- 活動内容
- 大泉町立北中学校 タグラグビー授業
- 日時
- 2013年3月19日(火)10:50~11:35
- 場所
- 大泉町立北中学校
- 参加
- 熊崎 伸治朗、黒須 夏樹
いつもワイルドナイツのホームページを見てくださり、ありがとうございます!
地元でちょっとゆっくりしすぎた熊崎です。(笑)
今回は計15時間、1年を通して指導させていただいた大泉町立北中学校です。
全部で15時間なので1つ1つの基礎基本、タグの取り方でやってはいけないことや ラグビー・タグラグビーのルールなどをしっかり覚えてもらいました。
始まったころに取り組んだのは、タグの取り方やタグ取り鬼ごっこ。動いている人からタグを取る技術をみんなに磨いてもらいました。ラグビー未経験でも他のスポーツで培った運動神経でタグを取りに来た子をかわしたり、スピードをコントロールしてうまく逃げたりして体で覚えていってもらいました。
タグ取りの次は、キャッチとパスの仕方を説明した上でパスの練習を行いました。みんな楕円のボールに触れるのが初めてで、興味津々。パスの練習ではみんなあまり下から投げたことが無いので、バスケのパスになっていたり、ボールを離すのが遅すぎてパスする相手の頭を超えていってしまったり、加減ができなくてパスが強すぎたりがよく見られました。でも走りながらのパスやパスの練習を重ねていくにつれて、みんなうまくなっていき、試合の時もなかなかいいパスを放っている子も何人かいました。
基礎基本、ルールを覚えてもらい、次は試合です。試合になると女の子が消極的になってしまい、男子ばかりが目立ってしまうので、女子がトライすると2点というルールを取り入れて行いました。最初は消極的だった女子も、1人で突破していく男子についていってトライしていくうちに積極性が出てきて、1人で何度も走りきってトライするようにまでなってくれました。男子もなんとか女子にトライをさせようと、1人で突破して余裕をもってプレーできていたので、成長したなと感じました。
ラグビー経験者はいなくても、中学生は部活でサッカー、バスケ、バレーボール、ハンドボールなど色々な部活でみんな練習しているのでそのスポーツの色がタグラグビーの授業中に現れます。サッカー部はステップ、バスケはハンドリング、ハンドボール部は人を抜き去る技術など、試合中や基礎の練習中に子供たちに魅せられていました。タグラグビーに慣れてくるとタグを取るのが面白くなってきて、ふざけて他の子のタグを取ってみたり、ちょっと取りにくいタグの付け方(インチキ)をしてみたり、全然関係ない僕のタグを取ったり(笑)小学生に比べてちょっと大人ですが、ふざけて笑っている姿はやっぱり癒されます!そんなふざけたりする一面もあれば、パスがうまくできない子に教えてあげたり、ミスをした子にちょっときつくても、「こうするんだよ!」って教えてあげたり、試合中ルールの事でぶつかり合って喧嘩になりそうになったりでお互い勝ちたいという気持ちをむき出しで取り組んでくれていました。気持ちが強すぎて、ぶつかってしまった子も何人かいましたが、怪我なく終えることができて良かったと思います。
最後に、高校からラグビーをやってくれる子や、ラグビー部のマネージャー、ラグビーに関わる仕事をしてくれる子が僕たちの指導させてもらった生徒たちの中から出てくれたら、すごく嬉しいです。
また来年も指導させていただきたいと思います。
熊崎 伸治朗