Panasonic Sports

パナソニック スポーツ > 野球 > 活動レポート

2021年度 野球部 活動報告

2021年12月27日

2大大会に出場するも初戦敗退。
力を発揮し切れない悔しさを、来シーズンこそは断ち切る!

コロナ禍による制限のある暮らしが続く中、後半は少しずつ日常が戻りつつあることを感じた年でした。

画像:岡山大会

昨年、中止を余儀なくされたJABA地方大会は、今年、通常通りに開催され、パナソニック野球部は公式戦最初の大会として4月のJABA岡山大会に出場しました。初戦、ツネイシブルーパイレーツを相手に2-0の僅差で勝利。しかし、次戦のヤマハ戦では相手打線の猛攻を前に0-11の7回コールド負けを喫してしまいました。3戦目は、シティライト岡山との試合で勝利を挙げるも、先のコールド負けが響き、予選リーグで敗退。やや不安の残る公式戦スタートとなりました。

画像:京都大会

岡山大会が終了してすぐの4月下旬、JABA京都大会に臨みました。丁度その頃、新型コロナウイルスの感染が全国的に拡大します。京都大会では出場予定チームの辞退が相次ぎ、パナソニックが予選リーグで戦う3チームのうち、2チームが出場辞退となりました。勝てば決勝トーナメント出場決定、負ければ敗退と、予選リーグが僅か1試合のみという異例の状況で迎えた、予選リーグ対セガサミー戦。試合は先制点こそ奪うも、中盤以降は相手打線の勢いを止めることが出来ず、1-6で敗戦。地元開催となる京都大会は1試合で幕を下ろす結果となりました。

画像:九州大会

思うような結果が残せず歯痒い試合が続く中、5月にはJABA九州大会に出場。パナソニックにとってこれが、JABA地方大会として最後となる大会でした。初戦は、三菱重工Eastにタイブレーク負けを喫っしましたが、続くHonda熊本との試合は7-1と快勝しました。この大会でも予選リーグ、対戦チームの出場辞退が発生し3戦目は不戦勝。パナソニックは予選リーグの獲得ポイントによって決勝トーナメントへと駒を進めました。
準決勝の対SUBARU戦。チームはこれまでの鬱憤を晴らすかのように打線が爆発。初回から猛攻が続き、8-1の7回コールドゲームで快勝を収めました。
そして迎えた決勝戦。対沖縄電力。この試合でもチームの勢いは止まらず、終始試合の主導権を握り、5-2で勝利。見事、九州大会での優勝を飾りました。
また、この優勝で7月に行われる社会人野球日本選手権大会への出場権を掴み取りました。

画像:九州大会

毎年、地元関西で開催される社会人野球日本選手権大会も、昨年はコロナ禍の影響で中止されたため、2年ぶりのビッグゲームとなりました。
初戦の相手はHonda。昨年の都市対抗野球大会の覇者です。
試合は序盤から我慢の展開が続きました。相手投手の好投に得点を奪えないパナソニック。一方、相手打線はわがチームのエース與座を粘り強く攻撃し、じわじわと得点を重ねます。8回には藤井健のホームランで1点を返すも結果は1-3での敗戦。社会人野球日本選手権大会は初戦敗退となりました。

画像:都市対抗代表決定戦

そして、シーズンもいよいよ佳境に突入します。
9月、今年最後の大会となる都市対抗野球大会への出場を懸けた近畿地区2次予選が開幕。まさに、「絶対に負けられない戦い」がスタートしました。
1回戦、NOMOベースボールクラブ戦では5-0と快勝を収めます。ところが2回戦、ミキハウス戦では2-3の僅差で敗れ、第3代表決定トーナメント敗者復活戦へと回りました。第3代表奪取に向けた次戦、相手は日本新薬でした。都市対抗予選では過去数年、相性の悪い相手でしたが、この試合を2-1で勝利。続く、日本生命戦でも2-1の勝利を挙げ、粘り強い戦いで遂に第3代表決定戦へと駒を進めました。
何が何でも、この試合で出場を決定づけたい第3代表決定戦、相手は三菱重工Westでした。試合は両チーム先発投手の好都が続き6回まで0-0の展開で試合が進みます。均衡が破られたのは7回の守備でした。2アウトから痛恨のタイムリーエラーが飛び出し、1点を献上。最後までその1点を覆すことが出来ず0-1で試合終了。悔しすぎる敗戦となりました。

