令和4年度天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会 ファイナルラウンド 2回戦

1210日(土)10:00

武蔵野の森総合スポーツプラザ

パナソニック
パンサーズ
team 東海大学

3

  • 22-25
  • 25-20
  • 23-25
  • 25-20
  • 15-13

2

試合詳細

写真:クビアク選手

令和4年度天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会の2回戦が12月10日(土)、武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都調布市)で開催され、パナソニックパンサーズ(以下、パンサーズ)は東海大学と対戦した。

【第1セット】
天皇杯の初戦となるパンサーズ。
序盤は固さが見られるプレーで連続失点を許して大きくリードされる展開となった。4-12でテクニカルタイムアウトを迎えるとパンサーズは徐々にリズムを掴んでクビアクのサービスエースなどで8-12と追い上げた。その後も清水のブロック、仲本にサービスエースが出るなど積極的に攻めて15-15の同点に追いついた。しかし終盤に相手のブロックでワンタッチを取られる場面が続くと連続失点を与えてしまい22-25でセットを落とした。

【第2セット】
第1セットとは違い序盤からクイックを織り交ぜた多彩な攻撃で試合を優位に運んだ。相手の堅いディフェンスでラリーが続く展開も、ブロックとディフェンスからリズムを掴んで山内や小宮が得点を決めるなどしてリードを保ったまま12-8でテクニカルタイムアウトとなる。ここで清水に代えて大竹を起用するとさっそく強烈なスパイクで得点、チームに勢いをもたらすと山内のブロックなどで得点を重ねて、最後まで攻撃の手を緩めずに25-20でセットを取り返した。

【第3セット】
お互いにブロックとディフェンスで粘り合う競った展開が続くが、10-12でテクニカルタイムアウトを迎えて1歩リードされる試合運びとなる。ここで新と深津を交代させると、大竹のサーブから流れを掴み同点に追いつき、クビアクのブロックアウトで15-14と逆転に成功した。しかし再び逆転され17-19と苦しい展開になる。追い込まれたパンサーズは小宮の脅威的なブロックで3本連続シャットアウト。20-19と再逆転して終盤へと持ち込んだが大事な場面で連続ミスを出してしまいセットを取り返された。

【第4セット】
セットカウント1-2で追い込まれたパンサーズは新がそのまま出場。序盤は一進一退の展開が続くが、クビアクがトラブルにより渡辺と交代、また小宮に代えて耿鑫(ガンシン)を出場させた。ブロックとディフェンスで少しずつ流れを掴むと12-9テクニカルタイムアウトを迎えたが、サイドアウトでローテーションを回すことができず12-13と逆転を許した。しかし山内のサーブから相手を崩して連続得点、大竹も豪快なスパイクで得点を重ねて18-14でリードを広げることに成功。最後までリードを守り切り25-20でセットを奪い返してフルセットへ持ち込んだ。

【第5セット】
序盤から攻守にわたり仲本が奮起すると大竹のサーブから連続得点を奪って8-5でリードして折り返した。再度相手のディフェンスに苦しめられて1点差に詰められるも粘りから大竹が得点を決めてリードを保つ。終盤に連続失点で再度追い詰められたが、最後は仲本が得点を決めて15-13でセットを奪い勝利を掴んだ。

明日は、JTサンダーズ広島と対戦する。

試合後のティリ監督のコメント

写真:ティリ監督

気持ちの入ったプレーをする東海大学は素晴らしい選手が多数いました。私たちは攻めておらず、うまく主導権を握ったプレーができなかったです。初戦はタフになるとは予想していましたので、勝利することができたのは1番大事です。
クビアクの体調も大丈夫なので、明日のためにしっかり準備します。
引き続き応援よろしくお願いします。

試合後の深津選手のコメント

今日は東海大学の勢いのあるバレーに対して受け身で様子を伺ってしまったところが反省点です。技術的な面だとサーブで崩すことができずにクイックとサイドの攻撃に余裕を持って展開され、リズムを作れず悪い流れになりました。サーブでプレッシャーをかけて、的を絞れるような状況を作らなければどんな相手でも勝つことはできないのでサーブ、ブロックでプレッシャーをかけられるようにしていきたいです。ただ、今日勝てたことはすごく大きなことだと思うので明日の試合に向けてしっかり準備して勝利への姿勢を見せたいと思います。
応援ありがとうございました。