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監督からのメッセージ

パナソニック ワイルドナイツ ロビー・ディーンズ監督


2017年3月2日

日本を代表して、今回のブリスベン・グローバル・テンズに参加し、世界の舞台で堂々とした戦いをしたワイルドナイツを誇りに思います。
2015年のワールドカップ、昨年リオオリピックに続き、今回、我々が証明した日本ラグビーの力は、今や世界が認めざるを得なくなったと確信します。
また、来年もこの大会に参加し、さらに上位を目指したいと思います。

今シーズンも熱いご声援、ありがとうございました。また、来季皆さんとお会いできることを楽しみにしています。
パナソニック ワイルドナイツ監督 ロビー・ディーンズ

2017年2月1日

日本選手権で勝てなかったことは非常に残念でしたが、サントリーさんの今季のパフォーマンスは素晴らしいものでしたし、決勝戦はお互いが死力を尽くした良いゲームができたことを誇りに思います。

今季を振り返ると、このチームが成し遂げた成長を嬉しく思います。14人の選手がトップリーグデビューを果たしました。我々が今季得た経験は、これからのチームの発展に大きく貢献することになると確信しています。

チームはオフシーズンに入る前の2月に、ブリスベン・グローバル・テンズに参戦しますが、この時点を持ちまして、皆さんの今季の多大なるサポートに感謝いたします。

ラグビー・ワイルドナイツ 黄金時代到来

日本代表が世界を驚かせたラグビーワールドカップ2015 イングランド大会の興奮が冷めやらぬ中で幕を開けたジャパンラグビートップリーグ2015-2016。『史上最大の大金星』『世界を驚かせた日本ラグビー』を観ようとスタジアムには大勢のファンが詰めかけた。新聞には「チケット完売」「トップリーグ最多観客数更新」と往年のラグビー人気を思い起こさせる見出しが躍った。ところが以前のラグビー人気とは決定的な違いがある。言うまでもなく世界との距離感だ。日本国内で人気を誇るスポーツはほぼ例外なく『世界基準』を持っている。選手や関係者はもちろんファンも同様であるというところが最近のトレンドであろう。言い換えればファンの目が肥えているということ。これまで国際大会での興奮や感動を国内リーグで魅せられずせっかく獲得したファンを失った事例が幾つかのスポーツ競技で起きていた。ジャパンラグビートップリーグ2015-2016は日本ラグビーの将来を左右する重要な意味を持っていたと言えよう。
注目されたジャパンラグビートップリーグ2015-2016をパナソニック ワイルドナイツは無敗で駆け抜け見事トップリーグ3連覇を達成した。トップリーグ3連覇は最多タイ記録である。学生王者との対戦となった第53回日本ラグビーフットボール選手権大会にも優勝しタイトル独占となる2冠を手にした。ワールドカップ戦士がより高いモチベーションでトップリーグに挑み期待通りのパフォーマンスを発揮したのはもちろん、ワールドカップに出場しなかった選手も実に素晴らしい準備をしてワールドカップ戦士に負けないプレーを魅せてくれた。選手層の厚みにより凄みを増した『黄金時代到来』を確信させるシーズンであった。

パナソニック ワイルドナイツは2016-2017シーズンに未だどのチームも成し遂げたことのない前人未到のトップリーグ4連覇と日本選手権との2冠達成に挑む。溢れる才能を持った新人選手8名が加入するなど大記録達成に期待が膨らむ。8月26日(金)の開幕を2ヶ月半後に控えた6月16日、群馬県太田市のクラブハウスで、パナソニック ワイルドナイツ ロビー・ディーンズ監督にたっぷりと語っていただいた。

昨シーズンを振り返って

最高の結果を残すことができたシーズンでした。唯一の心残りは一試合だけ引き分けてしまったことです。昨シーズンはラグビーというスポーツにとって素晴らしいシーズンだったと思います。我々はトップリーグの初戦から「自分達の気持ちを前面に出して闘おう」と挑みました。そしてシーズンを通してそのことを体現することができました。ラグビーは勝敗を争うスポーツですので、言うまでもなく勝利とタイトル獲得が最大の目標ですが、それ以上に「良いラグビーをする」「質の高いラグビーを皆様にお魅せする」ことを大切にしています。何故ならラグビーワールドカップ2015 イングランド大会での日本代表の大躍進によって沸き起こったラグビーの勢いを継続させる使命をトップリーグが担っていたからです。我々はその部分でもしっかり使命を果たせたと思っています。

トップリーグファイナルは最後の数10秒までどちらが勝つか分からないギリギリの闘いとなりました。ラグビーの試合ではこのような瞬間が訪れることがあります。それがたまたまファイナルの舞台であったということです。

