野球以外の仕事って、どんなことをしているの?
もちろんその部署のさまざまな業務もあります。鈴木選手の場合は、広報発信も一つの業務。「パナソニックの象徴として、1人でも多くの人に知ってもらい、応援してもらうことが使命。
そのための行動、活動こそが大事」とする職場の方々、その思いが背中を押してくれます。
DATA
- 大阪府出身
- 履正社高校:3年春にセンバツ出場
- 奈良学園大学:4年春に全日本大学野球選手権出場し、チームをベスト4へ牽引。敢闘賞獲得。
イントラポータルで野球新聞づくり
所属する部門のイントラポータルに、僕の発信コーナーをつくっていただいています。上司の「野球部の広報活動をしては」との提案で、野球部全体のことや、トレーニングの記事を書いて新聞にしています。記事は「ここはちょっと分かりにくいよ」「これはあまり面白くないなあ」と、上司が厳しく添削してくれます。野球に詳しくない人にも伝わるように、専門用語をどう言い換えればよいか、より分かりやすく伝えるには……。視点を変えて考えることが自分にとっても勉強になります。
仕事は「応援してもらうこと」
発信のかいあってか、「ナイスピッチング」「惜しかったね」という言葉をいただくこともあり、試合を見てくれたんだなとうれしく思っています。僕たちには、勝てば一緒に喜び、負ければ一緒に悔しがってくれるファンの方、社員の方がいる。勝ち負けはもちろん大事です。けれど、社会人野球の選手としては、どんなチームか知ってもらうこと、より多くの方に応援してもらうことも、プレーするのと同じぐらい重要な仕事だと感じています。
おじいちゃんの“男気”は正しい
守口市出身なのでパナソニックはずっと身近な存在で、周囲の人からも「この街はパナソニックに育ててもらったようなもの」とよく言われました。実は「大学卒業後はパナソニックの社会人野球に」と決意してから、プロ志願を諦められない時期があって。すごく迷っている時に、一緒に暮らしていたおじいちゃんから「パナソニックにと一度決めたなら、そこは絶対に裏切ったらいかん」と言われました。それで心が決まりました。今も当時を思い返しますが、あのときプロにいっても中途半端できっと失敗したと思うし、ここに来てよかったと――。厳しく、しっかりと道を示してくれた祖父に感謝しています。
Panasonicの一員としてのスピリッツ
- ① 同業チームには負けるな!
- ② 変革のタイミングこそが最大のチャンス!
- ③ 自分を知ってもらう努力を惜しまない
BACK1. もう一度、とスイッチを入れたから野球が続けられた。
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