メタバースを代表とされるような仮想的に遠く離れた場所を訪れることも可能になる近い未来のくらしにおいて「物理的・心理的な距離を越えて人々が共創し、伝統・文化の継承は可能か」という問いを立て、ネットワークによって、そこに住む人だけでなく遠くから想いを寄せる人同士が繋がり、協力しあうことで新たな視点がもたらされ、新しい観光資源や地域の魅力を作り出すアイデアとして、プロトタイピングを進めてきたものです。

この取り組みは、「言山百景」プロジェクトの実験的側面を持った体験型インスタレーションです。今後日本各地の自治体・アートイベントと共創していくことで、人と地域の新たな関係性を築く未来を描いていきたいと考えています。

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「言山百景」インスタレーションについて

“どこか遠い地の景色”の写真を特設WEBサイトから閲覧し、その景色に対して感じた“言葉”を投稿。その言葉は3Dプリントされ、質量をもった“言葉”となります。

“言葉”は“遠い地の景色”の前に降り注ぎ、参加者とその地を繋ぐ山(言山)を築いていきます。同時に「言山」を築く一員として、参加者の名前が特設サイトにクレジットされます。

参加者が増えていくごとに積み上がる様々な “言葉”と、 “どこか遠い地の景色“との関係性を見つめ、現地はいまどんな風景なのか、自分だったらどんな言葉を紡ぐのか、想像しながら是非ご参加ください。

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※インスタレーションの開催期間中は、現地に訪れることが困難な方向けにも擬似体験いただくために会場をライブビューイング致します。
詳しくは特設サイト( https://www.kotoyama100kei.com/ )をご覧ください。

第2回 in 伊豆大島 椿まつり

2023年2月25日(土)-26日(日)の期間、大島観光協会と共同で、同時期開催の椿まつり 椿花ガーデン会場(東京都大島町元町津倍付41-1)にてインスタレーション展示を、特設サイトにてインスタレーションへの参加を可能とし、会場のストリーミング配信も行います。

【特設サイト】 https://www.kotoyama100kei.com/
【日時】 2023年2月25日(土)〜26日(日) 11:00-16:30 ※入場は終了の30分前まで
【会場】 椿まつり 椿花ガーデン会場(東京都大島町元町津倍付41-1)
【椿まつり公式サイト】 http://www.izu-oshima.or.jp/68th_camellia_festival/index.html
【参加料】 言山百景のインスタレーション参加・ストリーミング配信視聴は無料です。会場(椿花ガーデン)でのリアル参加には入場料がかかります。 おとな(中学生以上) 830円・こども(4歳以上) 400円・団体(31名以上) 1割引。

第1回 in 日本橋 BnA_WALL

2022年4月13日(水)-17日(日)、東京・日本橋のアートホテルBnA_WALLにて、インスタレーション展示を実施しました。

具体的には、まず"どこか遠い地の景色"の写真を数枚用意し、参加者にはその中から1枚の写真を選んで言葉を投稿してもらいました。 次に選ばれた写真を壁面に投影、そして投稿いただいた言葉を3Dプリントしたものが吊るされ写真と同居する様をアートとして保存し、 言葉がその場所に落ちることで積み上がっていく、その様子をリアルタイム配信しました。5日間で延べ100名の方の想いが現地に質量をもった文字として生み落とされました。

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今後の展開と「言山百景モビリティ」について

本取り組みは、今後以下のような目的で日本各地の自治体、アートイベントとの共創を目指しています。
・各地自治体の観光課との共創による観光資源開発
・各地自治体の都市計画課との共創による新しいまちづくり施策の実施
・アートイベントへの出展
・その他共同開催をご検討の企業、団体との取組み ...etc

各地で同様の体験を可能にする「言山百景モビリティ」も開発しました。こちらも会場に展示します。

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