matchday programマッチデープログラム
パナソニック
パンサーズ
ウルフドッグス名古屋
home game 第1戦
2021.10.16[ sat ]
14:11~
home game 第2戦
2021.10.17[ sun ]
14:00~
必見! この試合の見どころ
- ウルフドッグス名古屋 予想スタメン
- #3 クレク選手、#11 傳田選手、#22 高梨選手、#26 山崎選手、#4 伏見選手、#5 前田選手
（リベロ：#24 小川選手）
みなさんこんにちは。この試合の見どころを担当しますアナリストの岩沢です。今週より開幕するＶリーグですが初戦は昨シーズンのファイナル3で激闘を繰り広げたウルフドッグス名古屋との対戦です。
ウルフドッグス名古屋はなんといってもポーランド代表で今季よりキャプテンを務める#3クレク選手が強敵です。また、ジェイテクトSTINGSより移籍し新加入の#4伏見選手、日本代表メンバーである#22高梨選手、#24小川選手にも注目です。
クレク選手は持ち前の高さを武器にブロックの上からのプッシュや強力なサーブを得意としています。また、205cm，104kgというプロフィールながら動きがとても俊敏で、スパイクでは速いテンポでの攻撃を得意とし、ブロックではクイックとレフト側からのスパイクの両方に対してリードブロックで参加ができる選手です。また伏見選手も207cmの長身を活かしたブロックが得意でこの両選手に効果的なブロックをさせないことが重要となります。
小川選手はレセプションやディグが得意なだけでなく、セッターが1本目を触りトスをあげられない状況でも第2のセッターとしてクイックや両サイドへの速いトスを配球できるほどトスも得意としています。
高梨選手は攻撃の引き出しの多い選手で、状況に応じてプッシュやブロックアウト、軟打と打ち方を器用に変えることのできる選手でクレク選手と合わせて攻撃の要となる選手です。
また、今季より新監督のクリス・マクガウン氏が就任しており昨季とは戦い方が変わることが予想されます。
パンサーズはパスが乱れた状況からでも複数人で攻撃を仕掛け、小川選手以外にサーブを打つことで相手の得意とする展開の速いバレーボールをさせないことで勝利を掴み取ります。
今シーズンも皆様の応援を力にチーム一丸となり戦いますので応援よろしくお願いいたします。
ティリ ロラン監督インタビュー
- 今シーズンの目標・チームコンセプト
- もちろん優勝することが目標です。五輪に出場したVリーグの選手が更に向上した印象があり、Vリーグ全体がレベルアップしているのでタフなシーズンになるとこは間違いないです。チームコンセプトは1つ1つの練習、試合の中で向上することです。一番大事なのは効果率。私たちのシステム、取り組みを確実に実行することです。システムが良くなるとチームも良くなります。昨シーズンの取り組みがチームに浸透しており、それをベースに今シーズンスタートすることができました。今シーズンはより攻撃的に。攻撃的なポジションの選手は常に解決策を探しながらプレーし、どういう状況でも得点できるようにしたいです。
- 開幕戦を戦うウルフドッグス名古屋のイメージ・戦い方やテーマ
- 開幕から強豪チームと戦うことはタフな試合になります。昨年Vリーグ3位、天皇杯でもセミファイナルで対戦しました。ウルフドッグス名古屋戦は2つの重要なポイントがあります。1つ目は早いトス回しから強力なオポジット（クレク選手）の攻撃。2つ目はフローターサーブとジャンプサーブが良いことです。私たちも効果的なサーブで相手を崩した状態を多く作れればと思います。また、ディフェンスとブロックで脅威を与えることでできればと考えています。クレク選手だけでなく、他の選手にも注意を払ってプレーすることが大切です。
- ファンに向けてメッセージ
- 開幕戦は難しい試合になります。ファンの皆さんのため、最善を尽くしますのでサポートをよろしくお願いします。コロナ禍での応援は「声」を出すことはできませんが、選手と一緒に戦いましょう。
#10 山内晶大キャプテン
- パンサーズ加入5年目で人生初のキャプテン
- 前キャプテン（深津選手）のようにリーダーシップ、キャプテンシー出していくことは得意ではありませんが、自分らしいキャプテンとして引っ張っていくことでチームに良い影響を与えていこうと思っています。
- 五輪で世界と戦うことで見えたものや、これからの目標を教えて下さい。
