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2015年11月25日 「リーグ開幕と初勝利」

Bom dia,galera!!
Vリーグに遅れること1週間。いよいよスーパーリーグが開幕しました。
ここから私の本当の戦いが始まります。

開幕戦の相手はBrazil Kirin。
チームとしては、キャプテンで大黒柱であるRicardやオポジットのLuanを怪我で欠き、万全の状態でスタートをすることができず、相手も格上ということもあって、なかなか自分たちのバレーをさせてもらえずにストレートで敗れ、開幕戦を勝利で飾ることはできませんでした。
個人としては、初めてのスーパーリーグでスタートからプレーさせてもらいましたが、思っていたより緊張することなく、リーグの雰囲気を楽しむことができ、むしろ、そのレベルの高さになんとも言えない高揚感がありました。

第2戦の相手はJuiz de fora。
相手のホームでの戦いでした。
フルセットの最後の最後まで勝負の行方が分からない大変厳しい戦いながら、なんとか勝ち切り、初勝利と勝ち点2をとることができました。
内容的には自チームのミスも多く、なかなか波に乗り切れない不安定な戦いではありましたが、どんな形であれリーグ2試合目で1勝を挙げられたのは、チームとして大変良かったと思います。
個人としては、チーム最多の31得点を挙げ、スパイクも50本を超える打数を打ちました。まだまだミスも多く、課題の多く残る内容ではありましたが、自分の持ち味を発揮できた点に関しては、自信に繋げることができました。
試合を通して、チームの中で少しずつ信頼を得ることができてきているので、より積極的にチームに対してアクションをかけていきたいと思います。

第3戦は昨シーズンチャンピオンのSada cruzeiro。
今年ブラジルで開催された世界クラブ選手権でも優勝した世界一のクラブチーム。
絶対王者に対して、どこまで自分の力が通用するのか、大変楽しみな試合でした。
結果としては、ストレートで敗れ、悔しい内容となりましたが、自分の想像を超える高さやパワーを目の当たりにし、自分の通用する部分、改善しないといけない部分など、多くの事を学ぶことができました。
Sadaは、個人の能力もさることながら、勝負所で確実に点数を取ってくる安定感や、少し崩れてもすぐに修正してくる点など、チームとしての完成度が非常に高く、その差が浮き彫りになった試合だっと思います。
常勝チームとの差を認識し、そこをどれだけ埋めていけるかが今後の大きな課題になってきます。
格上相手に勝つには、数少ないチャンスに対する集中力と執着心がより必要になってきます。
個の力ではなく、チームの力で1点を確実に取っていけるように、試合を通して、チームの理想の形を見つけていきたいと思います。

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試合外でも、これから慣れていかないといけないなと思う点がいくつかありました。

まずは移動距離。
日本に比べるとブラジルは大きいので、基本的な移動手段は飛行機とバスになります。そうなると必然的に移動にかかる時間も多くなってくるわけで……マリンガを16時に出て、現地のホテルに到着するのが深夜1時というのもありました。

次に試合の開始時刻。
基本的に試合会場や曜日、テレビ放送の有無で開始時刻は変わってきますが、19時半からや、21時からなど、夜にやるケースが多いです。日本のリーグはデイゲームがほとんどなので、当然試合までのコンディションのもっていき方なども変わってきます。

今回一番驚いたのは、19時半からの試合で、フルセットをしてホテルに帰ってきたのが23時前。そこから夕食を食べて、次の場所への移動が早朝4時。
試合後で興奮してることもあり、なかなか寝付けず、2時間も寝られないまま移動。昼間にホテルに到着し、夕方から練習。
ここまでハードなスケジュールは日本では考えられません。チームメイトに聞いたところ、こういうスケジュールはブラジルのリーグではよくあるとのこと。
日本にいる時より、コンディションの整え方が難しいので、常日頃からのケアと慣れが大事になってきます。こういった経験も海外リーグならではですね。体力的にも精神的にもタフになれそうです。

今週は今シーズン初めてのホームゲーム。
Ricardも怪我から復帰し、ようやくチーム全員で戦えます。ホームゲームならではの雰囲気を楽しみつつ、しっかり結果を求めて頑張りたいと思います。

引き続き応援よろしくお願いします!

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