2019年シーズンのパナソニック野球部の活動結果を総括し、ここに報告します。
昨年、創業100周年を迎え、今年は101年目の新たな第一歩を踏み出すスタートとなりました。
今年最初の公式戦となった「第74回JABA東京スポニチ大会」では、予選リーグで3連敗を喫し予選リーグ敗退という悔しさの残るスタートとなりました。次に迎えた、「平成31年度大阪府連盟春季大会」では準決勝で大阪ガスを破り、決勝に進むも日本生命に敗れ、準優勝。3年連続の優勝にはあと一歩及びませんでした。
4月下旬には昨年、優勝を飾った「第70回JABA京都大会」、5月には「第50回JABA東北大会」に臨むも両大会とも2勝1敗と、あと一歩及ばず予選リーグ敗退という結果に終わりました。
苦しい戦いが続いた中で迎えた「第90回都市対抗野球大会」への出場切符を懸けた「近畿地区第2次予選」。初戦のニチダイ戦では幸先よく勝利を収めますが、続く三菱重工神戸・高砂戦で敗戦すると、そこから4連敗を喫し第6代表決定戦にまでもつれ込む展開となります。後のない状況で迎えた第6代表決定戦。延長戦に突入する激戦となりますが何とか勝利を収め最後の一枠で無事都市対抗への出場を手にしました。
迎えた都市対抗本戦。開幕ゲームとなった初戦、2016年の都市対抗大会で敗戦を喫した山形市代表きらやか銀行を相手に1-0と辛勝すると2回戦東邦ガス、3回戦日本製鉄鹿島を撃破し、ベスト8進出を果たしました。準々決勝では、この大会優勝を果たしたJFE東日本に敗れましたが、ここまで苦しい戦いが続いた分、都市対抗の舞台で3勝を挙げたことが大きな自信となりました。
これまでの悔しさと都市対抗での自信を胸に、今年の集大成として臨んだ「第45回社会人野球日本選手権大会」。近畿地区予選こそ、勢いそのままに勝ち進みますが迎えた本戦では初戦の三菱自動車岡崎を相手に1安打完封負けを喫し、またも悔しさの残る結果となり今シーズンが終了致しました。
今シーズンを終えて、振り返ると勝利の喜びよりも負けることの悔しさを数多く経験した1年となりました。しかし、敗戦から多くの課題を見つけることの出来たシーズンともなりました。今シーズンの経験を糧にこの冬鍛錬を重ね、田中監督の下、来シーズンは大きな飛躍を果たすシーズンとなるよう日々精進して参ります。
2019年、野球部へご支援、ご声援を頂きました皆様、1年間本当にありがとうございました。2020年も変わらぬご支援、ご声援の程宜しくお願い致します。
2019年度 個人表彰
田中監督コメント
一年間野球部へのご支援、ご声援誠にありがとうございました。
今シーズンは、JABA大会3大会のすべてで予選リーグ敗退し、迎えた都市対抗予選でも近畿地区最後の一枠となる第六代表決定戦までもつれる苦しい戦いの続いた上半期でした。
しかし、都市対抗本戦では3勝を挙げベスト8進出を果たしました。準々決勝ではJFE東日本に敗れた時には、それまでの地方大会や予選で負けた時とは全く違い、涙して悔しがる選手たちの姿には、野球選手の“あるべき姿”を感じる瞬間でした。この都市対抗はチームを大きく成長させ、自信をつけさせる大会となりました。
都市対抗で得た自信と日本一への期待を胸に臨んだ日本選手権大会でしたが初戦、三菱自動車岡崎を相手に1安打完封と大敗を喫し今季最終戦で、またもこのチームの弱さが出てしまった大会となりました。
2019年は喜びも悔しさもすべて経験したシーズンです。来年は今年の経験を糧に飛躍のシーズンにしたいと意気込んでおります。その為には、これまでと同じように練習をしていてはいけません。選手一人一人が、限界のその先を目指してこの冬、練習に励んで参ります。
2020年、皆様に熱く、興奮して頂けるプレーを球場でお見せ致します。
来シーズンも野球部へのご支援、ご声援の程宜しくお願い致します。
2019年度 個人成績
個人成績は以下のとおりです。
■投手成績
■野手成績
2020年度 新体制
監督 | 80 田中 篤史 |
---|---|
投手コーチ | 30 金森 敬之 |
打撃コーチ兼選手 | 3 田中 宗一郎 |
守備・走塁コーチ | 82 阪口 哲也 |
アナリスト兼渉外担当コーチ | 78 柳田 一喜 |
トレーナー | 森本 大志 |
マネージャー | 鍋島 庸高 |
マネージャー | 上野 寛太 |