ラグビートップリーグの「LIXIL CUP 2016」決勝が、1月24日(日)、東京・秩父宮ラグビー場で開催されました。決勝の相手は準決勝でヤマハ発動機ジュビロを倒し、ワイルドナイツがレギュラーシーズンにおいて唯一引き分けた東芝ブレイブルーパス。ワイルドナイツはファイナルの舞台でも自分たちのスタイルを信じ貫き、27-26で東芝ブレイブルーパスに勝利して3年連続のトップリーグ王者となりました。また、リーグ3連覇はリーグ記録で史上2チーム目です。
試合当日、寒さが身にしみるも快晴の決勝戦日和となった秩父宮ラグビー場には、約2万5千人もの大観衆が詰め掛けました。全国各地から集まったサポーター、そしてワイルドナイツの地元群馬からも、30台のバスで到着した社員や応援団でバックスタンドのパナソニック応援席は青一色に染まり、一方東芝の応援団はチームカラーの赤色に染め、試合開始前から熱気に包まれていました。
大激戦を制した瞬間には、ワイルドナイツを応援するために会場を埋め尽くしていたファンの皆さまと、ワイルドナイツの選手・スタッフらが、トップリーグ優勝と3連覇の喜びを分かち合い、ファンの皆さまから、あたたかい祝福を受けました。
試合内容
試合は、前半3分、ラインアウトからのモール攻撃とフォワードの連続攻撃で西原選手が抜け先制トライ。パーカー選手がゴールを決め7-0。しかし、前半7分に東芝にトライとゴールを決められ7-7の同点に。前半17分にもトライとゴールを許し7-14と東芝がリード。早く追いつきたいワイルドナイツは前半24分、敵陣ゴール前からスクラムからの連続攻撃を仕掛け、田中選手からのパスを受けた堀江選手が抜け出しトライ。パーカー選手がゴールも決め14-14の同点に。前半38分にはパーカー選手がペナルティーゴールをしっかりと決め逆転に成功し、前半を17-14で終えました。
後半8分、パーカー選手が本日2本目のペナルティーゴールを決め20-14に。後半20分、東芝のキックを処理した田中選手が抜け出し、堀江選手、ピーターセン選手とつなぎトライ。ゴールも成功し27-14。しかし、勝負を諦めない東芝に後半28分、トライとゴールを決められ27-21。終了間際にもトライを奪われ、27-26。ゴールを決められれば東芝の逆転優勝の場面でしたが、風に流されゴールが外れノーサイドの笛が鳴りました。
なお、大会MVPには3試合でゴール100%のパーカー選手が選ばれました。
なお、ワイルドナイツは、1月31日(日)に行われる「第53回 日本ラグビーフットボール選手権大会」にトップリーグチャンピオンチームとして出場します。対戦相手は、大学選手権を7連覇している強豪帝京大学です。ワイルドナイツにとっては、昨シーズン逃した2冠に向けて、日本選手権でも優勝を掴み取ります。引き続きのご声援をよろしくお願いします。
第53回 日本ラグビーフットボール選手権大会 試合情報
- 決勝
- 2016年1月31日(日)14時00分試合開始
vs 帝京大学
@秩父宮ラグビー場(東京都)
ロビー・ディーンズ監督のコメント
皆さんのサポートのおかげで今期優勝することができました。 非常に厳しい接戦だったのですが、何とか優勝でき、我々が今シーズン負けなしで過ごすことができたのは、優勝するに値するチームだったのかなと思います。
勝敗を決する大事な局面で、やはり皆さまのお力添えが選手たちの背中を押したのではないかなと思います。重ねて、皆さまには感謝を申し上げるとともに、まだ来週日本選手権決勝がありますので、応援をよろしくお願いいたします。
堀江 翔太キャプテンのコメント
多くの皆さまに足を運んでいただき、熱い応援をしていただいて勇気をもらえる試合がたくさんありました。本当に感謝しています。これからも皆さまの期待に応えられるよう頑張ります。引き続き応援をよろしくお願いします。