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パナソニック スポーツ > 現在のページは、バレーボール > の中の道 ~ブラジルからのメッセージ~のページです。

 

  • 試合に出場しました!

  • 盛り上げてくれる観客

  • 一緒に戦った仲間

2015年10月27日 「シーズン初のホームゲーム開催」

みなさんこんにちは。
えー、ブラジルは暑いです。
まだ夏は始まっていません。
夏になったらどうなるんでしょうか。

スーパーリーグの試合会場には、ほとんど冷房設備がないみたいです。冬のシーズンに慣れた私にとっては、非常に厳しいです。コート外でも乗り越えなければいけない壁がありそうです。

スーパーリーグ開幕まで残り約3週間となりました。チームも開幕に向けて、緊張感が高まってきています。10月に入ってからは、練習試合やプレシーズンマッチが開催されました。

練習試合では、昨年パンサーズの一員としてプレーしたチアゴ選手が所属する、SESI(前年度準優勝チーム)と試合をしました。SESIには、ナショナルチームで長年にわたり活躍している、世界No.1リベロのセルジオ選手やムーリオ選手などのブラジルのトッププレーヤーが多数所属しており、対戦していても目を見張るプレーがたくさんあって、とても勉強になります。
2日間通して2セットのみと、試合はなかなか勝たせてもらえませんでしたが、強いチームとどうすれば互角に戦えるのか、また自分のチームとの差などを認識できた、とても実のある練習試合になりました。
チアゴも、昨年怪我した肩の状態も良く、いいプレーをしていました。こうしてブラジルでも一緒に戦った仲間と会えるのは嬉しいですね!

先週は、マリンガで今シーズン初となるホームゲームが開催されました。試合は2部リーグのARAUC、アルゼンチンのチームのLOMAS、同じスーパーリーグのBENTOとMaringaの4チームでの総当たり戦です。
ARAUCとLOMASにそれぞれ勝利し、2勝同士のBENTOと決勝戦をしました。BENTOは同じスーパーリーグ所属のチームで、元ブラジル代表 日系人のマーロン選手や、昨年マリンガでプレーし、堺ブレイザーズでも優勝経験のあるリバウド選手がいます。この試合に勝ってリーグに向けて弾みをつけたかったのですが、1-3で負けてしまい、ホームでの勝利を飾ることができませんでした。この負けは本当に悔しかったです。
どこのチームも勝負を決定づけるサーブやプレーを持っています。拮抗した戦いの中で、勝敗を分けるのは、勝負所でのワンプレーです。たった一つのプレーで流れが変わるのがバレーボールです。そのワンプレーを得点につなげるためには、技術ももちろんですが、一本一本に対する集中力と執着心が大切です。それがなければ、厳しい戦いが続くリーグで勝つのは難しいと感じました。スタートから最後の1点まで気を抜くことができないので、集中力の維持やメンタルの強化も大事になってきます。
今回の試合を通して、チームとしても、個人としても修正すべき課題がたくさん出たので、試合までにコンディションも含めてしっかり仕上げていきたいと思います。

ホームゲームの様子 Photo by Fernando Tanaka

試合の時間帯や会場の盛り上げ方、観客のテンションなど、日本のVリーグとは異なる点がたくさんあります。私にとっては全てが初めての経験です。そういった意味では、開幕前にブラジルのリーグの雰囲気を味わえたのは非常に良かったです。本番のリーグではもっといいプレーをして、もっとたくさんの人に応援してもらえるように頑張ります。

みなさんも日本から私に力をください!
引き続き応援よろしくお願いします。

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