Panasonic IMPULSE Football Camp 2015レポート

いつも応援ありがとうございます。
ディフェンスコーチの山中です。

遅くなりましたが、8月1日(土)に開催させていただいたフットボールキャンプについてご報告させていただきます。
(私がここに登場するということは・・・「嫁目線!」をご期待される方も
いるかもしれませんが、今回は真面目に・・・。)

※前回山中コーチの奥様が原稿を執筆した嫁目線はこちらから・・・
http://panasonic.co.jp/ew/go-go-impulse/news/column/2014/23/

さて、インパルス主催で学生向けクリニックを開催するのは、私の記憶する限り初めての試みでもありましたが、今回我々の日々取組んでいる練習メニューについて体験いただき、未来のXリーガーのレベルアップに少しでも貢献したいとの思いで、開催を決定しました。(個別に出向いてのクリニックは毎年実施させていただいています。)

当日は、全15チーム約200名の皆様にお越しいただき、グラウンドが選手で溢れかえる程でした。午前11時から午後6時半までと長時間にわたる内容でしたが、ご参加の皆様方の積極的なご姿勢により、すべてにおいて有意義な時間を持てたと実感しております。

今回のテーマは、『ファンダメンタルとトレーニングの融合』。
フットボーラーとしてアスリートとして、日々のトレーニングは必須です。

我々はトレーニングを『フットボールが上達する為のもの』であると
強く位置づけています。

特に夏場は『海』→『モテたい』→『トレーニング』となりがちですが、
鍛えた筋肉や運動能力は見せる為のものではなく、不可能な動きを可能にするための
ものでなくてはなりません。

まず第一部では、そんな我々の取組みの想いをまずは頭で
理解いただこうということで、ミーティングを実施致しました。

はじめに、インパルス アスレチックパフォーマンスコーディネーターの勝原より、
ムーブメントについての講習を行いました。

ムーブメント、直訳すると『動作』です。

今回のテーマの一番の肝であると言えるこのムーブメント。
より早い動き、より強い動きをする為には『正しい動作』をする必要があります。

インパルスでは、一つ一つのフットボールファンダメンタルについて、
個別に動作を紐解き、正しい動作を見出して、そのためにどんなトレーニングが必要かを日々探求しています。

はじめから少し難しい話になりましたが、
熱心にメモをとる選手が多く見受けられました。

続きまして栄養講習です。

フットボールの世界では、いわゆる『デカくて速いヤツ』になることが重要です。

デカくなる為にはどうすれば良いかを、桑原塾 主宰(グリコ パワープロダクション生みの親 現アドバイザー)桑原 弘樹氏に講演いただきました。非常にパワフルでマニアックかつジョーク満載の内容で、参加者も桑原さんの話に夢中でした。

食事のタイミングや量・質の重要性について本当に良く理解でき、インパルスの面々にも、ぜひ聞かせたいと強く思いました。

※桑原さん、お忙しい中本当にありがとうございました!


※桑原弘樹氏による栄養講習風景

その後、ポジションに別れて、個別のトレーニングとファンダメンタルについて
ミーティングを行い、より理解を深めて第二部のプラクティスへと移りました。

ちなみに今回参加いただいた選手の皆様には、アンダーアーマー製の
キャンプ限定インパルスシャツを着用いただきました。
グラウンドがパナソニックブルーで染まり、まさに壮観でした。


※キャンプ限定シャツ、バッチリ似合っています。

※パナソニックブルー一色!壮観です。

第二部では、まずムーブメントトレーニングです。
今回は40ydを速く走る為のムーブメントに焦点を絞りました。

『弾みとスライド』『軸とストローク』『加速』『姿勢とスタート』の4つのセクションを
順に体験いただき、そのムーブメントスキルを使って実際に40yd測定を行うという内容。

個別のセクションでは参加選手の成長が明らかに見え、
測定では驚きのタイムを叩き出す選手も続出でした。若いって素晴らしい。


※勝原氏によるムーブメントトレーニング

※今回はDB今西選手もムーブメント指導者に!

そしてポジション別練習へ移り、ポジションの特性に合せたムーブメントトレーニングとパートファンダメンタルを体感いただきました。

私はディフェンスラインを担当させていただきましたが、個別のファンダメンタルに
ついても不可能だった動きが可能になる様子が手に取るようにわかりました。

最後に行った対戦形式の練習でも、習得したスキルを存分に出して闘う姿が印象的でした。


※対戦形式練習風景(RB vs LB)

グラウンドではインパルスの選手達も手本や練習台になりながら、
熱心に指導していました。普段取組んでいることをヒトに教えることで、
選手たちの頭の整理にも繋がり、さらに学生の皆さんが成長する姿を見て、
こうすれば上手くなるということに気づいた選手も数多くいました。

このような取り組みは、『教える』と同時に、『気づきをもらう』ということに
繋がっていて、お互いWin-Winの関係で成り立っているのだと、改めて教えられました。皆さん本当にありがとうございました。


※QB高田選手も熱心に指導中。ただ、短パンまくりあげすぎは注意が必要です。

最後になりましたが、当日、本当に暑い中での開催となりました。
学生マネージャーの皆様には、選手が熱中症にならないよう熱心な水分供給に
ご尽力賜りましたこと、深く感謝申し上げます。


以上、フットボールキャンプ2015レポートでした。


最後に全員で記念撮影!ご参加いただいた皆様方の秋シーズンのご活躍を祈念致します!

 

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