Panasonic SPORTSについて
本気でスポーツに向き合い、スポーツの持続的な発展にコミットします
スポーツには人種、宗教、性別、世代を超えて同じ感情や価値観を共有できる力があります。それは喜びや驚き、感動だけでなく、時に苦しみや悲しみを我々に与える、我々1人1人の人生の側にいつもある無限の可能性を秘めたコンテンツです。
パナソニックは創業当初からスポーツと共にあり、これまでの100年で企業スポーツチームの運営だけでなく、オリンピック・パラリンピックのスポンサーとして世界文化・スポーツの発展に寄与して参りました。次の「100年創造」を見据え、一躍を担う事業としてスポーツとこれまで以上に本気で向き合っていきます。
今、我々にはガンバ、ワイルドナイツ、パンサーズといった各事業リーグのトップを狙うチームに加えインパルス、野球部、女子陸上のエンジェルス、9人制バレーのブルーベルズ、剣道部など各競技の世界で優秀な成績を収めているチームが多くあります。それら有力なスポーツチーム全てを「Panasonic SPORTS」とし、皆のあこがれや目標になる存在へと成長させ、持続可能にする事で新たなパナソニックの一面を皆様にお見せしたいと考えています。
我々は人生をかけてプレーに打ち込む選手、全力で応援するサポーターの皆様、それを支える企業や社会。この3つの側面に関わる人たちが一つに繋がって、スポーツに関わる全ての人々の発展とその持続に寄与して参ります。

人と職場の健全な育成とブランドづくりに貢献し続けたパナソニックのスポーツ

100年にわたる当社の歴史の中でスポーツは、社員の健康増進と親睦を図るツールとして、また人材育成や職場風土の醸成・ブランドづくりといった会社発展の重要な戦略として位置付けられ、貢献し続けてきました。
パナソニックとスポーツの関わりは、創業2年後の1920年(大正9年)に結成した社員の親睦会「歩一会」が起点となっています。「会社の発展には、全員が心を一つにしなければならない」との考えで創業者松下幸之助が起こした「歩一会」は、運動会、レクリエーション活動、文化活動などを積極的に行いました。昭和に入ると軟式野球が盛んになり多くのチームが結成され社内大会を開催しています。その後、第二次世界大戦時はあらゆるスポーツの開催は中止となりましたが、終戦2年後には早くもスポーツ大会を開く職場が出はじめ、1948年(昭和23年)には軟式野球の全松下チームが誕生。事業再建に向けた社員の意識向上を支えます。
1950年(昭和25年)8月、かねてからスポーツに高い関心を抱いていた松下幸之助は「スポーツ奨励の件」と記した社内通達を発信。「スポーツを通じて従業員の士気を高め、全体の団結を図るべく、社として施策を一元化し、社外にも名声を高めることが必要である」と表明しました。そして全松下軟式野球部を新たに組織して公認、当社は、スポーツの力を風土醸成とブランド構築に生かすことに踏み出します。
1951年(昭和26年)には、全国社内体育大会と称した松下電器グループ内対抗のスポーツ大会が始まります。これは1998年(平成10年)までの50年近く毎年開催されました。「松下版の国体」と言われるほど、レベルの高い競技内容で、創業70周年を祝う記念大会となった1989年(平成元年)には、アメリカやオーストラリアなど12に及ぶ国と地域からも参加があり、6500人規模のグローバル大会となりました。なお現在、全社のスポーツ関連イベントとして、2011年から「AJTA(競技玉入れ)」を導入しており、職場コミュニケーション・健康増進を目的に海外会社も参加する大会として継続開催しています。
1952年(昭和27年)、「健全な精神、健全なスポーツによって、健全な勤務へ」との考えのもと、本社組織として運動部が発足しました。そして、野球部は硬式に転身、バレーボール部、バスケットボール部が順次創設されました。1957年(昭和32年)には、スポーツ選手の採用を強化し、一致団結の風土づくりとチームの活躍によるブランド力向上をさらに推し進めようと、「体育委員会」を設置しました。初代会長には幸之助自らが就任し、ここに企業スポーツとして本格的な取り組みがスタートします。
※松下幸之助が社内報に連載したエッセーには、早くから活躍した野球部をテーマにした内容が度々登場しました。
「体育委員会」はその後、1994年(平成6年)に「企業スポーツ部」に改組し、2002年(平成14年)には「企業スポーツセンター」と名称変更する中、ブランドイメージ向上への旗頭として、「自立・自活」する存在になるべく取り組んできました。所属チームは一時、6つの競技がそれぞれに強さを誇っていましたが、サッカー部がガンバ大阪へと発展するなど時代の流れとともに変化も経験しました。
そしてこの2020年、当社でのスポーツの位置づけがさらに高まりました。10月1日、スポーツマネジメント推進室が発足し、パンサーズ、野球部、ワイルドナイツ、インパルス、女子陸上競技部を始め、社内の有力なスポーツチームを「パナソニックスポーツ」とのネーミングで、新たなスタートを切ります。パナソニックを代表するだけではなく、日本を元気に、世界の方々を笑顔にする存在として、さらに大きく成長することを目指し歩みを進めていきます。
頂点を目指し、感動を与えたあの戦いがよみがえる
多くのプロ野球選手を輩出している「パナソニック野球部」、毎年、日本代表選手を送り出すバレーボール部(パンサーズ)・ラグビー部(ワイルドナイツ)に加えて、全国レベルで優秀な成績を収めているアメリカンフットボール部(インパルス)、女子陸上競技部(エンジェルス)に関して、創部から現在までの主な戦績を紹介します。
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1950
野球部 創部
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1951
バレーボール部 創部
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1952
本社運動部発足
バスケットボール部 創部
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1956
全日本総合男子選手権(天皇杯) 優勝
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1957
体育委員会発足
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1960
国内初の6人制バレーボール大会 優勝
三洋電機株式会社ラグビー部として創部
松下電工剣道部 創部
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1962
寝屋川球場完成 高松宮殿下が後日見学
松下電池工業 女子バレーボール部 創部
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1964
全日本総合(天皇杯)都市対抗、全日本実業団、国体 4冠達成(日本バレーボール初)
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1965
枚方松下電器体育館 竣工
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1974
松下電工インパルスとして創部
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1977
枚方松下球場開設(枚方へ移設)法政大 江川投手こけらおとし試合
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1980
松下電器産業サッカー部 創部
