ラグビーの日本選手権を兼ねたトップリーグ2021プレーオフトーナメントで優勝したパナソニック ワイルドナイツが、5月28日、埼玉県大野元裕知事をはじめ、関連の複数の部門を尋ねて優勝の報告を行いました。
当日は、全選手を代表して堀江翔太選手と、ワイルドナイツの部長で当社スポーツマネジメント推進室スポーツ事業センターの久保田剛所長、 同 飯島均ゼネラルマネージャー、渡瀬裕司戦略ディレクターほか関係者が、優勝杯やペナントを携え埼玉県庁を訪れました。
まず久保田所長が優勝を報告すると共に、シーズンを通して県民の皆様から頂いた熱い声援に対してお礼を述べました。そしてもう一つの報告として、来シーズンからチーム名を「埼玉パナソニックワイルドナイツ」に変更し、新たな心構えで戦うとの考えを伝えました。新リーグではチーム名にホームの地名が入ることになり、新しいチーム名は6月の新リーグ理事会での承認をもって、正式に決定されます。
大野知事は、「ワイルドナイツの優勝に感激しました。コロナ禍で暗い話が続く中、この素晴らしい優勝報告。しかも、その優勝チームがこれから埼玉県を拠点にして、チーム名にも埼玉を冠していただけることに感謝します」と歓迎の意向を示し、「740万人の県民挙げて、完璧に支援します」と力強い言葉を頂きました。そして、「幅広くお客様を集めて、ファンの期待に応えるチームに成長することを願っています」と期待を語ると共に、8月からワイルドナイツの新たな練習拠点でありクラブハウスの地となる熊谷ラグビー場と熊谷市への思いを込めて、「秩父宮ラグビー場のように、熊谷ラグビー場が聖地になるように育ててください」といった話をしました。
堀江選手は、これまでの応援に対するお礼を述べ、選手目線で試合を振り返りながら、後進の選手たちの名前を上げ彼らの成長を紹介しました。また、大野知事からプレゼントされた県のマスコット、コバトンを手に、「鳥のように、さらに羽ばたくことを目指します」と表明しました。
飯島ゼネラルマネージャーは、優勝に至るまでの道のりを説明した上で、「何度も優勝争いを繰り広げてきたサントリーと、最後のトップリーグ決勝で素晴らしい戦いを展開しました。今年のワイルドナイツも良いチームですが、来シーズンはもっと良いチームになります」と表明。「日本のラグビーは、世界の背中が見えるところまで来ました。熊谷の地に多様性に富む選手が集まり、その一人ひとりが大きく成長することで、埼玉パナソニックワイルドナイツを世界一のチームに育て上げることが私の目標です」と抱負を語りました。
元サンウルブスのCEOで、ワイルドナイツ戦略推進ディレクターを務める渡瀬さんは、今年12月に予定される国際親善試合について報告。「ワイルドナイツと提携関係にあるオーストラリアのトップチーム、レッズと、年末に熊谷ラグビー場で親善試合を行います。自分たちの立ち位置を確認するのに絶好の機会。こうした場を持つことは、日本の全体レベルの向上にもつながります」と意欲を述べました。
この後、マスコミによるぶら下がり取材が行われ、堀江選手が記者の質問に答えました。