EPISODE 1

【#34 榎本 亮】人見知りの少年が心を開いたのは、親友と野球。

2021-11-10

どんな時も、落ち着いた表情でマウンドに立つ左のエース。
都市対抗野球予選では、接戦が続く中よくコントロールされた変化球で相手打線を封じてきました。
本戦に向けてはさらに機運が高まり、充実の日々を送っている榎本選手。なにやら取材日当日にハッピーニュースも飛び出して……(後ほど)!

#34 榎本 亮

[Ryo Enomoto]

DATA

  • 京都府出身
  • 京都学園高校
  • 佛教大学:4年春にはエースとして全日本大学野球選手権へ出場
  • パナソニック:2018年JABA京都大会では最高殊勲選手賞を獲得
榎本 亮

一緒に野球をしたい

小学3年生の時に、幼なじみに誘われて地域の野球チームに入りました。その子と一緒に野球をするのが楽しくて、中学、高校も同じチームを選びました。僕は人見知りで人に合わせるタイプだったので、ついて行った感じでしたね。大学からはそれぞれの道に進みましたが、野球を続けて世界が広がったこと、今ここまでやってこられているのは彼のおかげかな。年末に予定している僕の結婚式で、友人代表スピーチは親友の彼に任せます。寺田くん、よろしくな。

マウンド上に波を立てない

ピッチングは「いつも通り」に投げられるのがベスト。気持ちに波ができないよう意識しています。今回の都市対抗予選のように、こちらがゼロで抑えても、相手もゼロで抑えてくるのが社会人野球のタフなところ。そんな時は攻撃回をなるべく見ないようにします。展開や結果によって気持ちの波が生まれるかもしれないので。チームがどんな状態でもいつも通り、自分のやるべきことをしっかりとやる。これもチームへの貢献の仕方だと思います。

根っこにある気持ち

結果が出るからスポーツは面白い。そしてやっぱり勝つから楽しいんです。たとえ投手としていい勝負をし、よいピッチングができたとしても、試合に負けたら楽しくはありません。だから、いつどんな時も「負けたくない」と本気で思っています。全てのことで1位を取り続けることは不可能かもしれませんが、常に目指すのはそこ。目の前の相手にも、試合にも、チームメイトにだって「負けたくない」。そう思って今も野球に向き合っています。

野球選手としての掟

  1. ① 負けたくない気持ちを持つこと
  2. ② 試合には平常心で臨む
  3. ③ 自チームの攻撃はなるべく見ず、マウンドへ行け!

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