画像:都市対抗

「次こそは決める!」と意気込んで臨んだ第4代表決定戦、対NTT西日本戦。この試合も、序盤から手に汗握る投手戦が続き、7回まで0-0の展開で試合が進みます。8回には手痛いソロホームランを浴び、遂に1点を先制されます。しかし、この試合まで粘り強く戦ってきたパナソニックは最終回、劇的な逆転を収め勝利。第4代表での本戦出場の切符を掴み取りました。

1年の集大成である11月の都市対抗野球大会本戦。相手は奇しくも、日本選手権大会で敗れたHondaと同地区で、堂々の第1代表となった日本通運でした。試合は序盤から2点を先制される苦しい展開となり、9回には更に1点を献上し0-3のビハインドのまま、最後の攻撃を迎えました。後がない9回裏には田中宗一郎のタイムリーで何とか1点を返すも反撃はここまで。1-3で敗戦となりました。

画像:都市対抗

都市対抗野球大会での敗退をもって今シーズンの全日程が終了。今年は九州大会で優勝を飾ったものの、2大大会ではともに初戦敗退と悔しさの残る1年となりました。 来年度、野球部はまさに「変革のシーズン」と位置づけ活動を進める覚悟です。2022年では、さらに進化した姿を見せられるよう、OFFシーズンの練習に打ち込みます。
来シーズンも引き続きの温かいご支援と、熱いご声援のほどよろしくお願いいたします。

監督コメント

画像:田中監督

1年間、野球部への温かいご支援、ご声援誠にありがとうございました。
今年は昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染拡大対策が多く講じられるなか、少しずつ日常が戻ってきた1年でありました。
昨年、すべて中止となったJABA地方大会もコロナ禍の影響による出場辞退チームの発生はあったものの、すべて開催。5月、JABA九州大会では、それまで苦しい戦いが続いていた打線も奮起、優勝を飾り、2018年京都大会以来となる、3年ぶりのJABA大会優勝となりました。
九州大会優勝で推薦出場権を獲得した社会人野球日本選手権大会では、昨年の都市対抗覇者Hondaを相手に1-3で敗退。2年ぶりの地元関西開催となる日本選手権は悔しさの残る結果となりました。
今一度、チームの立て直しを図り迎えた都市対抗近畿地区2次予選では僅差の戦いが続くも、第4代表での出場権を獲得。本大会への切符を掴み取りました。
しかし、本大会では日本通運を相手にまたしても1回戦での敗退。2大大会では、どちらも初戦敗退と悔しさの残るシーズンとなりました。1年を振り返ると今年は、勝利の喜びよりも悔しさが上回るシーズンとなりました。
2022年は全社の組織改編も行われ、野球部もまさに変革の時を迎える一年となります。
ご声援を頂く、皆様に「パナソニック野球部、変わったな」と思われるような姿を見せるべく良き伝統は引継ぎつつも、現状を打破する1年となることを意気込んでおります。
来年度も変わらぬご支援、ご協力を野球部一同どうぞよろしくお願い致します。

2021年度 個人表彰

首位打者賞
藤井 健
最多打点賞
田中 宗一郎
最優秀防御率賞
榎本 亮
功労賞
藤井 聖太(CNS社 人事センター 総務部)
緒方 壮助(EW社 経理センター 決算管理部)
諸永 秀幸(IS社 デバイスソリューション事業部 営業統括部)
西岡 寿祥(CNS社 人事センター 人事二部)
坂田 一平(IS社 メカトロニクス事業部 営業統括部)
功労賞:藤井 聖太
功労賞:藤井 聖太
功労賞:緒方 壮助
功労賞:緒方 壮助
功労賞:諸永 秀幸
功労賞:諸永 秀幸
功労賞:西岡 寿祥
功労賞:西岡 寿祥
功労賞:坂田 一平
功労賞:坂田 一平