- 五輪は、経験する前から「特別な舞台」だと言われていました。世界トップレベルの選手たちが1点・1球のために死に物狂いでプレーをしているのを見て、違いを感じましたし、トップレベルの選手に勝つにはそれ以上のプレーをしなければならないと肌で感じました。特に予選リーグのイラン戦、セットカウント1-2で負けていた場面、「負けるかもしれない」といった考えになりがちな中で、ぞくぞくした、興奮する瞬間を経験し、凄く楽しく試合ができました。その感覚をまた味わいたいので、パリ五輪でプレーをするのが次の目標です。
- 日本代表として五輪・アジア選手権出場し、チーム合流して数週間で開幕を迎えます。手ごたえはどうですか？
- 代表解散後、コンディション調整しておりましたので、開幕に向けて非常に良い状態です。
- ティリ体制も2シーズン目です。王座奪回に向けて必要なことは何でしょうか？
- 昨シーズンとほぼメンバーが変わらないのは強みです。選手層が厚く、昨シーズンより個々がレベルアップはしています。長いシーズンを戦う中で、代わって出場する選手もパンサーズらしいバレーが出来ることは強みです。若手選手が試合での実践経験を積めばよりレベルが高くなるはずです。
- 開幕からウルフドッグス名古屋という強豪が相手です。
- ウルフドッグス名古屋には昨年レギュラーラウンド、ファイナル3でも苦しめられました。開幕戦をホーム枚方で戦える利点を生かしたいです。開幕戦で良いスタートを切ることができれば今後の試合にも繋がるはずです。リーグ戦どの試合も重要ですが、開幕戦は特に気合を入れて戦いたいです。
- ファンに向けてメッセージをお願いします。
- ここ数年、決勝の舞台には立てているものの、準優勝という悔しい結果になっています。今年こそは皆さんと勝利と優勝を分かち合いたいです。今年もコロナ禍の中でのリーグ戦開催になりますが、パナソニックアリーナに来場していただいて、応援して下さるのは一番の励みになります。是非会場にお越しください。
#2 深津英臣選手インタビュー
- 4シーズン務めた「キャプテン」が今シーズンから山内選手に代わりました。前キャプテンとして山内新キャプテンに伝えたいことは？
- 私がキャプテン就任の前キャプテンは白澤選手でした。白澤選手から「好きにやっていいからね」と言われ、気持ちがすごく楽になりました。「何かあったら俺たちがサポートするから」という意味で、私も山内選手には同じ言葉をかけたいと思っています。開幕に向けて、キャプテンらしい言動を見せてくれているので、心配はしていません。「自分らしくやってくれれば」と思っています。
- キャプテンではないですが、セッターとしてチームを牽引する役割は変わりません。練習でも動きの良さが目立ちます。
- 2シーズン優勝から遠のき、「今年こそは！」と夏からトレーニングしてきました。個々のパフォーマンスを上げないと勝てないと感じ、もう一度、自分自身を研究して、パフォーマンスを上げる努力をしてきました。またキャプテンの経験を生かした立場があると感じています。自分のプレーだけでなく、新キャプテンをサポートする、チームを客観的に見て、チームが勝つために必要なことをやっていきたいです。
- 五輪優勝監督が率いるパンサーズ。今シーズン注目して欲しいポイントは？
- 五輪優勝監督が我々の監督であることは非常に貴重な経験で、チームメイトとして誇りに思います。改めてティリ監督の元でプレーできる喜びを感じています。パンサーズでも結果を残して、ティリ監督・ヴィンセントコーチを胴上げしたいです。
昨シーズンの反省点でもありますが、シーズン通して若手選手がチームを引っ張り、ベテランと融合して優勝するのが理想です。パンサーズには素晴らしいキャリアを持ったベテラン選手が多く在籍しましが、兒玉選手、伊賀選手、大竹選手、仲本選手など若手が「俺たちがチームの中心となる時代だ！」という覚悟を見たいです。期待していますし、そうでないと昨シーズンと同じ結果になってしまうと思っています。ベテランのおかげで勝っているようではパンサーズが更なる高みにはいけません。若手選手が中心となってチームを牽引する覚悟を見て欲しいです。 - 昨シーズンに続いて開幕戦をホーム枚方で迎えます。相手はファイナル3を戦ったウルフドッグス名古屋です。
- チームは勝ちましたが、個人的にはファイナル3の戦いは反省点が多く、悔しい想いをしました。強敵ですが、絶対勝ちたいです。勝てばチームに勢いが出るはずです。難しい試合にはなるが、自分のパフォーマンスを試合の中で出し続けることを意識したいです。選手個々が自分のプレー・役割を全うすることが大事だと思います。
- ファンに向けてメッセージをお願いします。
- ファンの皆さんには優勝できなかった悔しい想いがあると思います。もちろん選手もその想いは同じです。優勝することは簡単ではないですが、選手・ファンが一体となって長いシーズンを戦っていきたいです。応援よろしくお願いします!!