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1987
松下電工株式会社(当時)のCIスポーツの指定
松下通信・女子陸上競技部 創部
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1990
東京スーパーボウル(社会人選手権) 優勝
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1991
ガンバ大阪発足
女子サッカー部 創部(~1999年)
女子卓球部 創部(~2000年)
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1992
松下電器パナソニック パンサーズに命名
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1994
ライスボウル(日本選手権) 初優勝
企業スポーツ部発足
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1995
東京スーパーボウル(社会人選手権) 優勝
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1996
パナソニック パンサーズに命名
第48回全国社会人大会 優勝(サントリーと同点)
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1997
群馬県太田市龍舞町にグラウンド完成
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1998
天皇杯・皇后杯第47回黒鷲旗全日本バレーボール選手権大会 優勝
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2000
第27回社会人野球日本選手権大会 優勝
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2001
企業スポーツグループ発足
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2002
企業スポーツセンター発足
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2003
三洋電機ワイルドナイツに命名
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2004
ライスボウル(日本選手権) 優勝
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2005
第32回社会人野球日本選手権大会 優勝
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2007
2007-08Vプレミアリーグ 初優勝
ライスボウル(日本選手権) 優勝
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2008
第57回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会 優勝
ジャパンラグビートップリーグ2007-2008 1位
第45回日本ラグビーフットボール選手権大会 優勝
ジャパンエックスボウル(社会人選手権) 優勝
パナソニック電工インパルスに改称
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2009
第58回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会 優勝
平成21年天皇・皇后杯全日本バレーボール選手権大会 優勝
2009-10Vプレミアリーグ優勝
第46回日本ラグビーフットボール選手権大会 優勝
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2010
第59回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会 優勝
第47回日本ラグビーフットボール選手権大会 優勝(3連覇)
ジャパンラグビートップリーグ2009-2010 1位
第94回日本陸上競技選手権大会 1500m 優勝・5連覇 (吉川美香選手)
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2011
平成23年天皇・皇后杯全日本バレーボール大会 優勝
2011-12Vプレミアリーグ優勝
トップリーグプレーオフトーナメント 優勝
パナソニック ワイルドナイツに命名
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2012
第61回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会 優勝
平成24年天皇・皇后杯全日本バレーボール選手権大会 優勝
2012-13Vプレミアリーグ 優勝
パナソニック インパルスに改称
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2013
第62回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会 優勝
平成25年天皇・皇后杯全日本バレーボール選手権大会 優勝
2013-14Vプレミアリーグ優勝
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2014
第63回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会 優勝
平成26年天皇・皇后杯全日本バレーボール大会 優勝
第51回日本ラグビーフットボール選手権大会 優勝
トップリーグプレーオフトーナメント 優勝
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2015
トップリーグプレーオフトーナメント 優勝
ライスボウル(日本選手権) 優勝
ロッテルダムマラソン 優勝(加藤麻美選手)
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2016
第53回日本ラグビーフットボール選手権大会 優勝
トップリーグプレーオフトーナメント 優勝
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2017
第66回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会 優勝
平成29年天皇・皇后杯全日本バレーボール選手権大会 優勝
2017-18Vプレミアリーグ 優勝
トップリーグ ホワイトカンファレンス 1位
第37回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会 優勝
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2018
第67回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会 優勝
2018-2019Vプレミアリーグ 優勝
第38回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会 優勝
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2021
第58回日本ラグビーフットボール選手権大会 兼 ジャパンラグビートップリーグ2021優勝
クラブハウス・練習グラウンドを埼玉県熊谷市に移転