結果的に我々は1点差で勝利を手にすることができましたが、両チームに力の差がどれだけあったかと言えば、ほとんどなかったと思います。勝敗を分けたポイントは最後のプレーではなく小さなプレーの積み重ねにありました。みなさん「あのビッグプレーがターニングポイントだった」「最後のキックが全てだった」と勝因を探したくなるでしょうが、最も重要なのは、最後の瞬間を迎える場面で僅か1点差ですが勝っていたことです。勝てるポジションに自分達を持って行けたということです。それが我々が勝つことができた要因です。そして3年間チームのために頑張ってくれたJP ピーターセンの日本で最後の試合を3連覇という記念すべき勝利で飾ることができました。

昨シーズンはラグビーワールドカップ2015 イングランド大会とスーパーラグビー2016に日本からサンウルブズが参戦する関係でトップリーグは大幅な日程変更を受けました。ワールドカップに出場した選手が帰国してからトップリーグの開幕まで若干のインターバルはありましたがチームに融合するのには不十分でした。そこで我々はかなり早い段階から新しい戦力の底上げに力を注ぎました。そして若い選手を中心とした新しい戦力が期待通りの成長を遂げたことでワールドカップ組に過度な負担をかけることなくトップリーグ開幕を迎えることができました。メディアのみなさんから「選手層が更に厚くなりましたね」と褒めていただきましたが、我々にはその必要性があったということです。そして彼ら新しい選手の努力と頑張りが本当の意味で実を結ぶのは来る新シーズンであると思っています。

トップリーグの世界での立ち位置

トップリーグのスタンダードは常に右肩上がりで成長しています。そして世界の複数のトップ選手が日本でのプレーを希望しトップリーグに参戦しています。ラグビーワールドカップ2015 イングランド大会で日本代表が世界に衝撃を与えることができた要因がトップリーグのレベルの高さにあることに異論はないでしょう。現在のトップリーグは実に理想的なサイクルになっていると思います。2016年からスーパーラグビーに参戦しているサンウルブルズは順位こそ下位に低迷していますが南アフリカのストーマーズと引き分けるなど内容には目を見張るものがあります。サンウルブルズの頑張りがトップリーグのレベルの高さを雄弁に物語っていると言えるでしょう。何故ならトップリーグの上位チームはサンウルブルズと同等かそれ以上の力を持っているからです。

新シーズンに向けて『4連覇&2冠』へのキーポイント

新シーズンも『夢を持つことの素晴らしさ』を伝えるという普遍的なチームスローガンである『Keep the Dream Alive』をテーマに昨シーズンよりも更に進化した質の高いラグビーを皆様にお魅せいたします。目標はもちろん全てのタイトルを獲得することです。目標を達成するためのキーポイントは三つです。一つは昨シーズンよりも良いチーム・強いチームになること。二つ目はスーパーラグビーに参戦している選手やリオ五輪で戦った選手達が戻ってきてチームに融合することです。新シーズンはトップリーグで対戦する15チーム全てがパナソニック ワイルドナイツをターゲットに挑んでくるでしょう。我々も彼ら一つ一つをターゲットに闘います。これが三つ目のキーポイントですね。3連覇はもはや過去のことです。我々にとって最も重要なのは目の前の勝利でありその積み重ねの優勝です。4連覇という数字ではなく『昨シーズンよりも進化したチーム』であることに価値があると思っています。

8名の新人選手に期待すること

8名の新人選手と話をして改めて高い意識を持った選手だと感じました。8名全員がトップリーグで素晴らしいスタートを切れたことを嬉しく思います。大学ラグビーでは彼らは図抜けた存在でしたがトップリーグでは新人選手として新たなチャレンジが待っています。順調な毎日ばかりではありません。気持ちよくラグビーができない日もあるでしょう。大学のラグビーを小さな池と例えれば彼らはその小さな池を悠然と泳ぐ大きな鯉でした。そして大学が池だとすればトップリーグは海です。今の彼らは大きな海の中の小さな魚です。それでも不安に怯えることはありません。彼らの周りには素晴らしいお手本となる先輩達がいるからです。

観客の心を掴み想像力を膨らますラグビーをお魅せします

繰り返しになりますが、ラグビーワールドカップ2015 イングランド大会以降、ラグビーを取り巻く環境は大きく変わりました。スタジアムには多くのファンが詰めかけ大勢の方がラグビーに関心を持っていただけるようになりました。我々は今まで以上にみなさんに特別な想いを持っていただけるようなラグビーをする必要があります。観客の心を掴み想像力を膨らますラグビーをお魅せしたいと思っています。

ファンのみなさんへのメッセージ

ファンの方がいてくれることがとても心強いですし我々の力になっています。試合会場に来て声援を送ってくれるサポーターがいてくれること、試合会場に来ることができなくても我々をサポートしてくれる方がいてくれること、全てに心から感謝しています。みなさんは我々チームのメンバーと同じくらいチームの一員であると感じています。みなさんの熱とパワーがパナソニック ワイルドナイツを強くしています。これからも変わらぬ応援をよろしくお願いいたします。

(取材日:2016年6月16日)


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