勇退選手コメント

■15 藤井 聖太

画像:藤井 聖太

今季で野球部を引退することとなりました。藤井聖です。
10年間、皆様には多大なるご声援をいただき本当にありがとうございました。
10年間の社会人野球人生はかけがえのない財産です。皆様のご声援がマウンドに立つ私を常に支えていただいことで勇気を持って投球することができました。
人とのご縁を大切にしながら、野球で培った勝負強さと気持ちで今後の人生も精進して参ります。
本当に10年間ありがとうございました。

■12 緒方 壮助

画像:緒方 壮助

今シーズンで野球部を引退することになりました。
これまで4年間素晴らしい環境と野球に対して本気で向き合える時間提供してくださった会社や職場の方々のおかげで、26歳までプレーすることができました。本当に感謝しています。また、日頃からパナソニックを応援して下さったファンの方々や地域の方々にも感謝の気持ちでいっぱいです。
パナソニックという会社で野球が出来たことは本当に誇らしく思います。
来年以降もパナソニック野球部は高い目標を掲げて頑張りますので引き続き応援の方よろしくお願いします。ありがとうございました。

■4 諸永 秀幸

画像:諸永 秀幸

今年で野球部を引退する事になりました。
パナソニック野球部では5年間、人生では21年間、野球というスポーツにお世話になり、たくさんの経験をさせてもらいました。
また、たくさんの方々のご指導とサポートのおかげでここまで野球を続けることができ、本当に感謝しています。
来年以降も、パナソニック野球部の全国での活躍に期待し、野球部に刺激をもらいながら私も精進したいと思っています。
引き続き、野球部へのご声援をよろしくお願いいたします。

■13 西岡 寿祥

画像:西岡 寿祥

今シーズン限りで引退することになりました。3年間という短い間ではありましたが、野球部関係者の皆様、職場の上司の方々、応援して下さった方々本当にありがとうございました。
これまでの野球人生を振り返ってみても、応援し、協力してくださる方々に出会えたからこそ野球を続けることができたと改めて感じております。
これからは野球から離れて第二の人生を送っていくことになりますが、自分らしく、明るく、元気に何事においても全力で取り組んで行きたいと思っております。
本当にありがとうございました。

■25 坂田 一平

画像:坂田 一平

今シーズンで引退することになりました。4年目の坂田一平です。
沢山の方々の支えがあって、小学1年生から20年間野球をやってくることができました。 パナソニックに入社して4年間と短い間でしたが、会社の方々にも沢山温かい応援をしていただき、本当に感謝しかありません。
都市対抗、日本選手権に出られたことは今後の財産になると思います。優勝することはできませんでしたが、目標に向けて大好きな野球ができて、本当に良かったと思います。
引退する時は絶対に後悔すると思って、その後悔を少しでも小さくできるようにと思って練習してきました。大好きな野球を大好きなまま終われてとても幸せです。
これからは社業で、会社に貢献できるように頑張りたいと思います。
今後も野球部は続いていきます。
悲願の都市対抗優勝できるように今後とも応援のほどよろしくお願いします!!
今まで本当にありがとうございました!!

2021年度 個人成績

個人成績は以下のとおりです。

■投手成績

投手成績:二大大会(都市対抗・日本選手権)

公式戦 投手成績(都市対抗予選、都市対抗本戦) [229 KB]

投手成績:二大大会以外

二大大会以外 投手成績 [267 KB]

投手成績:オープン戦

オープン戦 投手成績 [267 KB]

■打撃成績

打撃成績:二大大会(都市対抗・日本選手権)

公式戦 打撃成績(都市対抗予選、都市対抗本戦) [273 KB]

打撃成績:二大大会以外

二大大会以外 打撃成績 [274 KB]

打撃成績:オープン戦

オープン戦 打撃成績 [276 KB]

2022年度 現場体制

部長西村 晋
GM中本 浩
監督80 田中 篤史
ヘッドコーチ兼投手コーチ30 金森 敬之
打撃コーチ兼外野手3 田中 宗一郎
守備・走塁コーチ82 阪口 哲也
コーチ(スカウト)78 柳田 一喜
コーチ(アナリスト)71井上 貴晴
トレーナー森本 大志
マネージャー鍋島 庸高
マネージャー上野 寛太

画像:来シーズンも熱いご声援の程よろしくお願い申し上げます。
来シーズンも熱いご声援の程よろしくお願い申し上げます。

ページの先頭へ