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2011年度 パナソニック野球部 活動報告

2011年12月14日

2011年、日本野球連盟は東日本大震災の影響をうけ、JABA地方大会と毎年秋に開催している社会人野球日本選手権の中止を決め、今年に限っては、例年夏に東京で開催する都市対抗野球大会を大阪(京セラドーム大阪)において開催することとした。
日産自動車から久保恭久を監督にむかえ、スタートした新生パナソニック野球部は、6月から始まった第82回都市対抗野球大会の大阪・和歌山第2次予選では代表を獲得することができず、7月からの近畿代表決定戦に進み近畿地区第一代表を逃したものの、背水の陣で戦った敗者復活戦において近畿地区第二代表を獲得し、都市対抗に駒を進めた。10月24日(月)の第1回戦、延長12回タイブレークの末にヤマハに敗れシーズンを終えることとなった。オープン戦の結果は、56試合を戦い41勝13敗2分の結果。

 

2011年度 個人表彰

優秀選手:田中篤史

敢闘賞:井上和樹

最優秀防御率:四丹健太郎

打撃賞:丸木雅英

新人賞:田中宗一郎

功労賞:相木 崇、塩田 拓也

※表彰式の様子。

公式戦(10試合)における個人成績は以下のとおり

2011年度 投手成績

 

2011年度 打撃成績

 

2012年のスタッフ、選手リーダーを紹介します。

2011年度 スタッフ陣

監督:

久保恭久

ヘッドコーチ:

丸尾英司

コーチ:

田原隆三郎
吉田憲一郎

マネージャー:

光元一洋
百武克樹


キャプテン:森志朗


副キャプテン:松元裕章

 

新キャプテン 森志朗
来シーズンにむけた意気込みを語る。

2012年度シーズンより新たにパナソニック野球部のキャプテンとして任命されました森です。入社5年目となる27歳を迎える年にチームリーダーとして選ばれ、自分もついにチームを引っ張っていく年齢になったのだということを強く実感しています。今はまだ任命されたばかりで、これからどういったスタイルでやっていくかということはイメージできていませんが、監督・コーチと選手との橋渡し役としてチームが良い方向に向かうための最善の努力をしていきたいと思います。

パナソニック野球部はここ数年、社員の皆様に満足していただけるような成績を残せていません。しかしチームは今、久保監督の指導の下、選手たちの意識は確実に変化していきつつあります。今まで自分が知らないうちに作り上げてしまっていた自分自身に対する限界や固定観念など、成長の妨げになるものを一つずつ取り壊している状況です。今まではスマートで淡白な試合をすることが多くありましたが、今年は粘り強く耐える試合が多くなりました。来年はこの耐える野球を基本に、勝利を掴み取る野球ができるようどれだけ泥臭くても勝利に対して全力で執念を燃やす集団へとレベルアップしていきたいと思います。

そのためには技術的なことはもちろん必要ですが、それ以前の野球に対する取り組む姿勢や、苦しい中でのあと一歩、あともう一踏ん張りができるかという、人間的な強さの部分を鍛えていく必要があると感じています。強くなるためには痛みを伴うことが多く出てきますが、誰一人として横を向くことなく選手全員が黒獅子旗という大きな目標に向かって切磋琢磨し共に励ましあいながら戦えるチームを目指します。 

2011年の都市対抗野球大会は、最初で最後になるであろう大阪での開催ということで本当に多くの方々に応援をいただいたにもかかわらず、初戦敗退という散々な結果に終わりました。この大きな大きな借りを、来シーズンこそは勝利という結果と共に、選手一人ひとりが目の色を変えて全力で戦っている姿を通して、観ている方たちになにか熱いものを伝えることができればと感じています。一人でも多くの方に元気や勇気、希望や感動を与えることのできるチームを目指しこれからも常にチームは前進し続けていきます。私個人としても、キャプテンという立場となりチームの柱として戦力的にも精神的にもチームを支えてゆけるよう更なる努力をしてまいります。
2012年、パナソニック野球部が大きく飛躍できるよう引き続き熱いご声援をいただけますよう宜しくお願いいたします。

2011年12月をもって引退する選手からのコメントをここに紹介します。

投手:相木崇

皆さん、こんにちは。投手の相木 崇です。私は、2011年を最後に現役を引退いたしました。野球部在籍中はファンの皆様方のあたたかいご声援のもと、最高の社会人野球人生を送る事ができました。改めまして御礼申し上げます。
私はパナソニック野球部に4年間在籍いたしましたが、最後の2年間は悔しさ、情けなさしかない2年間でした。私がプロ野球で戦力外通告を受けた際、真っ先にパナソニックから話があり、このチームのために、またパナソニック野球部を優勝に導くために最善を尽くす覚悟で入社しました。最初の2年間は試合でも数多く登板し充実した社会人野球人生を送らせていただきましたが、怪我をしてしまい焦りなどから自分自身を見失ってしまったような気がします。
しかし、今、悔いはありません。苦しんだ2年間は自分自身で日々試行錯誤しながら改めて野球というものを見つめ直すことができ、良い思い出を胸に現役を終えることができました。
我がパナソニック野球部員は素晴らしいポテンシャルを秘めた選手たちばかりです。決して黒獅子旗も夢ではありません。引き続きあたたかいご声援をいただくことにより、選手のモチベーションも上がり日々の練習にも取り組み選手個人・チームとしても成長していくと思います。
これからもパナソニック野球部にあたたかいご声援をよろしくお願いいたします。4年間ありがとうございました。


内野手:塩田拓也

内野手:塩田拓也

皆さんご無沙汰しております。塩田です。この度、野球部を引退し、社業に専念することになりました。野球部には4年間在籍し、社会人野球の素晴しさ、厳しさなど様々なことを経験することができました。自分自身にとっては思うようなプレーはできませんでしたが、充実した時間をパナソニックのスタッフ、選手たちと過ごせたことは財産です。
これから社業に専念することになります、パナソニック野球部で学んだことを生かしながら一日でも早く業務に慣れ、会社にそして社会に貢献できる人間になりたいと思っています。パナソニックには心強い野球部のOBがたくさんいます。私は先輩方の力をお借りしながら成長していくとともに、OBとしてパナソニック野球部を応援し続けます。
ぜひこれからも、パナソニック野球部に絶大なる応援をよろしくお願いいたします。彼らなら必ず成し遂げてくれることと思います。
最後に今まで応援していただいたファンの方、野球関係者、スタッフ、選手の皆様、本当にありがとうございました。

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