パナソニック企業スポーツセンターは、6月29日(土曜日)、福島県の南相馬市において被災地復興支援のため「スポーツふれあい授業 in 南相馬」を開催しました。今回の復興支援活動においては、当社企業スポーツチームの野球部、バレー部(パンサーズ)、ラグビー部(ワイルドナイツ)の3部より各チームの監督や部長、そして選手ら22名が現地に赴き、南相馬市の子どもたち約60名と、保護者や関係者の方々約120名とともに交流を深めました。
今回のふれあい授業は、南相馬市ならびに南相馬市教育委員会に後援いただき、次代を担う子どもたちにスポーツを通じて、夢や未来への可能性を伝えていこうと共同で企画したものです。「ふれあい授業」の開催にあたっては、子どもたちの笑顔で会場を埋め尽くそうと、南相馬市の多くのボランティアの方々より、会場準備をはじめとする多くのサポートをいただくことができました。復興の道を歩み始めている福島県の南相馬市スポーツセンターにおいて、(1)笑顔の部、(2)未来の部、(3)絆の部と題したプログラムを構成し、子どもたちと選手らが互いに楽しんだ1日となりました。
当日は予定通り、10時に「笑顔の部」として開会式の後、各チーム選手たちから競技デモンストレーションを行い、子どもたちと一緒に準備体操を行いました。その後、20名ずつ3チームにわかれ、順番に野球、バレー、ラグビーの競技を実際に体験し、約2時間、子どもたちと一緒に汗を流しました。
12時過ぎからは、「未来の部」として、ラグビー部の飯島部長の司会により“未来”や“将来の夢”についてディスカッションしました。まずはじめに、飯島部長より「君たちの夢を教えてください」と質問すると、子どもたちからは「プロ野球選手」、「サッカー選手」、「大工さん」、「漁師」、「ケーキ屋さん」など、様々な夢を答えてもらうことができました。選手たちからは、子どもの頃に抱いていた夢や、スポーツを続けてきて良かったと思うことなどを子どもたちに伝え、選手たちの話に応じて子どもたちからもたくさんの質問が飛び交いました。
子どもたちも選手たちの名前を覚えるなど緊張もほぐれたところで、「絆の部」としてボランティアの皆さんが提供してくださったおみそ汁とともに、参加者全員でお弁当をいただき、楽しい笑い声が会場に響きわたりました。
参加者の皆さんに着用いただいた記念Tシャツや子どもたちが持参したボールなどに選手たちがサインをするなど自由時間を楽しんだ後、子どもたちへ選手たちよりチームグッズを贈呈。最後に全員で記念撮影を行い閉会しました。参加した子どもたちからは「いろいろなスポーツ競技を経験することができて楽しかった」と最高の笑顔で、選手たちを送り出してくれました。保護者の方からも「震災後、南相馬市でこのようなスポーツ教室を開催するのは初めてのこと。遠くまで来てくれたことをうれしく思うと同時に、子どもたちのこのような笑顔を見たのは本当に久しぶりで私たちも今日1日、存分に楽しむことができました」などとお礼の言葉をいただきました。
今回の復興支援「スポーツふれあい授業」は、「東北の子どもたちに夢を届けたい」というパナソニックの想いと、子どもたちに未来を見つめ続けてほしいと願う南相馬市の皆様との想いがひとつになり、相互協力のもと実現することができました。次回を楽しみにする声もいただき、今後もスポーツを通じて、子どもたちのかがやく笑顔の輪を広げていくことができればと、スタッフも次回開催を企画していく予定です。
「未来の部」での選手のコメント(バレー部 清水選手)
私は皆さんと同じ年のころは、引っ込み思案でした。バレーを始めてから競技を通じて自分自身が成長することができたと思っています。今日参加してくれている皆さんも、ぜひ“夢”をもって頑張ってほしいと思います。 今、私が頑張ろうと思っていることは、バレーボールを続けて3年後に開催されるリオオリンピックへの出場権を獲得することです。それが、今の私自身の夢であり目標となっています。応援よろしくお願いします。
チームからの参加者
- 野球部
- 北口副部長、吉田アナリスト、
選手4名(鶴川、亀谷、柳田、若松) - バレー部
- 春田部長、南部監督、
選手5名(川村、枩田、清水、大竹、山本) - ラグビー部
- 飯島部長、粟屋事務局長、
選手6名(霜村、ホラニ龍、阿部、千島、河野、谷田部)
▼【映像コンテンツ】パナソニック 復興支援スポーツふれあい授業 福島県南相馬市
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