お知らせ

NEWS

その他

都市対抗野球大会(7月14日-25日)
GO! パナソニック野球部 今年こそ黒獅子旗を門真市に!
多くの皆様、東京ドームに観戦にお越しください

2023-07-10

軟式から硬式に転身して2年目の1953年、当野球部は都市対抗野球大会の予選を突破し本選に初出場しました。それから今日まで、準優勝が1回、3位が3回、ベスト8が12回。時には悔しい予選敗退なども経験しながら、初優勝へと全力を注いできました。
準優勝した1960年。当時社長であった松下幸之助創業者が野球部の健闘をたたえ、さらなる高みに向かって選手を激励するエッセーを社内報に寄せています。今、改めてこの意を体し、どこにも負けない王者への思いを胸に、パナソニック野球部は黒獅子旗の獲得に向かいます。
皆様、どうか熱い応援をよろしくお願いします。

善戦敢闘

二位になったということは
まだ先に目標が残されている

松下幸之助
松下電器社内報『松風』(1960年9月号)に掲載

ことしの都市対抗野球では、みなさんもご承知のように、わが社のチームは実に粘り強く善戦敢闘した。

正直なところ、第一戦で勝利を得たあとでも、私はまだ果してこれからも勝ち進んでいけるかどうか、一抹の不安を抱いていた。

ところが、第二戦でも粘り強く勝って、優勝侯補と言われていた日本ビールと対戦するということになったとき 、改めてわが社チームの実力を再認識したような思いであった。

それが第三戦でも、見事に勝利を得て、更に認識を新たにした。これはずいぶんよいところまで行けるゾ、しっかりしっかり、がんばれがんばれと、精一ぱいの声援を送る気持であった。

期待に応えて、準優勝戦でも、着実な勝利である。 いよいよ優勝戦。このときには、もう私は、 ここまできたからには、あとはただ恥ずかしくない立派な試合をしてほしいという、祈りに似たような気持になっていた。

結果はすでにご承知の通り、優勝を逸したとは言え、まことに立派な試合ぶりであった。

それはもちろん、優勝するに越したことはない。 選手諸君も、ずいぶん残念だったことであろう。 私も、従業員の人たちも、また近畿代表に期待を持たれていた多くの方々も、まことに残念に思われたにちがいない。

しかしまあこれでよかったのである。 優勝するよりも、本当はこの方がよかったのである。決して負け惜しみではない。また単にいたわりのために言うのでもない。

二位になったということは、まだ先に目標があるということである。

何でもそうだけれど、先に高い目標があるということによって、お互いに気持も緊張するし、 これからの精進にも張りが出てくる。二位の上には一位がある。これを目ざして、選手諸君も 一層の精進をねがいたい 。

一戦一戦と、文字通り勝利を積み重ねてきたことしの都市対抗野球では、わが社チームは近畿代表として恥ずかしくない試合をした 。同時に、この勝利を積み重ねるには、補強選手諸君の大きな力があったことを忘れてはならない。よくチームにとけこんで 、一心同体の活躍をされたこれら選手諸君には、私は心から感謝とねぎらいのことばをおくりたいと思う。

写真左は都市対抗壮行会(松下幸之助創業者 中央)。写真右は準優勝祝賀会で(松下幸之助創業者 左)。1960年

■都市対抗 パナソニック野球部の試合観戦■

東京ドームの会場入り口付近に設けた「パナソニック受付」ブース(試合開始1時間前に開設)では、
入場チケットと応援グッズをご用意し多くの皆様のお越しをお待ちしております。
パナソニックの関係者ではなくても、また複数の方々でお越しいただいても、観戦は可能です。
パナソニックの試合当日は、どうぞ「パナソニック受付」ブースに!

全試合日程(東京ドーム)
1回戦 7月15日(土) 10時から 対戦相手 JR西日本
2回戦 7月21日(金) 10時から 対戦相手 JR東日本
3回戦 7月23日(日) 10時から
準決勝 7月24日(月) 14時から
決勝戦 7月25日(火) 18時から