6月28日(水)から7月1日(土)に、山口県長門市で強化合宿と宗像サニックスとの強化試合を行いました。その様子を主務の堺田がレポートします。
今回の合宿地である長門市は「ラグビーのまち」として知られ、2011年の『おいでませ!山口国体』では少年男子ラグビーの開催地となっております。また「ラグビーワールドカップ2019」の公認チームキャンプ地へ立候補すると同時に東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に参加するチームの招致活動を積極的に行っています。
今回の宿舎である山村別館さんにチームが到着すると、山口県ラグビーフットボール協会及び、長門市で世界大会等キャンプ招致委員会を中心とした方々が、歓迎セレモニーを行ってくださいました。
その日の夜には、ウエルカムセレモニーが開催され、市長をはじめとする多くの方々と交流する機会を持つことが出来ました。熱烈な歓迎を受け、選手・スタッフ一同、今回の遠征に対するモチベーションが非常に高まったのは言うまでもありません。
フィールドトレーニング
フィールドトレーニングは、疲労回復やリハビリなどの効能に優れた西日本屈指の名湯「俵山温泉」に隣接し、みどり豊かな閑静な山間にある俵山スパスタジアムの天然芝グランドで行われ、先週までの強化試合で出た多くの課題の克服をテーマに練習が進んで行きました。
また、ラグビーの肝であるコンタクトの練習では、実践と同じ強度で行われ、選手たちの真剣な表情からも、春シーズン最後の試合にかける想いが伝わってきました。
普及活動
今回の強化合宿では、普及活動も行いました。ワイルドナイツからは布巻選手、テビタ選手、藤田選手に加え、スタッフ3名の6名で小学生を対象にしたラグビー教室を開催。学年別に低学年、中学年、高学年と3つのグループ分け、約100名の子どもたちと共に和気藹々と楽しい時間を過ごしました。教室の終了時には、自然と選手と子どもたちとのふれあいの時間となり、選手のもとにはサイン待ちの長蛇の列が出来、大変盛り上がった活動となりました。
強化試合 3戦目 ○パナソニック 61-19 宗像サニックス
遠征最終日の7月1日(土)には、宗像サニックスブルースと強化試合を行いました。前半は、前日の雨の影響もあってか、お互い意図しない所でのミスが目立つも、両チーム共にセットプレーを中心とした一進一退の攻防が続きます。しかし、ワイルドナイツは森谷選手、山沢選手のトライもあり12対7で前半を折り返します。
一つ一つのプレーの精度を高めようと挑んだ後半、相手ボールを奪ってからのカウンターアタック、北川選手のビッグゲイン、山沢選手のキックパスから権選手のトライなどもあり、大量得点を奪い61対19でワイルドナイツが勝利しました。
▼強化試合 3戦目 試合結果詳細
https://panasonic.co.jp/sports/rugby/game/result/2017/1706290001.html
この合宿ではチームの強化もさることながら、長門市の方々のラグビーに対する熱意を肌で感じることが出来たことも、大きな収穫だと感じています。 今回の強化合宿の実現に向けてご尽力をいただいた長門市の大西市長、山口県ラグビーフットボール協会の藤田会長、末永書記長、ホテル山村別館の中本様、長門市世界大会等キャンプ招致委員会及び、各関係各所の皆さまには心より感謝申し上げます。
4月からチームが始動し、強化試合を経て、春シーズン最後の試合を非常に良い形で終えることが出来ました。7月末にはスーパーラグビーで活躍している選手も戻り、チームはいよいよトップリーグ開幕に向けて最終段階に入ります。
選手スタッフ一同、2シーズン振りの日本一を目指し、邁進してまいりますので、皆さまご声援のほどよろしくお願いします。