補食について
森田 香織
2023年度のトラックレースシーズンが始まっていきますね!!
中学生や高校生は、全中やインターハイに向けての予選会などが始まっているんではないでしょうか…
レースになると、1日何本も走ったり、大会のスケジュールによってはしっかりとした食事をとるタイミングがなかったりしますよね。
でも、しっかりパフォーマンスは発揮したい!!
そういう時にうまく活用したいのが補食です。
そもそもなぜ補食をとるのか…
人間には、体に蓄えられるエネルギー量が決まっています。
そのエネルギー源をグリコーゲンといい、体の筋肉や肝臓に蓄えられます。
走っているときは、そのグリコーゲンを使いながら体を動かしているのでエネルギー不足になると低血糖になったり、集中力の低下や疲労がたまりやすくなりいいパフォーマンスを維持出来なくなります。
だからと言って、運動前にたくさんの量を食べてしまったり、消化の負担が大きいものを食べてしまうと、お腹が痛くなってしまったり胃に残ってしまったりしてしまいますし、空腹の状態で運動をし続けエネルギー不足になると、体は筋肉を分解してエネルギーに変えてしまい怪我の原因にもなりやすくなります。
アスリートにとってそれはなるべく避けたいことですよね…
なので試合前などは効率よくエネルギー源を補給するのが大切です。
エンジェルスが学生時代食べていた補食を聞いてみると…
☆エンジェルスが選んでいるポイント!!
- 消化にいいもの
- 満腹になりすぎないもの
- 油脂の少ないもの
学生時代は1日2試合あったり、長時間外にいることが多かったため手軽にとれるバランス食品や菓子パンなどを摂っている選手が多く見られました。
今は競技に影響が出ないように消化にいいもの、脂質が高すぎないもの、エネルギー源になりやすいものを選択するようになりました。
例えば、おにぎりならば「ピラフおにぎり」よりも「うめぼしおにぎり」、サンドイッチならば「カツサンド」よりも「野菜サンド」などです。
自分自身の走る距離や、必要なものを考えて選択していくことが大切です。
信櫻の場合…
普段は、疲労回復などでビタミンなどが多く含まれるオレンジジュースを飲むことが多いが試合の時はエネルギー源になる糖質がより多く含まれるリンゴジュースを選択して摂るようにしている。
お腹の中に固形物が残っている状態で、試合に挑むのが好きではないのでゼリー飲料などを利用している。
内藤の場合…
森田の場合…
トラックレースの時はあまり補食を摂らないが、ハーフやマラソンの時はエネルギー不足にならないようにカステラなどを摂るようにしている。
エンジェルスが意識していることなど、皆さんにとって少しでも参考になれば嬉しいです。
自分自身に合った補食を見つけて、よりいい記録を出していきましょう!!