いつもパナソニック野球部に応援をいただきありがとうございます。
5月7日に開幕したJABA九州大会で、パナソニックは見事優勝しました。同大会での優勝は8大会ぶり3回目となります。また、これにより6月29日から行われる日本選手権大会の出場権を獲得。26回連続41回目の出場を果たします。
JABA岡山大会、同京都大会では実力を発揮できず、予選リーグで敗退していたパナソニック。しかし今大会では尻上がりに調子を上げ、攻守とも持てる力を発揮して伸び伸びとした戦いを展開しました。
予選リーグ初戦は三菱重工Eastと対戦しました。緊迫の投手戦となったこの試合、しかし、延長10回タイブレークの末、2-3。悔しい敗戦を突き付けられました。そこで続くHonda熊本戦。パナソニックはここをチームのターニングポイントと位置づけて挑みました。立ち上がりに1点を献上したものの、粘り強く耐え、終盤に打線が援護した結果、7-1と圧勝。投手の安定感と打線が光る「自分たちらしさ」を取り戻しました。
次の沖データコンピューター教育学院は不戦勝。最終的にパナソニックは、2試合の獲得ポイントによって決勝トーナメント進出を勝ち得ました。
いよいよ決勝トーナメント、準決勝のSUBARU戦。ここでも立ち上がりに1点を失いますが、すかさず打撃陣が反撃し、ヒット12本、ホームラン1本、投げては相手の追加点を許さず、結果、8-1と7回コールド勝ちを収めました。
決勝戦は沖縄電力との対戦。パナソニックは序盤から走者を背負うものの踏ん張り続け、得点を与えません。さらに打線はこの試合も初回から好調で、ヒットとホームランで点を重ねました。その後、相手に得点されましたが、その裏で必ずこちらも得点し、最終回は相手を0に抑えてトータル5-2。投打が噛み合う上々のプレーで優勝をもぎ取りました。
なお、この大会の最高殊勲選手賞には、2試合の先発登板で好投を見せた與座健人選手が選ばれました。
田中篤史監督のコメント
お互いがミスをカバーし合った。これも勝利の要因
岡山大会・京都大会は、イメージした姿とはかけ離れた不甲斐ない結果に終わりました。その後「なぜ」を追い求め、選手、スタッフでミーテイングを重ねて、「目指すべき姿」を明確にしました。その1つの視点が日本選手権予選をどのように戦い抜くかということ。その上で迎えた九州大会は初戦、三菱重工Eastの敗戦から見えた粘り強さに、選手たちの思いがまさに体現しつつあると感じました。そしてHonda熊本に快勝、投打が噛み合う勢いのままに決勝で沖縄電力に勝利し、優勝することができました。
またこの大会では、お互いがミスをカバーし合うことができたのも、勝利を導いた要因です。送りバントの失敗があっても盗塁で進塁、野手のエラーを投手陣が踏ん張る――。こうしたことは、とても大きな力になりました。
日本選手権では、さらに成長した「強いパナソニック」をお見せします。熱いご声援よろしくお願いいたします。
與座健人選手のコメント
ファンの皆様、スタッフ・チームメイトに感謝
最高殊勲選手賞に選んでいただき、大変うれしく思います。
大会自体は無観客試合となりましたが、ファンの皆様の応援を力に、スタッフ・チームメイトに支えられて、優勝を手にすることが出来た上、さらにこの賞まで頂けました。
6月29日から行われる日本選手権で優勝できるよう、日々精進していきたいと思います。
これからもご声援、よろしくお願いします。