令和5年度天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会 ファイナルラウンド決勝

1217日(日)15:00

東京体育館

パナソニック
パンサーズ
team ウルフドッグス名古屋

3

  • 25-27
  • 31-29
  • 25-15
  • 25-23

1

試合詳細

写真:集合写真

令和5年度天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会の決勝が12月17日(日)、東京体育館(東京都渋谷区)で開催され、パナソニックパンサーズ(以下、パンサーズ)はウルフドッグス名古屋と天皇杯王座を懸けて対戦した。

【第1セット】
序盤は大塚を中心に得点をあげると、エバデダン、西田のサーブで連続得点を決めてリズムを作っていく。その後も精度の高いプレーを継続、サーブと粘り強いディフェンスから得点に繋げてリードしたまま12-7でテクニカルタイムアウトとなる。パンサーズは攻撃の手を緩めることなくエバデダンのサーブから連続得点を奪い14-7とすると、ジェスキーのバックアタックなどで得点を重ねた。中盤に相手のサーブにプレッシャーを掛けられて17-15の2点差に詰められるがサイドアウトをしっかり取って切り抜けると、再びディフェンスから連続得点を奪い21-17とする。しかし再びサーブでプレッシャーをかけられて5連続失点、21-22と逆転される苦しい展開となった。西山・新を2枚替えで起用して流れを変えようと試み、一時は逆転の展開に持ち込んだが最後は逆転を許して25-27でセットを落とした。

【第2セット】
お互いに点の取り合いとなる一進一退の攻防が続き、大塚がサーブレシーブをしっかり返球して攻撃へと繋げた。パンサーズはエバデダンのサーブから10-8のリードを奪うも相手も効果的なサーブでプレッシャーをかけて接戦の展開が続いた。テクニカルタイムアウトを12-11で迎えると、激しい攻防が続き2点差を追いかける展開となった。12-15の場面では清水と新を2枚替えで起用すると清水がすぐにブロックを決めて反撃の狼煙をあげた。点差を詰めることができずに苦しむも西田と深津が再びコートに戻り、サイドアウトを決め、西田のサーブから連続得点を奪い1点差に詰め寄った。さらに西田が高い集中力を発揮して得点を量産、デュースへ持ち込むと途中出場の仲本が安定した力を発揮して逆転に貢献して31-29で激闘のセットを奪った。

【第3セット】
仲本がそのまま大塚に代わり出場。序盤は深津のサービスエース、エバデダンのブロックなどで連続得点を奪い7-3で良い形で得点を重ねる。ジェスキーのサーブや仲本のフェイントなどで10-5として優位に試合を運び、12-9でテクニカルタイムアウトを迎えた。その後も好調の仲本がサーブ、スパイクで得点に絡むと相手のペースを乱し20-13で終盤へ持ち込んだ。最後まで攻撃の手を緩めることなく得点、西田が豪快なサービスエースを決めて25-15でセットを連取した。

【第4セット】
西田がスパイクを決めて先陣を切ると、セッター深津はエバデダンや仲本を要所でうまく使いながら得点に繋げた。さらにジェスキーの鋭いサーブからリズムを作ると連続得点を奪い12-8でテクニカルタイムアウトとなる。その後は相手にサーブでプレッシャーをかけてリードを保ったまま20-16で終盤の戦いへ持ち込むと相手が連続失点して20-18の2点差となる。そのままエバデダンのブロックなどで得点しリードを広げて、最後は西田がフェイントを決め25-23でセットを奪い、5大会ぶり5度目の天皇杯優勝を手にした。

試合後のティリ監督のコメント

写真:ティリ監督

WE ARE CHAMPIONS!!
本当に素晴らしい試合でした!
ご声援ありがとうございました!

試合後のMVP西田選手のコメント

今日の勝利はすごく嬉しく思います。
MVPが取れたこと、パンサーズが優勝することができたことは自分たちがやってきたことを証明することができたと思います。来週からはリーグ戦(Vリーグ)がありますが、そこでも全勝で戦っていけるようにしなければならないですし、リーグ優勝が次の目標でもあるのでしっかりと完成度を上げていきたいです。
天皇杯でのご声援本当にありがとうございました!!

試合後の山内選手コメント

天皇杯の決勝戦で勝つことができてとても嬉しいですし、キャプテンとして初めての優勝をすることができたことも嬉しいです。自分がキャプテンをしていてチームが勝てていない時期が続いて悩んだこともありましたが、新加入した選手とこれまでいたパンサーズの選手が非常にマッチして、タフな試合を乗り越えることができて良かったです!
まだVリーグのタイトルもあるのでフォーカスして、天皇杯で勝てた自信を持って取り組んでいきたいです。
ここまでサポートしてくださった皆さんありがとうございました。