Panasonic Sports

福岡選手の今後についてのコメント

2020年06月14日

パナソニック ワイルドナイツ 福岡選手からのコメントを掲載いたします。

福岡選手コメント

私は7人制ラグビー日本代表からの引退を表明します。
まず、これまで東京オリンピックへの挑戦を応援していただいたファンの皆様や、サポートしてくださっていたチームや関係者の皆様には申し訳ないと思っています。
今回このような結論を出すに至った理由としましては、やはり自分の後悔しない道を生きたいという思いが一番強いからです。
自分がこのアスリートの世界に挑戦すると決めた時から、ラグビー選手としての引退のタイミングと勉強への切り替えのタイミングというものは決めていました。
今回この東京オリンピックの延期がささやかれ始めた時から、自分の中でどうするかを考え始めていました。
その中で、一度引退のタイミングというものを先延ばしにしてしまうと、区切りをつけるタイミングを失ってしまうと思います。
また、今まで自分の人生の中での大きな決断をするときに、どの選択をすることが一番自分が後悔をしないだろうか、ということをいつも考えてきました。
今回もその点を考えた時に、この選択が自分の中で一番すっきりと受け入れることができるものでした。
もし去年のラグビーワールドカップでここまでの成功を収めることができてなかったら、選択は違うものになっていたかもしれません。
ですが、あのワールドカップでの盛り上がりがあり、そこからのこの東京オリンピック延期を受けて、東京オリンピックの延期自体は自分のコントロールできることではないですし、きっと自分はこういう運命にあったんだ、とすんなり受け入れることができたのです。
自分で決めて宣言してきた引退のタイミングを先延ばしにしたくない思いと、このまま空いた時間を受験勉強にあてることにより、よりスムーズにセカンドキャリアへの移行の準備をすることができることを考えても、やはりこの選択が一番だと感じています。

東京オリンピックへの挑戦はなくなりましたが、ラグビー自体を引退するというわけではありません。
しっかりと来季のトップリーグでは、パナソニック ワイルドナイツの一員として最高のプレーが見せられるよう準備をしていきたいと思っています。
これからも応援よろしくお願いいたします。

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